月別アーカイブ: 2016年10月

ギャラリーは休止なんですって!

個人的な事情で、2017年2月まで、毎週どうしても時間を取らなければならないわたくしは、11月に開催しようと思っておりました「第2回 みんなのハワイアンキルトショー」を延期せざるを得ない状況にございます。2月以降に自由になるわたくしは、よーし、3月にキルトショーを開催しようと、2015年に使わせていただきましたギャラリーに連絡を取りました。来年3月でよろしく!なんて元気よくメールを担当者あてに送りましたら、「2月末をもって、ギャラリーは休止させていただくことになりました。」なんて悲しいメールが。
「えっ?営業終了ですか…。」絶句しましたわたくしでございます。
そうか…。新たにギャラリーを探すところからスタートしなきゃいけないのか…。ショックです。
第1に東京で、第2にある程度の広さがあって、第3にレンタル費用が高くないところ。という無理な条件に従って、以前のギャラリーを探したときと同じように、必死に探しております。区民のギャラリーなども考えましたが、2017年3月に開催したいと願うのならもう遅い。しかもわたくしは神奈川県民であり、東京都民ではございません。
どうしよう。困ったなあ。という状況に今はございます。以後の進捗はご報告させていただきますが、2017年3月24日の休みを挟んだ時期での開催ができるよう、動いています。皆様には、作品出展にご協力いただきますようどうかよろしくお願い申し上げます。nohira_vuiton_800

ところで。ルイ・ビュトンのバッグのパターン、ときどきくださいと、いただくご連絡に合わせて、無償で差し上げているのですが、今回初めて作品のお写真をお送りいただきました。制作してくださったK.T様は、多くの作品を制作してくださっておられることは知っておりましたが、こうしてパターンを差し上げて2種のルイ・ビュトンのパロディバッグを仕上げられたことをお知らせくださいました。
最初に制作してくださった埼玉の北村先生はよくご存じだと思うのですが、このパターン、制作すると結構難しいのです。簡単に作れてしまうように見えるのですが、模様をイメージ通りに再現するためには、それなりの工夫が必要なことを確認しています。K.T様が制作されたこの2点は、きれいにできていて、お写真が暗めになってしまっているのが残念ですが右側のボストンタイプのバッグは、とても新鮮で面白い。丁寧に制作されないと、こんな風にはできあがらないので、すごいと思いました。
ルイ・ビュトンのモノグラムに使われている幾何学模様は、ヨーロッパの教会建築などでみられる伝統のある模様で、単体ではそれぞれ以前からあったものなので、これ自体にブランドの独自性は主張されていません。バッグの中心に入っている円形の柄と、ひし形の柄、外に配置されている花のモチーフとVLのロゴ4つをセットにして商標登録されています。だからと言って、今となっては誰が見てもこれってルイ・ビュトンじゃないの?ってわかるほど、世界中の人に認識されているものなので、このパターンに関しては、今でもほしいとお申し出のある方には差し上げています。基本のパターンは、きれいにパターンを再現できるであろうと考えた30×30cmのバッグのパターンです。4.5cmのマチ部分のデザインも、別途にセットしています。ダウンロードできるようにしようかとも思ったのですが、A3サイズにも収まらないパターンなので、出力が簡単にできません。ですので、個別にお問い合わせにお応えする形で、差し上げています。希望される方は、お名前はもちろん必ずご住所とお電話番号をお知らせいただき、メールにてお申し出ください。

Royal Crown Singleと干支

ご主人様のベッドカバーを制作したいとのご希望でデザインしたこのパターンですが、3種描いたパターンの中から選ばれて、制作につながったのは、このデザインではありませんでした。なので、この「Royal Crown Single」が選ばれた時、わたくしはドキドキしました。なぜなら、初めて作品になる可能性が高まったからです。そして、制作してくださっておりますHirose様から、こうして「アップリケ終了!」とお写真をお送りいただいたこと、すごく嬉しく思いました。hirose_bed3_800

あまりに大変だということで、ここのところ、ベッドやウォールは作らない!というお声をあちらこちらからお聞きする機会が増え、圧倒的な少数派となったベッドを制作される方ですが、それで良いのです。おひとりでも居られれば。なぜなら、好きでもないものを作る必要はないと思うからです。
そりゃあわたくしの中での理想や希望はございますが、それは個人的なものなので、その思いなどほかの方には何の関係もありません。ときどき、自由に楽しく!と、自身で決めたことをすっかり忘れてしまいそうになる時がございます。

白ベース?に、軽くムラの入った基本「赤」の材料をお選びになったこの作品、このまま進めてゆけば、とっても素敵なシングルサイズのベッドカバーに仕上がりそうです。赤白は、どんな方にも受け入れられること間違いなしの組み合わせだと、このブログにも何回か書いています。なので、ハワイアンキルトを制作される方なら、1枚は制作しておくといいと個人的には思っております。こうしてその色で制作されたお写真をお送りいただくと、ますますそう思うのでございます。
以後の進捗も楽しみにいたしております。eto_tsuika

ところで、コンプリートではなかった30×30cmの干支のデザイン。4点描いて全部そろえることに成功しました。不足しておりましたのは、上の4つ。「ウサギ」「ヘビ」「」「イノシシ」です。2017年は酉年。再来年は、ウサギ年、なので以降は、その年が来る前に描けばオッケー!と、勝手に思っておりましたら、みなさまは、その年の干支を制作されたいというのではなく、ご自分の干支を制作されたいと願われるのだそうです。へーそうなんですか~。それは失礼いたしました。と慌てて揃えたのでございます。
描く側としては、得意不得意がございますので、また新たに描くことがあるかもしれませんが、ご自分の干支のパターンがないという状況からは改善されました。このパターンのシリーズは、モチーフを基本白で、ベースの色を変えることにより、それぞれの干支をイメージしていただくというコンセプトで揃えています。今までなかった皆様、大変失礼いたしました。新たに加わった彼らも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

亀が大好き?

ふとしたことで、Yahoo!オークションの「ハワイアンキルト」のカテゴリーを見ておりました。素敵なバッグやポーチがたくさん出品されていて、その中に日本ハワイアンキルト製作所サイトのパターンをお使いになっておられる方も見つけたりして、嬉しく思ったりいたします。どんなモチーフに人気があるのか?あるいは色は?アイテムは?などという情報収集を目的とした閲覧なのですが、プルメリア、モンステラ、ハイビスカス、シェルにやっぱりHonu。
つい最近も書いたばかりですが亀(Honu)は日本人に好まれるモチーフであることは、長寿の意味を持つ日本的な理由に加えて、幸福を運ぶ、守り神であるなどのハワイアンキルト的な意味合いも受け入れ易いというのがあるのだと思うのです。わたくしの母方の祖父は鼈甲職人でありましたので、子どもの頃からこういった世の中の流れとはまた違った意味で、亀に触れる機会が多く、家にもよく見るタイプの亀のはく製が、祖父の遺品として存在しています。摩擦により薄くはいだ亀の甲羅を何枚も貼り合わせて製品を作り上げる鼈甲細工ですが、甲羅の放つ独特のあの香り、今もしっかり覚えています。

Print個人的には、Honuのポーチやバッグを使うということは考えにくいのですが、日本ハワイアンキルト製作所サイトでも、選ばれることが多いモチーフであることは確かです。でも、わたくしのルーツの一部に大きく亀は関わっておりますのに、この間デザインしましたマルシェバッグのラインナップに、ドルフィンはあっても、ホヌを全く考えておりませんでしたことに「ヤフオク!」を見ていて気づいたのでございました。じいちゃん、ごめん。亀のこと忘れてたわ。
同時に、ミニマルシェを基本として140%に拡大したパターンと、高さを45cmにした大きめのレッスンバッグサイズのパターンを一気に描きました。(近日発売します。)拡大が簡単ではないということ、多くの方よりご意見としていただきましたし、キルトラインはもちろん、パターンによっては、デザイン自体を変更する必要のあるものもございましたので、サイズを変更するだけではない、新しいデザインとして楽しんでいただけることと思います。サイズ変更というのはPC上の簡単な作業ではございますが、それをパターンという形の紙に出力すると、なるほど、多くの面倒な作業がついて回ってきます。こういった物理的な理由で、作品制作から遠のいてしまわれるのはとても残念です。わたくしにとってたやすいと感じることでも、それが大変!と思う方が居られ、反対に、わたくしが大変!と思うことをたやすくこなしてしまうということ、まだまだたくさんあるのだなと思うのでございます。どんなサイズでもばっちり100%でご用意させていただきますので、少しお待ちください。ちなみにこの画像は、新しいデザインのHonuでございます。

Mokihanaその後

この作品の進捗をお知らせいたしましたのは、3月のことでございました。制作されておられるC様は、今年11月に予定いたしておりましたわたくしどもの第二回キルトショーにご出展をお考えくださっておられたご様子で、10月中にこの「Mokihana」を完成させる予定なんだそうです。
すみません。せっかくそのように言っていただいたのに、今年11月にはキルトショーを開催できない状況なのです。しかも、その理由が大変個人的なものなので、これについては、また、別枠でお話させていただくことにしたいと思います。shimomura_mokihana6_800

現状、このような進捗状況であることを、すっごく素敵なお写真でお知らせくださいました。様々なご事情により、着手されてから、半年ほどかかって、ここまで仕上げておられます。
「。止まってしまうことはあっても、一度も飽きたと思ったことはなく常に楽しく縫えている1枚です。」とおっしゃってくださっております。あと、もう少し。それにしても、きれいに制作されておられます。セレクトされた色も完璧ですし、わたくし自身も完成がとても楽しみでございます。shimomura_mokihana7_800

この作品、裏に使われている生地もとても素敵で、以前もご紹介させていただきました。制作過程のお写真って本当に楽しい!C様の制作過程は、わたくしどもの教科書で扱っております手法と比較的近いように思います。縫い目もとっーーってもきれい。表がきれいなので、自ずと裏もきれいに仕上がる。という見本のような作品で、ああ、触らせていただきたい!気持ちよさそう!と、うっとりお写真を拝見させていただきました。完成のご様子も、是非お知らせください。また、キルトショーの予定もはっきりいたしましたら、必ずお知らせいたします。

ピローがいっぱい

最近多い、サポートチャット。わたくしは、電話より早く問題が解決できるので、よく活用します。本日も少し問い合わせをしたいことがございまして、チャットの担当者とつながるのを待っておりました。おそらく先方は複数の問い合わせに同時に対応しておられるのだろうとは思いますが、5分ほどで、つながりました。わたくし自身に対する個人認証からスタートし、問い合わせ内容を入力。だいたい入力後3分ほどで、向こうから最初のレスポンスがございました。男性か女性かは不明ですが、最初から入力された文章表現がきつい。怒っているの?と思ってしまうような言い回しに、わたくしはびっくり。さらに、回転を早くするために、先方の担当者がさっさと終わらせようとしている雰囲気がぷんぷん漂って参りました。とても有名な会社なのになんだか、がっかりです。
ふと思うのですが、メールやチャット。もちろんブログなどもそうですが、最近怒っておられるの?と思う書き方をされる方が多くて、戸惑う機会が増えました。あまりに多いので、自分に、何か問題があるのかなあ?人を怒らせる要素が詰まっているのかしら。と思いながらチャットの相手に気分を害されながら、やりとりを続けたのでございます。文章は、顔が見えない分、気をつけないといけないよね。と細心の注意を払って、作品をご紹介させていただきます。hayashi_orchid_800

まずは、埼玉のHayashi様の「M.C. Orchid」です。新しいデザインを、いち早く気に入ってくださったみたいで、すぐに着手され、これもあっという間に完成された様子です。北村先生の教室で、学んで居られるHayashi様は、お仲間からは「工場」と言われるほどのスピードで、作品を完成してくださっています。また、あまり他の方が選ばないデザインを制作してくださるので、いつもとてもありがたく思っております。蘭を抽象的にしたこのパターンは、最初からM.C.(マルチカラー)で制作していただくことを考えた珍しいパターンです。ピンクが好きなHayasi様らしい素敵な作品です。tajima_pillow2_800

ここからの作品は、Tajima QuiltのTajima様から届いたお写真でございます。カルチャークラスの生徒様の作品が、続々と出来上がって来られたとのことで、お写真をお送りくださいました。
赤白のウルは、とても美しい組み合わせで、わたくしも大好きです。ハワイアンキルトの基本のモチーフと言われるウルは、ファーストキルトに選ぶという教室も多いと聞きます。アップリケ、キルティングとも、ハワイアンキルトの縫い方を学ぶ全ての要素が入っているとも言われていますので、どなたでも一度は制作されるモチーフかもしれません。tajima_pillow4_800 tajima_pillow1_800

色違いで制作されたこの「Honu & Shell 2」2点は、色を入れ替えただけで、こんなにも雰囲気が変わるのね~と、教えてくださる2点です。海をイメージさせる青系の色が美しい。2点を交互に見ると楽しいです。Tajima様はパッチワークも教えておられるので、パイピングのくるみ方がとても丁寧です。このホヌ&シェル2は、日本ハワイアンキルト製作所のサイトでも、お選びいただく機会が多いパターンです。幸せを呼ぶ、守ってもらえるなどの意味があるのですが、日本でも長寿など、縁起の良いイメージから、好んで制作される方が多いのかもしれません。tajima_pillow5_800

最後は、綿を挟んで、キルティングスタート寸前の「Baby Pine」です。パイナップルは、今年流行のモチーフなのだそうで、フラのイベントに出店している業者さんからも、パイナップル流行なのよ~というお話をよく伺います。
わたくしは、個人的には制作過程のお写真を拝見させていただくのが好きです。しつけの入れ方や、綿と裏布との組み合わせ方など、本当にいろいろあるのだなあと、手法の違いを知ることができるからです。しつけのかけ方以外にも、布のカットにピンキングを使うのか。しつけ糸はどんな糸なのか。綿はシンサレートかな。とか、キルティングが終わった後にしつけを外すのねとか、1枚のお写真が多くのことを教えてくれるのです。この後、どのように作品が閑静に向かうのか、ドキドキしながら拝見させていただいております。完成の様子も、また、拝見させてください。tajima_pillow6_800

最後は「Sunflower」です。このパターンはアップリケ好きの方のためのデザインです。ヒマワリの花のイメージ通りの黄色をふんだんに使ったかわいらしい作品です。花びらがきれいに縫われていて、嬉しくなるような作品です。
花の中心部分もバッチリとキルティングされているのですが、外周のエコーは、少なめに仕上げています。最近、エコーを全部入れないという作品をいろいろと拝見させていただく機会が多いので、これはこれでハワイアンキルトにおけるトレンドであることも感じます。
これが正解という手法はひとつもございません。楽しく自由に作品を仕上げることが一番大切なことだと思いますので、手法は後からついてくるものなのかもしれないと、作品を拝見させていただくたびに思うのでございます。Tajima様、お写真いっぱいお送りくださりありがとうございました。

これは嬉しい!(Tsubaki)

こんなデザインがあってもね~。誰も作らないわよね~。というデザイン、シリーズの中に忍ばせること、よくあります。描くときは面白いと思っていても、きっと売れないだろう。とか、誰も作りたがらないだろうとか。
でも、それが、本当に制作されて形になると、特別に嬉しいのです。そして、なぜだか作品になると、急に説得力を持ってわたくしに迫ってくるのです。それが、Murakami先生の「Tsubaki」のバッグでした。kazuko_tsubakibag_800

予想以上のクオリティで完成されたこのバッグを拝見させていただいた時、かずちゃんすごい!とっても素敵!予想以上!と心から思いました。ベースがネイビーなのが、実用的で、また、椿らしくてとても良いと思ったのです。おそらく実用性をお考えになってのセレクトだとは思うのですが、それが実にうまく行っている。ファスナーのとこ、ちょっと失敗したとおっしゃっておられましたが、お目にかかった当日、ご自分の荷物を入れて、実際に持ってこられていました。街中で持って歩いているところも拝見しましたが、とってもかわいかったので、椿、いけるじゃん!って実感しました。
また、数あるパターンの中からこれをお選びになったMurakami先生に、心から感謝したい気持ちになったのでございます。と、同時に自身では、どなたも完成させていただけないかもしれないと思っていたデザインでしたので「なんで、これを選んだの?」って改めてお聞きしたくもなるという複雑な気持ちもございました。ハワイアンキルトらしさからかけ離れたモチーフのように思える「椿」ですが、日本ではよく見る花なので、花に対する理解があったことも、大成功につながった結果かもしれません。わたくしの実家の垣根は一周この、椿でございますので、個人的にも思い入れのあるモチーフです。椿には、チャドクガの幼虫が木に付き、季節ごとに殺虫剤を散布するのが、家族の中で唯一かぶれないわたくしの仕事でもございました。なつかしいなあ。

バッグは手元にひとつもありません

H.Suzuki様から、「たくさん出来上がりました」と、お写真が送られてまいりました。夏休み中に布の整理をかねて、多くの作品を制作されたとのことでございました。バッグが3点それにポーチと、クラウンのタペストリーです。まずは手元に残っておられるという作品、「Emma’s Crown」です。suzuki_crown

suzuki_crownpouchお使いになられているのは手染めの生地で、残りの布をお使いになられたとのことで、パイピングにはプリント生地をお使いになられています。お写真には、マイレのレイがかけられていて、その理由は、
「けっこうインパクトのあるモチーフですね。マイレを置いたら少し柔らかくなったような気がします。
玄関に飾っています。」と、コメントをくださいました。
マイレのレイと一緒に飾るなんて、王冠にぴったりでございます。訪ねてこられた方も、きっと、素敵だなあと思われるのではないでしょうか?それをきっかけに、ハワイアンキルトを始められるかもしれないなどと考えてしまいました。色もいいし。王冠は、もう1点ポーチを制作されました。
「ポーチは、バッグインバッグとして使用できるようにしました。この大きさ、重宝してます。」とおっしゃっておられます。赤いファスナーが使われておられるようで、楽しんで制作されているな~と思いました。
さて、ここからご紹介させていただくバッグ3点は、もうすべてお手元にはないのだそうです。すべてどなたかにプレゼントされたのでしょうか?
suzuki_coconutsbag最初のバッグは、すでに販売を終了してしまったココナッツツリーのパターンです。かなり前にマルシェバッグ用のパターンとして描いたものです。使いやすいスクエア型にアレンジされていて、傘用のホルダー?(詳しくはご説明がございませんでしたので、不明なんですが)が取り付けられているのでしょうか?色使いがとても素敵で、Suzuki様は、色合わせに苦労されたとおっしゃっておられますが、とっても素敵です。
「本体を仕立てたら華やかさが足りなかったので、裏地を本体に5ミリほど出し、持ち手の裏にも縫い込みました。」とコメントをくださいましたが、それ、とても成功しているように思います。一部キルトラインにハートが縫い込まれていて、シックな中にもちゃんと楽しい要素が入れられているのは、参考になります。suzuki_coralbag

もうひとつは、ミニマルシェの「Coral」です。ネガで縫うかポジで縫うかは自由。という願いを込めて描いたパターンです。共布をテープに縫いつけて統一感と強度を考慮した実用的なバッグに仕上がっているのと、中袋に補色の「グリーン」をお使いになっているところにセンスを感じました。このパターンのマルシェバッグは初登場です。suzuki_lehuabag

同じく初登場の「Lehua」です。今度はモチーフにお使いになったピンクを持ち手に使って、なるほど~これもありだなあ~と思いました。バッグの実用性を考えたときに、ベースに濃い色をもってくると「汚れない」だから茶色が好まれる。というお話を以前伺ったことがございますが、このネイビー系も素敵です。ピンク+ネイビーもかなり新鮮で、これもきれいだな~と、本当に生地の整理で、制作された作品達なの?と、お写真を拝見させていただいて驚くわたくでございます。

ギフトですって(Gardenia & Original Ilima)

次男の仕事が忙しくて、日付がかわるギリギリの時間に帰ってくることが多くて、気づくともう今日は終わり。みたいなことになってしまい記事が書けませんでした。昨日ご紹介させていただこうと思っておりましたのはLino QuiltのYoshinaga様の以下の作品でした。
yoshinaga_gardenia_pillow彼女のように、ご自身がブログを書かれておられる方の作品って、掲載する必要があるのかしら?ってよく思うのです。(このお写真をお使いになられているかどうかは不明ですが)もしかしたら、この写真どっかで見たことある!という1枚を、わざわざわたくしがご紹介する必要ってあるのかしら?特に、ご自身のオリジナルデザインと一緒に撮られている場合は、申し訳ない気がするのです。わたくし自身は、他の方のデザインで、商売しようとは全く思っておりませんので、その都度悩むのでございます。ここで、今一度申し上げておきます。

左の「イリマ」は、Yoshinaga様のオリジナルデザインです。

日本ハワイアンキルト製作所サイトに掲載しておりますパターンは右の「Gardenia」です。驚きなのは、このふたつがYoshinaga様にとって大切な方へのギフトとして贈られるという事実でございます。このクオリティの作品なら、わたくしだって誰だって、いただけるものなら…。って思うのではないでしょうか?とにかくうらやましいです。こうして中身を入れられ、本来の使われ方をしっかり伝えてくださるお写真を拝見させていただくと、より欲しい気持ちが強まるという自分自身の気持ちにも気づくのでございます。
もうひとつ、お写真から、アイテムにはアイテムなりの機能があるのだということを教えられるのです。バッグが受け入れられやすいのは、持ち手がついていることで、100%その目的を理解できるということにあるのかもしれません。ベッドカバーも、単体で見ると素敵ですが、実際にベッドカバーとして使うともっともっと素敵に見えます。
pfw116_imgモチーフとなっているガーデニアは、パターンページにも掲載いたしましたが、「Gardenia brighamii」と呼ばれ、Native Hawaiian Gardeniaとも呼ばれる種類の花を描いています。今この植物は絶滅固有種です。オアフ島、ハワイ島では、10月から12月の秋と冬に咲き、マウイ島や、モロカイ、オアフではほとんどが春に咲くのですが、12月と7月にも見られることがあります。
ガーデニア・ブルガミーは、もちろん樹木です。椿と同じように淡い黄色の実がなります。もちろん、なかなかお目にかかれない植物ですが、美しい花の形に特徴のある白い花でパターン化しやすいモチーフでもありました。素敵な花を見つけてパターンにするのはいつでも楽しいです。全体に円形のまとめたパターンですので、中心にパワーがこもり、ピローにぴったりのデザインだと思っております。多くの方にお選びいただきたいパターンです。

ご主人様のご希望だそうです。(アロハシャツ)

Hayashi様は、いつも多くの作品を制作されておられる北村先生の生徒様です。作品に関するお話を伺いますと、いつでも夫婦仲が良いことを感じるだけでなく、奥様がてがけられておられるハワイアンキルトに対しても、深い理解を寄せられていることを感じます。hayashi_alohashirts_red_800
hayashi_alohashirts800このアロハシャツも、カラーオーダーは、Hayashi様のご主人様のご希望で組んだ色なのだそうで、なぜ2枚あるのか疑問だったのですが、1枚はご主人様の書斎に飾り、1枚は、誰かにほしいと言われた時に予備としてということでございました。お話を伺って、すごすぎて何も言えませんでした。彼女は、このブルー系のアロハシャツも制作されていて、制作中のこの作品をご主人様がご覧になったことが、新たに作品を制作されるきっかけになったのだろうと思います。色を変えて、作ってよとか、自分の部屋に飾りたいと希望されるなんて、ハワイアンキルトに興味がなければなかなか聞こえてこないオーダーです。このパターンは、今まで描いてきました様々なモチーフを自由にアレンジできるベースとしてもお使いいただけるようにと考えたのですが、この「自由にアレンジできる」というのは、簡単なことではないのかな?と最近感じることが多くなりました。たとえば最近販売を開始したミニマルシェバッグのパターンページにも記載しているのですが、パターンを140%に拡大すれば、レギュラーサイズのマルシェバッグを制作できます。って、これは難しいことなんだと、とある方から言われたことで気づきました。ましてや、サイズに合わせてラインを変更するというのも、そう簡単なことではないとも。なるべくパターン単体の価格を安くして、そのパターンを元に、サイズを変えたり、ラインを変えたりしたほうが、喜んでいただけるのではないだろうか?と、そのほうがユーザーライクなんじゃないか?と考えていたのでございます。人によっては、拡大したパターンを、貼り合わせることで挫折することもあるとお聞きしたのでございます。ということは、サイズ違いでパターンのラインナップを揃えたほうが良いのだろうか?と、ここに来て初めて考えました。お聞きしてみないとなかなかわからないものです。
hayashi_taro_800話は脱線しましたが、Hayashi様は、もう一点作品を完成されておられます。これも新しいデザインのTaroです。穴が多くて縫うのが大変!でも出来上がってみると縫って良かった!と思ってくださったそうです。ひさしぶりに、正方形&8分の1の定番パターンとして描きました。描いたときは、中心部分とイモのキルトラインがポイントだと思っておりまして、それが完璧に仕上げられているこの作品を拝見して心から嬉しくなりました。とっても素晴らしい作品でございます。

Mantaを切る

テレビを見ていると、日本全国が東京になってしまったような違和感を感じます。昨日も今日も豊洲、オリンピックって。ほかのニュースネタってないのでしょうか?わたくしは都民ではないですし、お金持ち都市「東京」のことうらやましく思います。大きなプロジェクトにかかわるなら、自分におこぼれがあるかもしれないって思う感覚は、すごくよく理解はできます。わたくしだって、お客様がカタログ作るって言ってくださるだけで、心が躍りますから。
Print最近のわたくしの作業傾向は、切りながら縫う=タパカパに向かう傾向にあります。それは数日前にご紹介させていただきましたMantaも同じでございます。
パターン上から見ますと、線が描かれておりますので、魅力的な感じがいたしますが、これを布で切ってしまうと、えっ?何にもないじゃん!と一気にがっかりなビジュアルになってしまうのがとても残念です。切って縫い上げてゆかなければただ、Mantaの形だけの状態になるので、少し創作意欲がそがれてしまうかもしれません。反対に縫ってゆけば、どんどん楽しくなるということも反対に言えるのかもしれません。manta_cut1

悲しいかな、こんな感じです。線もちゃんとトレースしてありますが、この段階では一部以外は切っていないので、不安がつのります。しっぽの部分、生地が伸びてしまわないように、トレースした布とベースを四角いまま合わせて、先にしつけして、後から形にカットしました。ベースはネイビー、パターンは、水色(サマースカイ)で、どちらも色無地です。manta_cut2
4965280672865アップにすると、ようやく何をしようと思っているのかわかる感じでしょうか?赤い点線の部分を切りながら縫うので、切り離されることをよく考えてしつけをしました。ここまでやってしまえば安心です。線を全部切ってしまっても、外側から切って縫っても結果はだいたい同じな感じであることは実証済みです。でも、布はほつれてしまうので、個人的には外から切りながら縫うほうがいいかな?と感じました。切るときはもちろん、得意のクラフトチョキを使っております。何でも切れるこのハサミ、うちにあったわよ~なんてことがあるかもしれません。
もういひとつ。トップの生地は、パターンをトレースする必要があるので、あんまり濃い色を使うと、作業が行き詰まってしまうかもしれません。わたくしは、パターンをつないだり、生地のデザインをする際にライトテーブルを使いますので、比較的楽に作業できますが、それでも濃い色の生地の場合は、トレースに苦労します。
パターン以外に、布にも触れて、布にも慣れることって、自分では大切なんではないかと、思うのです。布のよいところや悪いところは、紙とは違いますが、布で作り上げてしまうと、急に保存性の高いものになるのだなあと改めて感じます。ハワイアンキルトでは、紙は布のためにあるんだと改めて思うのでございます。