月別アーカイブ: 2016年2月

フラミンゴのバニティ

OP140_150そうでした。このパターンはまだ販売しておりませんでした。なのにKaori姫が仕上げてくださいました。今日は2月最終日で、3月になったら、新しいパターンを追加しなきゃと、反省しておりましたが、この作品がわたくしを後押ししてくださいました。
1月、2月、3月は、本業(というか、もう30年以上やっているので、そういったほうが正しいと思うので。)がいつでも忙しいので、ショップを放置してしまいがちになるのは、いけないことといつでも思うのでございます、ですが、残念ながら、パターンを売るということだけでは、とても生活はしてゆけません。なので仕方ないと思うのでございますが、こうしてまだ売っていないパターンの作品が出来上がってくると、あせってしまうのでございます。ありがと!Kaori姫。kaori_flamingo1

まず、正面から見たところ。パターンの画像と照らし合わせてみていただくと、なーるほどね!と思っていただけるのですが、フラミンゴが群れをなしているところを、バニティにしたら、面白いのではないか?と思ってデザインしました。でも、フラミンゴをモチーフにしようと思ったのは、ローラライハリスの生地のモチーフになっていたことがきっかけです。ああ、フラミンゴね。面白そうなんて、ずいぶん前にモチーフは描いておいていたのですが、何にしたらいいのかが、思いつかなかったので、ずっと眠ったままのモチーフでした。現在ショップで販売しているパターンは、まじめにバニティにしたらどんなものがいいのか?というコンセプトで、揃えたラインナップだったのですが、これを含めた10種は、ティキだったりハロウィンだったり、クリスマスだったりするので、別に今じゃなくてもいいかな?なんて放置してしまっております。でも、こうして作品が完成するという状況で、Kaori姫の完璧な仕事と、作品の持つ説得力で、どなたかがパターンをご覧になって、作ってみよう!というきっかけになればと、この作品を拝見して決心しました。kaori_flamingo2B

側面および、中の様子もお写真をお送りくださったので、どうぞご覧になってください。中のづトライプ柄も超かわいい。そのことについてKaori姫は
「フラミンゴをしっかり縫ったので、中も負けてられない!と、可愛いのを選びました」とおっしゃっておられます。うん、まったくその通りです。さらに、「オトナ可愛い」ともおっしゃっておられます。そんな風にパターンを解釈してくださったことにも感謝させていただきたいです。ありがとう。
それと同時に、このバニティというアイテムは、いろいろな仕立て方があるのだということも痛感いたしました。

4つめはククイ

4つ目が出来た!とお写真をお送りくださったのは、もちろん北村先生です。いくつも制作されて、パイピングに、この位置でファスナーを取り付けるという仕様でゴー。となりました。このデザインは、フラを学んでおられる方に喜んでいただけるかな?と思って描いたものです。なのでマイレと組み合わせました。昨日、ハワイで結婚式を挙げらた方のアルバムを編集しておりましたら、ありました。お婿さんの首にマイレのレイが…。お嫁さんのほうにピカケのレイ?なんてお写真を探しましたら、今回は男性だけでした。
kitamura_kukui_vanity800

古典フラ=カヒコっていいます。このカヒコを踊る際に、パラパライのレイの代用品として、ククイを使うことがあるのですが、その場合でもメインのレイはマイレなので、このバニティのイメージは「カヒコ」と思って描いています。ナチュラル仕上げのククイと、黒もしくは茶色をイメージした、パープルのククイの組み合わせ。という感じです。
こうして描いたものを、ただの絵柄として見るのではなく、これは対象物があるのだ。その対象物は、独自の色を持っているのだ。それをパターンの基本色としてご提案させていただいているのだ。と思ってサイトのパターンをご覧いただければといつも思っています。
この、ククイを知っておられる方は多いかもしれません。手芸用品の店でもよく見ます。ハイビスカスやホヌ(亀)が飾りで描かれているのをポーチやバッグにつけたり、リボンレイなどにも使うと、ハワイアンな感じがするのかなあ。ククイはキャンドルナッツと呼ばれていて、実から油をとって、明りとして使われていました。その実は結構おいしいようで(わたくしは食べたことはございません)、マカダミアナッツのような食感らしい。手芸用品店で見られるククイは、殻を磨いてあのよく知っている形になります。自分で作ったら、ククイのレイは18個ほどつなげられているので、相当な時間がかかりそうですが、スワップミートなどで売られているククイは、びっくりするほど安い。わたくしも、いっぱい持っています。

パイナップルのバニティ

北村先生より「パイナップル、出来たー。」と送られて参りました。これで3個目です。今回も新たな仕立て方で制作されていて、そのコメントは「パイピングコードを入れるとかなりフタの形がはっきりして良いです。」
ほんとに!どんどん製品ぽくなってゆく。kitamura_pineapple_vanit800

今回は、革の持ち手がついているところも新鮮です。布ではない素材には抵抗があると思うかもしれませんが、別の素材と組み合わせると、ぐぐっと商品に近づいて、なんだか嬉しく思ってしまいます。だってとてもかわいいもの。
北村先生は、素材の研究家&チャレンジャーです。パターン馬鹿のわたくしに、いろいろなことを教えてくださいます。そして、作品制作=商品になるように。と高いスキルと激速で作品を仕上げてくださるのです。そして、出来上がる作品は、パターンの色に忠実だから、参考になるところもうれしい。
北村先生を知る人は、彼女の作品完成速度について「特別だから。」なんていうけれど、ここまでずーーーーっと北村先生を見ていて思うのは、楽しくってしょうがないからどんどん出来ちゃう。その結果、制作期間がどんどん短縮されている。というのはまぎれもない事実でございます。加えて、彼女は昼間、レギュラーの仕事を持っているのです。それだから余計、「北村さんは、特別なのよ~。」なんて言われちゃう。いろんな理由で、作品がなかなか出来上がらないことを語るという人と正反対。教室も主宰されているので、先生として、生徒様より多くの作品を手掛けている必要があることも、十分理解されているのです。素晴らしい!これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

ハワイの自生種

わたくしが常に使っておりますハワイの植物図鑑に最初に紹介されておりますのが「ハラ」(シマタコノキ)です。自生種は、人が栽培管理しないで、育つ種類のことで、太平洋を流された種や、流木が海岸にたどりついて、育ったものです。イリマなんかも同じ自生種の仲間なのだそうです。海の近くに不思議な植物があるのは、流れついて頑張って大きくなった結果だというのは面白いです。
hayashi_hala_800これが「ハラ」のピローで、いつも人がなかなか作らないデザインを選んで制作してくださいますHayashi様の作品です。Hayashi様は楽しく縫ってくださったと、北村先生からお聞きしました。彼女は、キルトラインも忠実に制作されるので、わたくし自身もこの作品が仕上がるのを楽しみにいたしておりました。全部完璧に仕上げると、ハラの実の雰囲気がよく伝わってまいります。きっちりラインを入れるところと、そうでないところ
の組み合わせで、植物らしさを縫い上げてゆくのはやっぱりハワイアンキルトの王道!っていう感じが素敵な作品です。
このハラの葉をハワイの人は「ラウ・ハラ」と呼んで、籠やマットに加工して使います。ラウ・ハラの材料は、この植物だったんですね~。ハラにはパイナップルみたいな実がなるのですが、この実と葉のつき方が、タコみたいに見えるのです。hayashi_hibiscus_p_800

ハラを制作されたHayashi様は、実はピンクが大好きです。このハイビスカスも、Hayashi様の作品です。なので、ハラを作ってくださったというのは、珍しいことなのかもしれません。このパターンは、2色で制作しても楽しいかな?と思って描いたパターンです。花を大きくすると葉が小さくなる。葉を大きくするとハイビスカスじゃなくなって見える。花と葉、同じようなボリュームでレイアウトするとどうなるか?と描いたパターンです。これは、ハラと同じく、キルトラインを入れることが大前提で、Hayashi様のように、きっちり制作してくださる方にはぴったりのデザインです。
DSC_2364最後の作品はPUNAのShimamura様ティリーフです。白地に深い赤(ボルドー)で制作されたこのティリーフは、Ti Lilinoeと呼ばれる赤い葉をイメージして制作されたのでしょうか?ハワイでは愛好家によって多くの種類が生み出されました。英名Goodluck Plantと呼ばれるのは、ハワイの人が幸せをもたらすと信じて、自分の家の庭に植えたり、食べたりしたそうです。なた、このティは、レイにされたり、グラスパウという、葉で作られたフラの衣装として使われたりする植物です。葉に艶があって、とても奇麗な植物です。Shimamura様が、制作されたこの作品が、幸せをもたらすことを心から願っております。

初めて形になりました

kaiho_lehua_vanityOP0032これは、レフアのバニティです。Kaiho先生が制作されました。円形バニティケース用パターンで直系16.5センチ、高さ7cm。で、新しいバニティケースのパターンより、小さめです。Kaiho先生は、生徒様からのオーダーで、これは大きさ感を見ていただくために、見本として制作されたのだそうです。日本ハワイアンキルト製作所サイトで、初めてパターンをご購入くださる方は皆、100円~300円くらいのパターンを何点かお試しで買ってみよう。という方がほとんどなのですが(そのお気持ちよーくわかります。だって怪しいものね~。)、最初のセレクトに、この「レフア」もよく含まれています。わたくしは、ご注文くださる方全員に、発送時にお手紙を入れておりまして、その中に、作品のお写真を、お送りくださるようにお願いしております。パターンは売れるのに、なかなか作品のお写真を拝見することができないな~とずっと思っておりましたところ、Kaiho先生が、完成させてくださいました。ご本人いわく
「細かいから結構大変だと思ったけれど、とっても楽しく作ることができたわよ。」
とおっしゃってくださいました。底に、クリアーホルダーを丸く切って入れてあるので、しっかり自立するのだそうです。Kaiho先生がせっかく見本として制作されたのに、生徒様からは、これでも大きいということでしたので、何にお使いになるの?とお尋ねしたところ、糸だけをまとめて収納したいそう。糸の高さがあればいいのだそうで、このお話をお聞きして先生ってほんとうに大変なのだな~と改めて思うのでございました。kaiho_lokelani_pouch_800

kaiho_crown_pouchそのほか2点のポーチ、Lokelaniとクラウン、いすれもマチの少ないタイプのものも制作されました。
パターンのどこをどのように作品にするか?ということを、わたくしのお客様たちもお考えくださるのですが、小物のパターンはモチーフひとつひとつがバラバラになっているので、ご自分だけの作品を作りやすいのかも知れないと、改めて思うのです。作品を拝見して、どうしてこの色なんだろうって思ってしまうわたくしは、このブログに掲載させていただく作品から、自身が保守的すぎるんだぞ、と改めて皆さまから教わるのでございます。

ハワイアンキルトパターン無料ダウンロード

これはもしかしたら、わたくしの一番嫌いな言葉かもしれません。でも、とても日本人的なキーワードだなあと思います。でもね、この言葉で検索すると、わたくしのサイトはかなり上位に表示されるので、そこから見つけてくださる方もいらっしゃるでしょう。やったー!と思ってこられても、全部有料なの見て、がっかりなんて人も居られるかもしれません。
無料でパターンをゲットしたい人がある程度の数いるのに、多くの指導的立場におられる方は、自分が描いたパターンが大事だから、回りに対して「真似しちゃいけない」とか「著作権がどうの」とか「人に見せてはいけない」ということになってしまう。パターン描くのって大変なので、そういう指導者のお気持ちはよーくわかります。それなのに無料でパターンをほしがる人が結構いるから、バランスがとれません。

わたくしのサイトのパターンなんて全部無料にしちゃえばいいじゃない。と思われているかもしれませんが、そう思った時、ご自分が描いたパターンが無料だったら悲しいのではないでしょうか。
minipatternたとえばこのパターン。41種の20×20cmのパターンがセットになっていて、3,500円で販売しています。
1点あたり85円の計算です。この中の一番簡単で誰にでも描けそうなパターン「アンスリウム」を、85円出すから描いてよって言われて。はいと快く請け負う日本人はそんなに居ないのではないでしょうか?
そしてご自分が作品をお作りになるのに、85円だって払うのがいやだという方が「ハワイアンキルトパターン無料ダウンロード」ってインターネットで調べるのかもしれません。ですが無料ダウンロードの対象となるパターンを、誰かか描いているのだということに気づいてほしいと思うのです。

作品制作の過程で、パターンの占める割合は、いつも申し上げておりますようにそれほど大きくはありません。でも、これが無いと何も始められないのも事実です。多くの方はご自分が描いたパターン(デザインともいう)を真似されることはいやだから、パターンの論争は無くならない。ときどき、そんなに大切なら、真似されないように人に見せなきゃいのに。と思うのですが、でも、素晴らしいハワイアンキルトを多くの方に知っていただくには、作品になったパターンを見せるということは必要不可欠なのに不思議だな?ってずっとずっと思い続け来ました。

日本ハワイアンキルト製作所サイトのパターンは買っていただくために安いお値段に設定しております。気持ちとしては、無料よりちょっと高い。でも、わたくしの描いたパターンを見て、刺激されて、自分も描いてみようと一人でも多くの方が、自分でデザインを描きたいと思っていただけることも強く望んでいます。(デザインは真似からスタートするものですから)なので、モチーフのことや、どう思ってデザインを作成したのかということも、このブログやサイトに書いたりしているのです。パターンで縛られることなく、素晴らしい作品を誰もが自由に作ることができるようになればいいなと思っているのは本当です。

パターンを公開して売るということは、それほど儲かる話ではございません。安くしてるからもっと買ってほしいのにと思っています。買ってほしいということをいうために回りくどい自分がいるのでございます。
すみません。

バラが大好き!!!!!

先日いつもファブリックのデザインを受けているクライアント様から、「バラとレフアが人気です。バラのレイとレフアのレイの柄を描いてください。」というオーダーが。ふうーん。バラね~。やっぱり女の人はみんなバラが好きなのね~。バラといえばマウイ島だけど、有名なマウイローズのハワイアンミュージックってそんなにないのにな~。でもいいのです。仕事ですから。なんでもやります。
反面、ハラウ(フラの教室)オリジナルパウやTシャツのオーダーは、圧倒的に「モキハナ」なんですね。若くて元気のあるフラの先生からは、モキハナが愛されているようです。

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asano_lokelani_bag_800そうか~バラね~。と作戦を練っておりましたら、ブラウン系ロケラニのバッグを制作してくださり、このブログでも以前ご紹介させていただきましたバッグの「赤」バージョンができあがりましたとAsano様からお写真が送られてまいりました。これ、ギフトだそうです。
Asano様より、今朝こんなメールが届きました。

「ハワイアンキルトを知らない人に私の作品を見せたところ、これって和装にも合うんじゃない?って。軽くてお洒落だし案外着物に合うお洒落なのってないのよって。
そうしていた所、赤のロケラニバッグは着物を着てお茶を習いに行かれるという女性のもとへ行くようになりました。
なんか色んな枠を超えて出来る可能性みたいなものを凄く感じる出来事でした。」
お茶を習いに行かれる女性にプレゼントされるのだということを知り、中布が千鳥格子な理由もよーくわかりました。それにしてもうらやましいです。プレゼントされる方。前回制作されたものと比較しますと、パターンを90回転して制作されていて、ちょっと雰囲気が違うのは色と構図のせいかもしれません。ブラウンのバッグのほうは、昨年のキルトショーにご出展いただき、わたくしも実物を拝見させていただくことができました。そのバッグをご覧になた方が、「このパターンはないのですか?」と会場で聞いてくださるということもございました。asano_glasscase1_800そしてAsano様をはじめ、多くの方が「バラが好き」ということをここでも教えられたのでした。

なぜなら、このお写真も一緒にお送りくださったからです。これは、ロケラニのバニティ用のパターン(本体のパターン)を切り取って、メガネケースを制作されたとのことです。パターンは、切り込みを入れる仕様になっておりましたが、Asano様は、キルトラインで、ロケラニを表現してくださいました。
本来のロケラニはマウイ島の花なので、ピンクで制作されるのかなあと思っておりましたら、お写真のような、鮮やか系の赤と落ち着いた赤と、2種のお写真をお送りくださいました。わたくし自身は、パターンの定番の色という感覚から、なかなか離れられないので、このような色の作品を拝見させていただくと、自分の頭の中がかちかちになってしまっているな~と反省するのでございます。いかんいかん。
わたくしの希望は、和服の女性が、Asano様のバッグを持っておられるところ、拝見したいな。ということでございます。メールの中で、Asano様もおっしゃっておられましたが、ハワイアンキルトという枠を超えて、多くの方が気に入ってくださるということは、素晴らしいことと思います。

Hula Impliments

nohira_hula_impli2_800昨日ご紹介させていただきましたWhaleのバッグを制作されたNohira様は、並行してウォールハンギングも作っておられます。彼女の御親戚がフラを学んでおられることはお聞きしておりましたが、結構大変なこのパターンをご自分でカットされ、現状、アップリケが終了されたとのことで、お写真をお送りくださいました。パターンは「Hula Impliments」です。最初ガラケーで撮ったという小さいサイズのお写真がわたくしの元に届いておりましたが、もっとおっきいの、送ってくださーいとお願いしましたら、このお写真が届きました。ロイヤルカラーを少し外し、それでもちゃんとロイヤルカラーを感じさせる色で制作されているこの作品、いい感じに仕上がりそうで、今から楽しみです。このパターンに描かれているのは、すべて、フラに使う楽器で、ウクレレ(四隅に入っています)イリイリ(ウクレレの下にある楕円のもの)これは石の楽器で、ハワイで自分のイリイリを拾うという人もいます。片手に二つ持って、カスタネットのように手の中で石をぶつけて音を出します。プイリ(イリイリの下にあります。)これも打楽器で、竹に細かい切れ目が入っていて、両手に1本づつ持って、ぶつけて音を出します。イプ(中心部分のストレート方向に入っています。)ウリそのもので、中を抜いたもの。手で持って胴の部分を叩いて音を出します。大きなものはイプヘケといわれ、古典フラのチャントのリズムを刻む際に床にぶつけたり胴を叩いたりして使います。イプは、ダンサーが使いますが、イプヘケは、ハワイのクムフラ(先生)や、教室を代表する先生が使います。中心部分のバイアス方向に入っているのが、ウリウリ。上に鳥の羽根(だいたい赤と黄)の大きな飾りがついていて、本体は小さめのウリでできています。ダンサーが振って使い、マラカスのような音がします。フレームの上下に入っているのがパフドラムです。これもクムや先生が、古典フラのリズムを刻むのに使います。なんてパターンのことをくどくど書いても意味がないかもしれませんが、わたくし個人としては、パターンに興味を持っていただきたいと心から思っているのです。音の出ない世界のハワイアンキルトですが、モチーフの出す音を感じながら制作すれば、素敵な作品が出来上がると信じているのです。パターンに意味があるから、ハワイアンキルトは楽しいと思っております。
制作されておられるNohira様は、きっとフラが身近にあるのだろうと思うのです、だってこのパターン、知っていなければ選ばないデザインだと思うからです。

Whale~!

whale_800いまさらバニティと言ってそれでも、22種のパターンを描き、現状12種を日本ハワイアンキルト製作所サイトで公開しております。一番の人気者は、Whaleで、これは北村先生が制作してくださいました。この写真を見ていただければ、パターンの意味もよくわかっていただけるのでは?とも思うのです。パターンだけ見て、わかる人はそう多くないとよく人から言われるので、パターンと一緒に完成した作品の写真を掲載するのが、わたくしの夢なのです。北村先生はいつでもパターン通りの色で制作してくださいますので、パターンがそのまま立体になったようで、いつもとてもうれしいです。
このデザインは、クジラとクジラの尾、水しぶき、海。などの要素全部でクジラをイメージしていただければと考えたもので、バニティにしなくても楽しいデザインになるのではとも思っておりました。nohira_bag

そしたら、このお写真が送られてまいりました。Nohira様の作品です。Whaleのパターンをご覧になった瞬間にバッグにしよう!と思われたのだそうです。このバッグはお孫さんからのリクエストなのだそうです。ご自身のコメントは
「子供用のショルダーバックは孫達からのリクエストです!ホエールの顔が あまりにボケすぎですね
邁進あるのみでーす」ですって。
これは、バッグの形状にWhaleをレイアウトしなければいけなかったのだろうとすぐに気付きましたし、プルメリアがプラスされていて、とってもかわいいです。ふたの縁のカットもかわいい素敵なバッグに仕上がっていて、参った~と思いました。写真が少し見にくいかもしれませんが、色がとてもきれい。って思っておりましたら、Nohira様はすべてKona Cotton®をお使いになっておられるそうです。前にも書いたかもしれませんが、黄+青は幼児色といわれていて、子どもさんのものにはぴったりの色です。明度・彩度を考えた品のよい作品。ピンクがポイントになっています。(中袋もDカンもピンク)lokelani_vanity_800

ピンクなら、Lokelaniです。これも北村先生の作品です。気づいていただけました?これ、Whaleと仕立てを変えているのです。ファスナーの位置を下に下げて仕立ててくださいました。このロケラニは、新しいモチーフの表現をしたもので、とっても作りやすいデザインです。この作品、わたくしは大好きです。いつも、パターンを描きながら、完成作品のイメージを頭で想像してデザインするのですが、これは全く思った通りのイメージで作品が仕上がっていて、北村先生、さすがだな~と改めて感心しました。女らしい、かわいいバニティができるパターンです。taro_vanity_800

最後は、今まで1枚も売れていないTaroのバニティです。売れそうもなから、わたくしが制作し、北村先生に仕立てていただいたものです。ベースはBella Solidで、モチーフは布を切り刻みたくなかったので、余っていた7088を使っています。作り上げてみて、んーやっぱりこれは特殊だな。と思いましたが、わたくしが制作しない限り、こうした完成の姿は一生見られないと思ったわけでございます。みなさんに嫌われても、わたくしが描いたものなので、こういう問題パターンにも、スポットをあてようと考えたのでございます。失敗のデザインは、売れっ子たちの引き立て役として頑張ってほしいと思っております。

イリマ

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これは「イリマ」のベッドカバーです。Koari姫が4年かかって完成させた、久々のベッドカバーです。窓にかけてお写真をお撮りくださったようなので、中心部分にほんのり裏地が見えていますが、オレンジ+ブルーのソリッドの生地を使っておられます。Kaori姫は、イリマが大好き。いくつかあるイリマのパターンから、「Ilima1」をベースにベッドのパターンを。とご依頼を受けて描いたのは、4年前でございました。すごく驚いたのは、好きなモチーフがあるというKoari姫の造詣の深さで、モチーフに興味があるというその姿勢です。このモチーフが好き!というところ、見習わなければならないと思うのです。わたくし自身なんでも好きなので。
ilimaleiフラを学んでおられる方なら、イリマの花を何枚も何枚も重ねて作る、あの黄色いフカフカのレイを思い浮かべてくださるかもしれません。ロイヤルレイともいわれ、昔は身分の高い人しか身に着けられなかったといわれています。そしてこの花は、みんなの大好きなオアフ島の花でもあります。フレッシュレイの直系は、3cmほどなので、花の直径も同じほどのサイズの可憐な花です。なかなか本物のイリマのレイは入手ができないので、今は、プラスチックでできたそれでも結構リアルなイリマのレイが出回っています。PFW042ilima_imgKaori姫は、ずっとこの花が好きだったので、自由に作品を制作できる今、イリマのベッドカバーを制作したいと考えてくださったとわたくしは、信じております。パターンでは、花の中心部分は小さく切り込みを入れて仕上げる仕様になっておりましたが、彼女は、切り込みを入れず、ベースと同じブルーで、刺繍して花を表現されました。(写真をよーーく見てみてください。)4年かかったけれど、楽しく縫っていただけたとメッセージをいただきました。多くの要素を表現できるベッドカバー、特に、植物をモチーフとした作品を拝見できるのは、久しぶりのことでございました。アンティークのキルトで、現存しているものの多くは、ベッドカバーサイズのものがほとんどで、やっぱり勝負はベッドカバーなのね~といつも思うのです。いつも完璧なスキルで作品を仕上げるあKaori姫のこの作品。見せていただくことを、楽しみにいたしております。