月別アーカイブ: 2016年5月

猫のバッグとおそろいのポーチ

新しいミニマルシェのパターン。本体と底を別売にしています。でも、別売にするということは、どういうことなのかは、わかりにくいというご指摘を、北村先生からいただきました。作ってみればわかるかも。と、ご協力くださいました。kitamura_catbag

そうなんです。こういう感じをイメージしたのでございます。バッグとおそろいのポーチを作ることができます。ここまでは北村先生が仕上げてくださいました。ポーチのの目、ちゃんと小さくなっていて、さすがだなあと思うのでございます。だって、わたくしが制作すると、こうはなりませんから。ちなみにまだ、持ち手がついておりませんので、仮想イメージで画像を加工いたしました。わたくしの母と、姪が、このバッグをほしがっていて、都合わたくしは、同じバッグを3個作ることになりました。1つは完成させたのですが、あと2個同じものを制作することができずに、途中から北村先生とKaori姫に頼んでしまったのです。北村先生にお願いしたほうは、Kaori姫のものより、工程がすすんだ状態でお願いしましたので、バッグが出来上がるのはすぐだろうと予想しておりましたが、ポーチまで作ってくださったのです。
普段作品を制作されておられる方は、やっぱりわたくしとは違います。なので、もうひとつKaori姫に頼んだほうも、今から楽しみでございます。すごいのが出来上がってくるんだろうな~などと、ひとりニヤニヤ。
ポーチの裏地、猫柄を使ってくださっています。こういう細かな配慮、決して真似できませんし、ファスナーもきちんと星止めされていて、形にするだけのわたくしとは大違いです。母からもらい受けたキティちゃんミシンしか持っていないわたくし。やっぱり餅屋は餅屋だなあと心から感謝させていただきたいのでございます。

無私の日本人

mushinonihonjin「無私の日本人」という本を読みました。今「殿、利息でござる」という映画が公開されていて、羽生結弦様もお殿様の役で出ています。この本に出てくる無私の日本人とは、自分以外の人や環境をよくするために、積極的に自分を二の次にできる人たちのことで、最近あまり見かけないタイプの日本人のお話し。明治の初期にこのような人たちがが居たという実話であることが驚きです。
ちょっと前の日本人は、こんなにも謙虚だったのか。見習わなきゃならないなあ。と、改めて思ったのでございます。最後に主人公が亡くなるまえに、一族に対して言った言葉がすごい。

「ひとつひとつ、わしのしたことを人前で語ってはならぬ。わが家が善行を施したことなど、ゆめゆめ思うな。何事も驕らず、高ぶらず、地道に暮らせ。」

おっしゃる通りです。ちょっとしたことをやって、自分すごいなんて一瞬も思っちゃいけないんです。そうでした。
「…商売が続くのは、皆々様のおかげと思うて、日々、人様に手を合わせよ。」
偉業を人前で語るなと言われた子孫は、その通りにして、この「穀田屋」は、今でも商売を続けておられるのだそうです。

反省しました。2週間に1回程度、サイトを閉じちゃおうかなあと、この2年間思い続けてきたわたくしは、自身のやっていることに、驕ったり高ぶったり地道じゃなかったのかもしれない。ダメだよね~申し訳ない。低い妥協点で、納得してちゃいけないんだって。ここに書かれている無私の日本人たちに頭が下がる思いでございます。
最近、人生相談めいたお話を伺うことが多くなってきましたが、自分を含めた有名でない普通の人は、簡単に努力の見返りを求めすぎなのかもしれません。何ができたがらすごいわけでもなく、何かができないからダメでもなく、言葉ではない本当の努力と謙虚さは、一生落ち続けなければちゃんと「やってる」ということにはならないんだなあと、今日も新しいデザインを描こうと、思うのでございます。

バッグの500円パターン

先月掲載させていただいたバッグのパターンは、あまり反響がなく、さらにその前に掲載した、バニティのパターンは、仕立ての難しさから、思うように皆様の評価を得られなかったことを感じるのでございます。minimarche1

それでも、一番最初に描いたネコのフォーマットは、そのごずっと長いことわたくしのPC画面上に開かれたままになっていて、仕事の合間にレイヤーを重ね、新たなミニマルシェバッグのパターンシリーズ第一弾が生まれました。サイズはW36×H20.2cm。バッグ画像の下付けているのは、底面のパターンです。底面のサイズは18×14.2cmの楕円形。この底面で、ポーチを作ることができます。すこし販売方法を、今回は考えたので、詳しくはサイトをご覧いただけると嬉しいです。
ネコは、最初にあったものですが、以降は、安く楽しく作品を制作していただけることを願って、新たにデザインしたパターンはもちろん、ウォールのパターンをトリミングして、抵抗なく制作していただけることを願ったり、いろいろと考えて描いたパターン全36種です。(画像は少しぼかしてあります。)minimarche2

以前販売しておりましたバッグのパターンをベースに、再編集したり、バニティのパターンで、使ったものもございますので、楽しんで見ていただきたいと思います。minimarche3

バッグのパターンとして、以前多くの方に制作していただいたLokelaniも、新たにデザインしましたし、ほとんど無かったBird Of Paradiseもラインナップに加えました。minimarche4

貝は新たに描き、アンスリウムは、ウォールのパターンから、気軽に制作していただけるように、作ったら素敵だろうと思う部分を、バッグ用に、リデザインしました。minimarche5

線で表現するハイビスカスやプルメリアは、ご自分のお好きな色で作っていただくとまた全然違った雰囲気になるであろうことを期待しています。日本ハワイアンキルト製作所サイトのパターンは、切れてしまっている部分も、パターン上にはきちんと描いてありますので、配置の変更にも対応しております。
ご利用くださることを、心よりお待ち申しあげております。

アーティストに会う

Printペレ様のお怒り というテーマでキルト作品展を開催予定の、Hiruma様にお目にかかりました。という個人的なことはどうでもいいのですが、作品に対する姿勢が、アーティストだなあと、久しぶりに感じられたことが、とても楽しかった。
パターンがどうのとか色がどうのとか言う以前の、制作活動に対する姿勢みたいなものが、ほかの方とは違うということを、強く感じました。
わたくしは、デザインを仕事にはしておりますが、わたくし自身が何かを創造する前に考える理由づけや、勝手に妄想する物語や、イメージなどは、説明できる場合もございますし、そうでない場合もあるという不安定なプロセスを踏み生まれて参ります。ですが、これらはすべて、何かの結論を見いだすために行う個人的な行動で、多くの場合人に話すことはございません。わたくしの場合、結果はパターンという形になって、皆様の前に公開し、判断を仰ぐという形になっていると思うのです。本日は、この微妙な部分が、お話の主題になったことに、驚き、なつかしさを感じることが出来たのでございます。

ご自分の作品を制作する際に、Hiruma様は、わたくしとは違ったご自身独自のプロセスを踏み、ひとつの結果に向けて、まっしぐらに進んで行かれるのだとは思うのですが、どんな場合でも、結果に納得できないのだとおっしゃるのです。自分自身を表現できていないともおっしゃるのです。
すごい。久しぶりに、ハワイアンキルトがアートであることを再認識させていただけたのでございました。そんな彼女を通して、わたくしも、今以上の何かを表現できる。あるいは表現したいと常に思い、生み苦しみは今までもこれからも続くということに、耐えているのだなあとも再確認させていただいたのでございます。

だから「いいじゃない。まだまだやることがあって。」
なんて気楽な感じに言ってしまったけれど、やることを見つけ続けるっていうのも、大変です。
同時に、ご自分をダメだという姿勢は、見習うべきものがございます。こういう方ってなかなか居ないもの。お話を伺って、作品を拝見させていただくことが、とてもとても楽しみになりました。

牛のバッグ

新しく入れ替えたバッグのパターンは、見事失敗したかな?という惨状にあるのですが、デザインをしたわたくしは、それでオッケーなんです。なぜなら、バッグのパターンが売れなければ、ピローやウォールのパターンにしよう!と思っていただけるかもしれないの、と思えるからなのでございます。
もちろん描いたパターンは、楽しく、自信をもってご提案させていただいたものばかりなので、あれっ?もしかして理解されなかったのかしら?と、北村先生に言いましたら、彼女は、えっ?面白いと思うけど。と、をお選びくださったのでございます。kitamura_ushibag

NSB002_210やった~。やりました。牛のデザインです。北村先生が制作されたこのバッグは、キルトに負担をかけない仕様になっているというところも、素晴らしいと思うのです。
このパターンは、昨年阪神タイガース用にデザインした「虎柄」を、なんとかハワイアンキルトのパターンにできないか?と考えたことからはじまり、何度かチャレンジしたのですが、パターンにすることができませんでした。ですが、なんとか動物柄のパターンを描きたくて、シマウマやヒョウでもダメで、しかたなしに、ハワイアンキルトで動物柄にできるものはないか?と急に思い出したのが、わたくしが初めて使ったWinsowsマシンが、Gatewayだったことを思い出したのでございます。
gatewayGatewayの箱やディスクを収納するファイル、マウスパッドなどがすべて柄だったこと。そして現在も写真のファイルを使い続けていることを思い出し、「そうだ、だ!」と描いたのでございます。パターンをご覧いただくだけでは、まったく想像つかないだろうな。と思っておりましたところ、北村先生が見事、形にして見せてくださったという状況です。まったく売れない新しいバッグのパターンは、このに代表されるように、ハワイアンキルトの王道から全く離れて、「バッグでしかできないデザイン」というコンセプトで展開しているのですが、やっぱりちょっと無理があったかな?というのが現状の感想でございます。でも、バッグのパターンが売れないということは、ほかのアイテムを制作してみよう!と思っていただけていることともいえるので、それはそれで、わたくしにとってはとても喜ばしいことなのでございます。

ウォールハンギングのパターンオーダー

WH073_210Lino QuiltのYoshinaga先生より、パターンのオーダーをいただいておりましたが、なかなか着手できずにおりました。というのは、左のパターンを気に入ってくださった生徒様からのお問い合わせがあったそうで、
①サイズを100×100から110×135cmにすること。
②中心部分のホヌを、ナウパカに変更すること。
③このパターンのイメージを生かすこと。
というものでございました。ちなみにこの元になるパターン、Baby Quilt Naupaka(女の子用)をデザインしたときは、繁栄を意味するナウパカ、パイナップルやウルを入れることで、実を結ぶように、そして問題のホヌは、長寿を願ってセレクトしたモチーフだったのですが、オーダーされた生徒様が、生き物を縫うということに抵抗があるという情報が、最初に知らされました。

さて、困ったぞ。自分的には、どのデザインも、完成形で結論を出して描いておりますし、このパターンも、オーダーを受けて描いたものであるので、よほど大きな理由がなければ、お願い!これで作品を制作してください。と、言いたい気持ちなのでございます。ですので、オーダーされた方のために、すべてをリセットして、新たな目的を持って、デザインを描くことが必要だと感じましたので、Yoshinaga様には、

パターンをご覧になって、ご自分が制作される際に、どんなイメージを持ったのか?

Printということを聞いてくださるようにお願いしました。サイズもモチーフもパターンの構成も正方形から長方形に展開する際には、まったく違う作業をする必要がございます。せっかく作品を制作していただくのであれば、ご納得いただいた上で、制作していただくことが、わたくしにとっては最も大切なことなのでございますから。そして、残念なことに、わたくしが直接お話を伺うこともできない立場にありますので、Yoshinaga様から、オーダーを希望された生徒様にヒアリングをお願いしたのでございます。その結果、あーなるほどね~と納得し、左のパターンを描いたのでございます。ホヌではなく、ナウパカでというご希望ではございましたが、プルメリアを新たに追加し、いろいろなモチーフを、楽しく縫っていただけるように配慮したことと、ベースにできる面積を、なるべく同じ面積を残すことで、目に多くの情報が入り、アップリケがどんどん進むように配慮しております。
完成までに多くの時間がかかるハワイアンキルト。好きなモチーフ、好きなデザイン、好きな色で、作りあげていただけるようなデザインをご提案できるかどうかという点でいつでも悩み苦しんでおります。なので、オーダーされる場合には、ご自分のお気持ちや、目的とするところを、しっかりわたくしにお知らせください。でないと心も手も動かないのでございます。

Tapa Monstera のウォール

毎日毎日、作品をご紹介させていただける幸せを感じているのですが、ときどき、このブログを何のために書いているのかということを見失うことがございます。パターンを知っていただき、ご購入いただきたいと願っていることを、気づいていただけているのだろうか?なんてね。もちろん、毎日作品をご紹介できるハワイアンキルトの先生は、そんなに多くはないはずです。そんな中、パターンを多くの方に販売することで得られるこの幸福は、何者にも代えがたいものであることは確かなのですが。kitamura_suzuki_monstera_800

PLF033_tapa_monstera_dep150そんな中、北村先生の教室のSuzuki様から、アップリケが終わりました~。とTapa Monsteraのお写真が届きました。この方がすごいのは、ピローのパターンをご覧になって、これで、ウォールを制作したいということをおっしゃられたことです。さらに、元になるパレオの柄を描いたことを知っている北村先生は、それが可能であることを知っていたということです。パレオは、基本2色で印刷する。という条件がございまして、その他のファブリックデザインよりも、ハワイアンキルトのパターンにしやすいということは、気づいておりましたが、プリントするということと、縫うということはとても大きな違いがございます。ですので、パレオのデザインそのまま。という訳には参りません。また、ピローのデザインがすでにあるということで、大きくイメージを変えることはできず、加えて、Sizuki様が、楽しく制作していただけるようにハワイアンキルトのパターンに絵き変えるという作業がございました。
オーダーをくださったすごいSuzuki様は、大変このパターンを気に入ってくださり、アップリケを2週間で終わらせてくださったとのこと。135×110cmあるこの作品を「楽しかった」とおっしゃってくださったとお聞きして、ほっといたしております。北村先生の生徒様なので、パターンを見せた際に、どんなお言葉をくださったのかは、直接お聞きすることはできません。それでも「これでいいのだろうか?」といろいろ悩んだ結果は、ここまで待ってはじめてお聞きすることができるのです。
わたくし個人は、デザインは人の名声を作ること。と考えているので、デザインよりも、作品に価値があると常に思っております。そして、気に入ってくださったかどうかは、リピートオーダーがあるかどうかにかかっているのだと、いつもびくびくしながら、今日も新しいデザインを描くのでございます。

この後、Suzuki様なら、参考キルトラインどおりに、きっちり作品を仕上げてくださるということも、存じ上げております。作品の完成、心よりお待ち申し上げております。
気に入ってくださって、ほんっとよかったです。

願いがかなったウル

Lino QuiltのYoshinaga様より、生徒様の完成作品のお写真が送られてまいりました。Baby Quilt UluとQueen Emma”s Royal Monogramの2点です。制作されたYamasaki様は、お嫁さんにお子様ができることを願って、この作品を制作されておられたそうなのです。そして、見事、願いが叶ったのだそうです。ウルは、ハワイアンキルトにとって大切なモチーフであることは間違いないのですが、成長、繁栄、幸運、豊穣、などのお祝いごとにぴったりのモチーフです。yoshinaga_yamasaki_ulu_800

Yamasaki様が、思いをこめて「実れ、実れ」と願って制作されたことで、この作品は、完成させる以上の意味を持つ記念の作品となったことと思います。パターンは、男の子用にデザインしたものなので、もしそうだったら、もう、お孫さんにとっては、自身を表現するものだともいえるかもしれません。
こと作品は、もともと100×100cmのパターンだったものを中心をそのままに、周りを10cm外に移動させて、完成は110×110cmになっているのだそうです。要するに、Yoshinaga様のアレンジパターンなので、中心に八星が入っていません。このブログでも、よく書いていますが、このような作品を拝見させていただくたびに、なるほどね~。と心から関心いたします。だって、わたくしは、決して思いつかないから。
パターンをデザインする際に、私自身は、一定の形状を感じさせる余白はタブーと考えて描いておりますので、このアレンジは、超びっくりしました。描いたパターンでもギリギリかな?なんて思っていたのですが、さらにちょっとずらすだけで、周囲のデザインは「額」にすることもできるのね。と教えられるのです。デザインする側としては、全体でモチーフを感じてほしいと思って描いてはいるのですが、この作品を拝見させていただいて、なるほどね~。とまた思うのでございます。そして、きっと、パターンをご覧になる方の数だけの解釈があるのだろうなぁとも思うのです。yoshinaga_usui_emma_800
もう1点お送りくださったお写真は、Yoshinaga様の生徒様であるUsui様のQueen Emma’s Royal Monogramです。Emma色という選択はされず、ロイヤルカラーを選ばれました。わたくしは、それだけで、十分素晴らしい!と思うのです。このデザインは、2分の1のパターンなので、複雑そうに見えますが、とてもカットしやすいパターンなので、多くの方が制作してくださっています。なので、ウォールにチャレンジしたいな~と思っておられる方に、おすすめのパターンです。

Kaori姫のHeliconia Bag

kaori_heliconiabag2_2_800NSB006_210新しいバッグのパターンから、ついに作品が完成したとお写真が送られて参りました。作って、お写真をお送りくださったのはいつも完璧な作品を見せてくださるあの、Kaori姫でございます。パターンはHeliconia。参考に付けた色の通りに制作しようと決めてくださいました。確かに、わたくしがこのデザインの色を考えた際に考えた色のイメージがそのまま形になったようで、とても嬉しく思いました。
以前にあったのは、ハンギングヘリコニアでしたが、地面から生えるヘリコニアをパターンにしたものは結構少ない。よーし。ヘリコニアをパターンにするぞ。と思ったものが、こんなに早く作品となって拝見できるとは思っておりませんでした。
この美しい作品はBella Solidをお使いになっておられます。はっきりとした色相を持ちながら微妙にパステルカラーでまとめたこのデザインは、残念ながら、日本の生地では、なかなか表現できないので、Kaori姫の選択に、さすがだな~。と思います。同時に、ミニバッグまで作ってしまいました~。と、セットで撮ったお写真がこうして届いたのでございます。
今回、持ち手は合皮をお使いになっておられます。最近少し、布以外の素材との組み合わせた作品を拝見させていただく機会が増えているにわくわくします。合皮の持ち手なら、一緒にお洗濯できるので、意外に身近な材料なのかもしれません。持ち手の制作に使うエネルギーも軽減されて、見た目も超ナイス!

ヘリコニアは、赤。赤と言ってもオレンジに近い。部分的に黄色が入っている。赤の明るい色はピンク。だからピンクを使いたい。でも、ピンクではヘリコニアのイメージから少し遠のいてしまう。なので、もう1本のヘリコニアは、赤でなくオレンジに。このオレンジとピンクでヘリコニアを感じられるはすだ。同じく葉も、黄色に近い緑と、青に近い緑で、バランスをとって、満足感のあるバッグが出来上がるはずだ。とかなんとか言いながら、パターンの参考となる色を決めているのです。

サイメナオの旗

ハワイの旗について、いろいろ調べていたわたくしは、偶然この旗を見つけてしまったのでございます。個人的には、イギリスとアメリカの組み合わせに見える、有名なハワイの旗って、本当に最初からあのデザインだったの?という疑問を見事に解決してくれたのでございます。kaiho_flag_800
「サイメナオの旗」「Kanaka Maoli Flag」と呼ばれるこの旗は、Kaiho先生がここまで仕上げてくださいました。緑色は、庶民の善良さを、赤色は、首長の治める土地と血統を、黄色は一族の危機に関する対応力を表しているのだそうです。中央のエンブレムのような部分には、ハワイの航海の歴史を表す船の櫂(かい・オール)とカヒリを表す原住民の紋章になっていると言うのです。
この原住民の旗は、1843年に五ヶ月間ハワイを占領した、英国海軍大佐が、こんなのいらない。とうち捨ててしまったものを、ホノルルのジーン・サイメナオが、復活させた旗なのだそうです。ハワイアンキルトで制作されるフラッグと比較して、全く違うのですが、個人的には納得ゆく情報でございました。nagao_flag_800
この作品は、Mikana Hawaii StyleのNagao様の作品です。昨年開催したキルトショーの際に、お借りして展示させていただきました。ハワイアンフラッグって、このデザインのものが当たり前って思っておりましたし、アンティークのキルトとして残っている過去の作品も、この形のものです。キルトを伝えたアメリカの宣教師は、このデザインのほうが受け入れやすかったのかもしれませんし、うち捨てられた後、サイメナオが見いだすまで、このような旗があったことを知らなかったのかもしれません。日本の旗のように要素が少ないと、考察しようとはなかなか、思いませんが、このように複雑にいろいろと描かれていると、個人的には何がどうして描かれているのか?という疑問はぬぐえません。Kaiho先生には、色を変更しないで制作することをお願いしました。でないと、これこそ意味がありませんので。中央のエンブレムみたいな部分の黒の枠も(実際はもっと細い線なのですが。)イキで、お願いしました。パッチワークの指導資格をお持ちのKaiho先生、さすがにはぎあわせがうまくてきれい。ひたすらまっすぐなキルトラインを入れるこのパターンですが、引き続きよろしくお願い申し上げます。