ククイのベッドカバー

箱根が大変です。わたくしにとって記念すべきスポットでもある大涌谷に近づけないなんて。それほどモノにこだわらないわたくしが唯一コレクションしておりますご当地キティ。その最初のひとつを購入しましたのが、大涌谷でございました。このひとつをきっかけに、集め始めて、もう今は数がわからないほどのコレクションになっており、旅行に行く方に、ひとつでいいから買ってきて～と、おねだりすることで、ご迷惑をおかけしております。

このお写真は、北村先生がカットされた「Kukui & Kukui Lei」のベッドカバーです。デザインしたときは、単色の指定でした。そうそう、このカットで参考にしていだたきたいのは、真ん中の部分です。パターンの真ん中に八つ星が入っている場合は、ベースの生地に穴をあけて、写真のように、裏から布をあてて、アップリケします。疑問に思っておらていた方、いらっしゃるのではないでしょうか？このセンターの星は、カットしてベースにのせる際に、合わせやすいように入れているので、星だけが真ん中に入る際には、ベースの生地をカットしてしまったほうが綺麗に合わせることができます。こういう場合は北村先生がカットされているように合わせて作品を制作していただくと嬉しいです。
やわらかなパステルと白を使ったこのククイの写真は、ずっと前にお送りいただいていたのですが、ご紹介する機会を逃してしまっておりました。なぜ、この作品を本日ご紹介することになったのかと言えば、今日は集中的にベッドカバー作品の写真を見ていたから気づいたのでございました。
わたくしが、ハワイアンキルトにはまるきっかけとなったのは、作品の写真を見続けたことにあります。モチーフやデザイン、色やサイズ、とにかくたくさんの制作された作品を見まくったことで、いろいろなことを教わりました。そして、今も、作品の写真を見るのが大好きです。きれいに作られているかということが、重要になりがちなハワイアンキルトですが、制作された作品を拝見すると、どんなお考えを持っておられるのかとか、どんな指導を受けているのかとか、どのような部分に重点を置いておられるのかとか作品が語りかけて来てくれるのです。同じデザインでも、出来上がった作品が全て違って見えるのは、人の手によって込められる思いがそれぞれ違うからなのだといつも思っていいます。パターンデザインは、作品制作のきっかけではありますが、縫い手によって自然とアレンジされてゆくものなのだとも思っています。180cm×225cmの圧倒的な大きさと説得力のあるベッドカバーってやっぱり素敵～。王道です。