Easter Egg

イースターエッグについて、日本で知っているという方は、キリスト教系の学校に通っておられた方以外は、あまりポピュラーでは無いかもしれません。イースターは復活祭のことで、春の訪れを祝う、今時の季節に祝うもので、ミッションスクールに通っていたわたくしは、ウサギの卵として毎年1回、春先の給食のデザートとして、卵の形をしたお菓子が出ていたことで、なじみのあるものでした。正しくは、ウサギと卵は「豊穣」のシンボルだったことで、復活祭のシンボルとなっているということなのだそうです。PS068_300PS069_300
この記憶は、土曜日までまったくわたくしの中からきれいさっぱりと消え去っておりましたが、次男がアイスクリームをおごってくれるというので、近所のBaskin Robbins(サーティーワンアイスクリーム)に出かけたことで、急に思い出したのです。そうなんです、サーティーワンアイスクリームの店内のディスプレイにイースターエッグがぶら下がっていたのです。わたくしは、息子に買ってもらったジャモカコーヒーを店内で食べながら、それに気づき、「そうか~今頃がイースターだったのね。これ、ありじゃない。パターン描こう~。」といそいそと家に帰り、この6つのパターンを作ってみました。

PS070_300PS071_300上から、Hibiscus、Sakura、Dots、Tapa、Flowers、Leafsです。イースターエッグは、鶏卵の殻に飾りをつけられたものが最初で、現在では中が空洞のチョコレートや、プラスチックの卵の中にお菓子を入れたものなどがいろいろあります。そういえば、わたくしが小学校の頃に頂いたイースターエッグはマシュマロをチョコレートでくるんだもので、それほどマシュマロが好きで無かったわたくしは、あんまりおいしかったという思い出はございません。それでも卵菓子の横にいつも一緒に入れられていたひよこの小さなマスコットがとてもかわいらしくて嬉しかったことを思い出しました。

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サーティーワンアイスクリームのディスプレイにはいつもお世話になっています。ハロウィンのときも毎年楽しみにしていましたが、イースターを季節のイベントとしてとらえていることは、今年初めて知りました。
ですが、こんな一般的でないパターンは、描いたけれど、イースターについて知っていて、この卵の意味がわからないければ、なんじゃこりゃってことになるので、このパターンを見て、うきうきと春を迎えていただければ と思います。

イースターエッグは、細かな模様を砂糖細工でレースのように描いたり、Dotsのような幾何学的な図柄をライン状に描いたり、マーブル模様にしたりいろいろなものがあります。それらの要素のイメージをハワイアンキルトで作れるような楽しい卵達を描きました。いつかこのイースターがハロウィンのようにメジャーなイベントになってくれれば、この季節らしいテーマのひとつとして作品作りができます。Hibiscusは、ハワイアンキルトの定番要素をプラスした代表的なものとして、Sakuraは、桜の花のようなまた、蝶のような、水風船のような…とかいくつかのキーワードで、描いた馬鹿っぽいデザイン。Tapaは、マーブルで描いたようなイメージでタヒチアン風デザインに転嫁したものです。FlowersとLeafsは抽象的に描いた「花」と「葉」としてアイコン化したパターンです。こうして並んでいるとなんとなく春らしくてかわいいと勝手に思っています。

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