pualani-quiltの三森先生は、ずいぶん早い時期から、教室運営にわたくしどものパターンを併用してくださっています。このほど1年かかって生徒様が完成されたバッグのお写真をお送りくださいました。このパターンはTaroのウォールのパターンを少しアレンジされました。カットされたときのお写真もお送りくださいましたが、こうしてバッグとして出来上がったところを拝見させていただくと、どうしてパターンの一部をアレンジする必要があったのかがよくわかります。バッグの形に沿って不要な部分を切り取る必要があったのでしょう。このパターンは、アレンジがしやすいパターンなので、みなさん自由にデザインを変更されて使われています。ブラウンとアイスブルーの美しい色の組み合わせで、ナチュラルな蔓の持ち手が付けられていて、とっても品良く出来上がっています。今の季節にぴったりのタロのバッグ。長いお時間をかけて制作された生徒様も、気に入ってお使いになられるのかな?と勝手に想像いたしました。全部をそのまま作ると下の写真のようになります。
比較してご覧になってみてください。
続きましては、色使いがいつもきれいなHK様のピロー2点です。Queen’s Comb(女王様のくし)と、最近何度も登場しますEmma’s Crownです。上の写真は、淡いピンク(7088-710)ベースに、真っ赤では無い赤色(7088-766)で制作されています。ロイヤルカラーを意識してセレクトした色ですとのコメントが添えられていました。HK様も、日本製の生地を広い範囲で使いこなす能力を持っておられていることと、どんな作品でも、必ずキルトラインを入れて仕上げていることは素晴らしいことと、いつも思っております。いつも本当に綺麗な色をお使いになるな~色がきれいだから余計作品の完成度が高く感じられるな~いいな~とお写真をこうしてご紹介させていただくのも、わたくし自身が拝見させていただくのもいつもとても楽しみです。
もう一点のEmma’s Crownは、ロイヤルカラーの組み合わせのひとつである黄色+紫で制作されたとのことです。最初お送りくださったお写真は、黄色+ブルーに見えましたので、制作されたと思われる色に近づけるよう、写真を少し修正させていただきました。(イメージが違っていたら、ご一報ください。)HK様ご本人は本来はもっと濃い色の組み合わせがお好きなそうですが、夏なので淡い色を使い、涼しげな作品に仕上げられました。もうひとつ濃い色の組み合わせでも制作しようとお考えになっておられるそうです。
もうひとつ。HK様は縫うのが早い。ただ早いだけでなく、綺麗に仕上がっているのがすごい!縫うのが好きだということが強く伝わって参ります。サークル活動を主催されているそうですがきっと素晴らしいリーダーなのだろうといつも思うのです。
最後はYoshinaga様が主宰されている「Lino Quilt」で、80歳を越えても精力的に作品制作を続けておられる高子様のChristmas Wreath(70×70cm)です。バッグの作品のお写真をお送りいただいておりましたが、ウォールの作品はさらに素晴らしいクオリティで制作されていて、お写真を拝見してわたくしも心から素晴らしいと思いました。先日も書いたのですが、アメリカやヨーロッパではもう7月に入るとクリスマスの作品を準備しますが、日本ではハロウィンが人気なので、このお写真を拝見して、すごくうれしくなりました。最もスタンダードなクリスマスカラーが、どなたでも安心して見ることのできる普遍的な作品に仕上がっていて、さすがです。以後も作品をどんどん制作し続けていただけるよう、応援させていただきます。
皆様。どうもありがとうございます。以後もまた、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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