黒と白

BB-01_300黒いバッグのデザインを考えました。どうかな?ととにかく悩んだのですが、シリーズで揃えるとこれが意外にかわいらしい感じがいたしました。黒を作品に使うことはタブーとされているハワイアンキルトですが、ハワイアンキルトのバッグ自体が後になって考案されたものでありますし、わたくしがお手伝いさえていただいていた先生は、教室運営の初期の頃はバッグをあまり眼中に入れて居らず、作品性の高いものを追求されておられたような気がします。

ですが、最近では、ハワイアンキルトのバッグはどこの教室でも必須アイテムになっているように見えるので、新しいタイプのデザインを考えることで、皆様がどのように思われるのかお聞きしたい気分でございます。ブラックバッグと称したシリーズで、8つばかりデザインを考えました。気になる方はごらんになっていただけると嬉しいです。切りながら縫ってゆくタパカパスタイルのデザインで、ひと味違った新鮮さが、皆様の創作意欲をかき立てることがあればいいとひとつのご提案としてごらんいただければ幸いでごさいます。

ハワイアンキルトにおける黒はさておき、この色は、汚れにくい、洋服の色を選ばないなど、バッグの機能を考えると、そう悪くは無いと思うのです。

WWB01_300そこで白を感じるこれも新しいタイプのウォールハンギング&バッグのセットパターンも考えました。これを考えるに至る理由は、わたくしの元にお送り頂いた作品の写真を拝見させていただいて気づいたことで、花や葉を縫うのは楽しいけれど、茎や蔓を縫うのはつらい?花や葉はきれいに縫えているのに比べて要素をつなぐ茎や蔓は、線を縫っているに過ぎないと感じさせる作品にいくつか出会ったことにあります。

それで少し指導しておられる先生方にお聞きしたところ、やはりそのように感じて作品を作られている方がおられるそうです。そこで、うーんといろいろ考えた結果、「茎や蔓の無いパターンを考えたらどうだろう」ということでございました。

描いてみますとこれが結構楽しいのです。あれよあれよと12種類ほど考えました。最初60×90cmの気楽に制作できる小型のウォールハンギングのデザインとして描いたのですが、半分に折るとバッグのパターンとしてもなかなかかわいい!

そこで2つをセットにしたパターンを商品に加えることにいたしました。こってりとしたハワイアンキルトの作品を飾るのはとっても素敵なことですが、畳の部屋が少なくなりつつある日本の住宅で、たまにはクールなデザインのウォールハンギングをデコレーションしてみるのも新鮮なのではないかしらん。是非ごらんいただき、気に入って頂けたのでしたらおひとつどうぞ。

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