月別アーカイブ: 2014年7月

シンプルなレフアのバッグ

lehua_bagPUNAというショップを運営されているShimamura様より写真が送られてきました。彼女のショップにも、このバッグが新しい商品として掲載されていて嬉しく思います。シンボリックにレフアをあしらったシンプルなバッグは、絶対にわたくしでは考えつかないスタイルのバッグで、ほほーなるほどねー。色も形もとってもかわいらしく、今の季節にぴったり。お写真をじっくり拝見させていただいて、きれいに丁寧に仕上げてきださってまたまた嬉しく思いました。

このバッグをお買い上げくださるお客様がいらっしゃると嬉しいと、メールに書かれておりましたが、わたくしからも、どうぞよろしくお願いいたしますと言いたいくらいです。

モチーフを見て、どうとらえ、どんなデザインの製品になってゆくかは、作品を拝見させていただくまで全く想像できないのですが、こうして写真が送られてくることで、ご本人が楽しく製品をお作りいただいているプロセスを想像すると、本当によかった&これからもよろしくお願いいたします、と思わず写真に頭を下げてしまいました。

彼女のショップや活動も、どうかよろしくお願いいたします。そしてわたくしの望んでいる状況をいち早く感づいてくださったShimamura様にも感謝したいと思っております。

ヒナヒナとクレマチス

photo11失笑を買っているのか、興味本位で探しているのか、このサイトを立ち上げてから売り上げとは別にずーーーっと閲覧され続けているのがHinahinaのピローパターンです。これはKaori姫が、ハワイの島8島全部のシンボルプラントのクッションを作りたいとのことで、どうしても見つからないエアープラント「ヒナヒナ」を描いてほしいとのご要望に合わせてデザインしたものです。つかみどころの無いエアープラントで、火の神ペレの髪の毛とも言われるモチーフを直感的に描いて見ました。嬉しいことにKaori姫がすぐに作って仕上げてくださったのが写真の作品です。全体的に銀色の植物ですし、カホラヴェ島を表す色もアクア&グレーとなっているので、きちんとグレーを選んで制作して彼女のコレクションに加わったことを嬉しく思うのです。

Webまた、最近は、季節柄クレマチスを探して来る方も増えたようで、ご覧になる方が増えているようです。これは、サイトを見て模写しやすいデザインなので、

買うより見て真似して描いちゃえ♪
という使われ方をしているのかもしれませんね。

なぜなら、ヒナヒナもクレマチスも見られている割に売れた事が一度も無いので。(まったく失笑です。)
クレマチスは実は様々な種類があって、日本でも園芸品種として大変人気がある花です。以前サカタのタネが発売している「園芸通信」という小冊子も4~5月頃のクレマチスの季節になると特集を組んでいるのを見たことがあります。蔓の種類もあるので、垣根を美しく飾っている写真が掲載されてたことを覚えています。

パターンの価格はそれぞれ500円。コンビニでコピーすれば10円で済むものを500円という高価な値段で売るなどけしからん。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんし、こんなもの無料で提供してよ。と思う方もまたいらっしゃるかもしれません。でもね、ピローの小さなパターン1枚描くのに1日以上かかることもあるので、閲覧→気に入った→購入となってくれたら幸せと、勝手に妄想してしまう自分が居るのでございます。今月末まで、送料無料でご購入いただけますし。

しつけに11時間かかりましたって。

hayashi_shitsuke_300埼玉の教室に長く通ってくださっていて、もう個展ができるではないかと思うほど作品を作っておられるKotoe Hayashiさんが、いよいよウィールハンギングのカット講習にチャレンジされました。お選びいただいたデザインはハイビスカスで、さすがにセレクトされた色も、モチーフのイメージそのままで、ご本人も満足されたそうです。北村先生が指導にあたり、布を重ねて切ることや、ベース布とのあわせ方など、たくさん作品を製作してくださっている彼女でも、ご自分が縫い始める前のプロセスを経験されるのはピローのカット以来初めてのことだったので、いろいろ新しい経験をされたことと思います。

埼玉の教室では、作品はキットでの購入となっているので、カットやしつけなどはあまり教室では行っていません。生徒様はきちんと美しくカットされしつけされたものを購入して縫い始めることができるという運営方法をとっています。これは、師事するハワイの作家と同じやり方で、教室によっては生徒さん自身がパターンを使ってカットするという方法をとっているところもあるようですが、この教室は、ハワイでのやり方と同じにしています。

quilt_txt_300というのは、布の切り出しや、カット方法、ベース布とのあわせ方にも、きちんとしたやり方が定められているからです。それは、いままで直接指導を受けることで伝えられてきていました。北村先生のようにきちんと指導できる人なら安心ですが、そうでないと少しづつノウハウが変わって行ってしまうかもしれません。そこで、作ったのがこの「ハワイアンキルトの教科書」です。これは、ハワイの有名作家の手法をひとまとめにした本です。ばらばらに存在していた手法を集め、図版なども新たに描き直しました。直接講習を受けることができない方や、ほかのやり方に興味のある方、是非一度お手にとってご活用ください。巷のハワイアンキルトキットを見ると、しつけがとってもいい加減なものが多いのですが、時間かけてあわせたキットで一番大切なのはこのしつけです。ハワイアンキルトはアップリケした後に、同じところに落としキルトやエコーラインなどを施すので、しつけがいい加減ですと、工程が進むにつれて、布がよじれたりキルティングの本数が左右で違ったりすることになるので、本当はしつけがとっても大切。と、講習をお受けになったHayashiさんは、110×135cmのウォールハンギングのしつけに11時間かかったとお話されていたそうです。これを聞いてどのように感じられるかはそれぞれですが、縫う前に美しく仕上がったハイビスカスを彼女はうっとり見つめたそうです。写真のピントが合っていないのが残念ですが、美しいしつけ、目をこらしてご覧になってみてください。

ハワイアンキルトの教科書を読もう!

quilt_txt_300このハワイアンキルトの教科書は、きちんとしたハワイアンキルトの製作方法を知らせる書籍や資料が無いことに気づき、2012年1月に最初の版を執筆したものでございます。最近では、ハワイアンキルトの指導者をまじめに育成する機関や団体なども目立ったところは見当たりませんし、キルト関連の雑誌や書籍は、写真付きで説明をしてくれているものは数多く出ておりますが、写真と写真の間のプロセスを知りたいのですけれど、と不満を感じてしまう内容のものばかりでございます。

第一版を作ったときは、ごく少数の方のために編集したのですが、2年半ほど経ったいまでも、ノウハウについての不安感はつのるばかりの世の中の事情で、第一版の内容に修正・加筆を施して、新たに書籍としてまとめたのが、この本です。

txt_img1何百冊も作るのはあまりにリスクが大きく、とりあえずいつ無くなるかわかりませんが、完全手作りで100冊用意いたしました。内容や目次の詳細などは、商品説明ページをご覧になってください。ほかの雑誌や本で、「布を折ってカットします」と一言で説明されている項目を、超細かく図版を添えて説明しています。その他、教室運営に必要なカリキュラムやキットについても、ちゃんと説明しています。さらに巻末に、ピローのパターン10種を収録しているので、超超お買い得な3,800円でございます。限定100冊。次はいつ製作できるかわからないので、いいな?と思ってくださったら、是非お買い求めください。今は、送料無料中です。ページの感じはこんな風で、大きな図を見ながら、ちゃんと作品を製作して行くことができるように、一生懸命に考えて執筆した本です。数あるハワイアンキルトの手法のひとつとして、参考にしていただければ、最高に幸せでございます。

バッグ&ポーチ

angels_bag_kaiho柏と志木で教室を主宰されている海保先生のバッグ&ポーチです。

ます最初はエンジェルス・トランペットのバッグです。マチ部分のキルティングステッチもきれいに仕上げられていますし、バッグ全体の仕立ても完璧です。海保先生の好きな色合いで、清楚なバッグに仕上がっていて、まるで売っているもののようです。最近ちまたでそれなりの仕様のバッグを安価で手に入れられるようになるなか、全て布で仕上げたバッグは、良い意味でも悪い意味でも手作り感たっぷりに出来上がるので、中には絶対に持ちたくない!という方がおられます。海保先生は、パッチワークの指導者としての資格もお持ちなので、両方の良い点をうまく作品に活かして、このバッグのように、どなたでも使ってみたくなるバッグを仕上げてくださいました。バッグのデザインでは、モチーフの一部を入れる場合花や葉の切り方を間違えると、何の花かわからなくなるので、このバッグのようになるべく全体が入るように配置をすると素敵に見えますよね。また、エンジェルストランペットは、下向きに花が咲くので、そのままその姿をデザインに写し取ると、自然に見えます。

honu_bag_kaiho次はホヌ&プルメリアのバッグインバッグです。中にいくつかの仕切りやポケットがついていて、バッグの中に入れて使うタイプのバッグです。どうしてこういうデザインが成立するのか、実はよくわかっていないのですが、基本のデザインは自分が描いたものです。想像の上のハワイ?ホヌとプルメリアは人気のモチーフ?とかなんとか自分に問いながら描きました。以前海保先生の色の好みについて書いたことがあるのですが、この作品は、それを読んでご自身が冒険された色だとおっしゃっておられました。確かに彼女にしては珍しい配色です。でも、この作品を制作されているときはちょっと新鮮で、楽しかったのではないでしょうか?でも、フラの仕事をしていた時にも思ったのですが、ピンクって本当にみんな大好きな色なんですね-。色に困ったらピンクにしとけ!なんていうことがよくありましたから。

angelfish_pouch_kaiho最後は綿サテンで作られたエンジェルフィッシュのポーチです。ファスナー部分にハイビスカスの描かれたククイが取り付けられています。さわやかな夏を意識したできあがりです。少し大きめで、ソフトなスクエア形のポーチは、キルティングにラメ糸が使われています。ラメ糸を使ったキルティングは、よく使われる手法です。また、この作品のように、目にスワロフスキーや、スパンコールを使って楽しく仕上げるのも小物ならではです。

アイテムが違っても、作風が一貫しているのが、ハワイアンキルトの面白いところです。同じhonu_pouch_kazukoモチーフ同じデザインでも、制作する方が変わると仕上がりも変わります。このポーチは海保先生と同じデザインですがこんなにも仕上がりが違って見えます。これは甲府で教室を主宰されてる村上先生の作品です。たまたま色も同じだったので、比較して見て面白いな~と思ったのでございます。海保先生は、お花が好き、村上先生はホヌが好き?なんて作品を見て思うのです。

ルイ・ビュトン。これ、ものすごくうけました♪

LVこのバッグは、ルイ・ビュトンのパロディバッグです。モノグラムと呼ばれるモチーフをアレンジしたものです。なんとかハワイアンキルトでブランドバッグを作れないものか?とつまらないことを考えていて、最も人気のあるルイ・ビュトンをモチーフとしてみたのです。

わたくしは、ビュトンのバッグを一つでも購入できる経済力が無いので、このバッグを持って直営店に出入りしてみようかしらんと考えたのでございました。もしかしたらビュトンの店員さんに「そのバッグどうされたのですか?」なんて聞かれてしまったら、「本当はビュトンのバッグがほしいのですが、購入することが出来ないので、自分で作ってみました。すみません。」とかなんとかやりとり出来たら、本望でございます。
と、かなり個人的な理由で、パターンをデザインました。これをおもしろがった北村京子先生がすぐに形にしてくださったのです。

思いのほかルイビュトンらしさが出て、いいじゃな~い。表と裏とデザインを変えたことで、らしさが増した感じです。ハンドルの部分などをさらにリアルな感じに仕上げたら立派なパロディバッグとして成立するかもしれないと、嬉しくなってしまったのです。ルイ・ビュトン様には失礼なので、LVのロゴは入れませんでした。ですが、このデザインとこの色で、どなたにお見せしてもどこのブランドかすぐにご理解いただけたのがまた面白かったです。で、みなさん是非作ってみたいとおっしゃってくださったので、パターンを差し上げました。さすがにパターン代はいただけませんです。これに関してはね。

このパターンがほしい!という方お気軽にお問合せください。30×30cm、マチ幅4cmのスクエア型のバッグに仕上がるパターンは無償で提供中です。

10日でできちゃった~

suzuran_hirano_300ついこの間ご紹介させていただいたLily Of The Valley(スズラン)のピローがひとつ出来上がってきました。埼玉の北村先生の教室で作品を制作されているHirano様です。彼女が

「10日でできちゃった~。楽しかった~。」とおっしゃったそうです。

すばらしい。良かったです。楽しいのが一番です。

さわやかなサークルパレットがきっと新鮮だったのでしょう。この季節にぴったりの涼しげな色で、このままピローとしてでなく壁に飾ってくださるとのことです。色の変わり目に注意しながらパターンを描いたものですので、作りやすいはずだと思ったのですが、まさか10日間で仕上げてくださるとは思いませんでした。ありがとうございます。また、わたくしが最もお聞きしたい「楽しかった」のお言葉をいただけたことに感謝いたします。以後も楽しく作っていただけるものを描いて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

Iolani Palace Coronation Stand

Iolani Palace Coronation Stand_600山梨県甲府市の村上和子先生より、Iolani Palace Coronation Standをカットしたと、お写真をいただきました。松明の灯りが普通だったハワイに初めてヨーロッパからガス灯が導入されたことを記念して作られたデザインと言われている古いデザインパターンです。このデザインの詳細は、上のリンクから内容をご参照ください。

わたくしたちは、こういった過去のデザインパターンをトレースしてカットするということも随時行って、モチーフについてや、歴史的な背景などを楽しく語り合ったりしているのです。昔のデザインって本当に素敵なものが多くてうっとりしてしまいます。

Mokihana Maile_600同じくこれはMokihana and Maile Lei をカットしてみたところです。これはハワイの某有名作家が初期のころに、昔のデザインを一部描き直して制作された作品です。このパターンについても、ショップに詳しく詳細を記載しています。これは柏と志木で教室を主宰する海保佐友利先生がカットされたものです。最初正しい作品名がわからずに、調べるのに苦労しました。

日本ハワイアンキルト製作所サイトでは、こういったパターンを記録してご紹介していますが、販売は行っていません。というのは、過去に埋もれてしまいそうなデザインをトレースして皆様にご紹介することも大切なことと思っているからです。また、写真はあっても、原寸パターンに描き起こすことや、データとして記録することは手間のかかることなので、そう簡単にはできないのも事実です。わたくしたちの間では、描き起こしと原寸パターン製作の実費をやりとりしています。先生方も貴重なパターンを所蔵することができることを喜んでくださっています。ショップの非売品パターンは、制作したいと希望される方に、パターンをお渡ししております。チャレンジしてみたいという方、是非お問合せください。

ちなみにこの作品の色は、両方とも写真として残っている作品そのままの色で、再現しました。現代では見られない世界の作品を手がけてみていただきたいと思います。お問合せはお気軽にどうぞ。