亀が大好き?

ふとしたことで、Yahoo!オークションの「ハワイアンキルト」のカテゴリーを見ておりました。素敵なバッグやポーチがたくさん出品されていて、その中に日本ハワイアンキルト製作所サイトのパターンをお使いになっておられる方も見つけたりして、嬉しく思ったりいたします。どんなモチーフに人気があるのか?あるいは色は?アイテムは?などという情報収集を目的とした閲覧なのですが、プルメリア、モンステラ、ハイビスカス、シェルにやっぱりHonu。
つい最近も書いたばかりですが亀(Honu)は日本人に好まれるモチーフであることは、長寿の意味を持つ日本的な理由に加えて、幸福を運ぶ、守り神であるなどのハワイアンキルト的な意味合いも受け入れ易いというのがあるのだと思うのです。わたくしの母方の祖父は鼈甲職人でありましたので、子どもの頃からこういった世の中の流れとはまた違った意味で、亀に触れる機会が多く、家にもよく見るタイプの亀のはく製が、祖父の遺品として存在しています。摩擦により薄くはいだ亀の甲羅を何枚も貼り合わせて製品を作り上げる鼈甲細工ですが、甲羅の放つ独特のあの香り、今もしっかり覚えています。

Print個人的には、Honuのポーチやバッグを使うということは考えにくいのですが、日本ハワイアンキルト製作所サイトでも、選ばれることが多いモチーフであることは確かです。でも、わたくしのルーツの一部に大きく亀は関わっておりますのに、この間デザインしましたマルシェバッグのラインナップに、ドルフィンはあっても、ホヌを全く考えておりませんでしたことに「ヤフオク!」を見ていて気づいたのでございました。じいちゃん、ごめん。亀のこと忘れてたわ。
同時に、ミニマルシェを基本として140%に拡大したパターンと、高さを45cmにした大きめのレッスンバッグサイズのパターンを一気に描きました。(近日発売します。)拡大が簡単ではないということ、多くの方よりご意見としていただきましたし、キルトラインはもちろん、パターンによっては、デザイン自体を変更する必要のあるものもございましたので、サイズを変更するだけではない、新しいデザインとして楽しんでいただけることと思います。サイズ変更というのはPC上の簡単な作業ではございますが、それをパターンという形の紙に出力すると、なるほど、多くの面倒な作業がついて回ってきます。こういった物理的な理由で、作品制作から遠のいてしまわれるのはとても残念です。わたくしにとってたやすいと感じることでも、それが大変!と思う方が居られ、反対に、わたくしが大変!と思うことをたやすくこなしてしまうということ、まだまだたくさんあるのだなと思うのでございます。どんなサイズでもばっちり100%でご用意させていただきますので、少しお待ちください。ちなみにこの画像は、新しいデザインのHonuでございます。

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