バッグとポーチ

goto_lokelanibag_800バッグやポーチの作品を本日はご紹介させていただきます。何度も申し上げておりますが、バッグはハワイアンキルトのジャンルには存在しない、日本固有のアイテムです。それでも、ハワイアンキルトを手がける方なら、必ずひとつは制作される(であろう)無視できない種類のものです。多くの場合、表裏きちんとキルティングされた2枚を接ぎ合わせ、同素材もしくは、市販の持ち手を取り付けるというナチュラルな形がほとんどです。
このブログでも素敵な作品を多数ご紹介させていただいておりますが、みなさん本当に毎日お使いになっておられるのか疑問に思うことがあります。月1開催しております会合の場でも、メインのバッグとして使われているのを見たことがありません。みんなブランドもののバッグを使っておられますし、見せていただく教室の様子を撮ったお写真を見ても、生徒様がハワイアンキルトのバッグをお使いになっている様子がないように思います。
いったいどなたがどこでお使いになっておられるのか?
と、ときどき思います。
場合によっては、minneやオークションで販売されているのかもしれませんが、わたくしは街で見たことがありません。

まず最初は、Keiko Goto様のロケラニのショルダーバッグです。今は販売終了となったこのロケラニのパターンは、様々な色、様々な素材で多くの方に制作していただいたデザインですが、今回初めてショルダーという形で登場です。
今年トレンドのターコイズのパステル色をベースとして、ロケラニは鮮やかなピンクで制作されました。ショルダー部の芯には、フェルトをお使いになっていて、肩にかけるとふんわりソフトな感じです。ご自分のサイズに合わせたショルダーの長さが手作りばらではのシンプルなバッグです。また、中袋とショルダー部の生地がとってもかわいい。A4のファイルがすっぽり入るサイズですが、安心して使えるかわいいバッグです。noohira_angels_bag

このエンジェルス・トランペットのバッグは、ずいぶん前にお送りいただいたNohira様の作品です。このパターンも販売終了いたしました。このバッグは、口がねを付けたファスナー仕上げで、とっても安全な仕上になっています。両面の花の素材と色を変えて、どっちを表に持っても大丈夫。という便利なバッグです。持ち手の長さもあるので、ショルダーにも使える仕様になっています。ファスナーの端についた大きめのマカロンはハートの形なんですね~。右の側面は花の部分にグラデーションの生地をお使いになっておられます。Nohira様は、通常Konaをお使いになっておられるので、色がとても美しいです。nagao_ukulelebag

Mikana Hawaii StyleのNagao様のサークルの作品です。両面50×50cmのピローのパターンを使った大型のバッグです。ウクレレのパターン2種が表裏になっているので、両A面のバッグです。むら染めにソリッドのブラウンという同系色でまとめたハワイっぽいバッグです。フープを入れてサークル活動の場に作品を持ってゆくのにぴったり。フラを学んでおられる方がほしがりそうな素敵なバッグです。takano_vanity_800

ここららはポーチです。Kaiho先生の教室で学んでおられるTakano様のミニバニティです。確か糸を入れるために作りたいとおっしゃって制作された作品でしょうか?バニティ用のロケラニをアレンジされています。わたくしのクライアント様がよくおっしゃるのですが、バラとレフアはみんな大好き!なのだそうですが、確かにバラはポーチやバッグで多く選ばれるモチーフなんだなあと思います。手まりのような雰囲気がかわいいミニバニティです。イラスト入りのククイも彩りになってます。tajima_pouch3

Tajima Quiltの田島先生の生徒様の作品です。ウクレレとパイピングの部分は「柿染め」の生地をお使いになっていて、田島先生は和の生地がお好きなのだそう。レトロなウクレレになったとおっしゃっておられますが、不思議ないい雰囲気の作品に仕上がっていて、かわいいなと思います。柿染めということは、柿の渋で染めたものなのでしょうか?天然の深い茶色が魅力的な作品。中袋、クジラや貝が描かれているでしょうか?口を開いたら、鮮やかなオレンジが目に飛び込んできて、なんだか新鮮です。こういう作品は、全く想定外なので、とても感心いたしました。asano_pinepplepouch

この作品は、本日Asano様から届いた作品のお写真です。パイナップルのかわいいポーチができました。確かに。淡いピンクのむら染め上に、淡い黄色のパイナップルが載ったほわっとした作品です。後ろ側は、淡いピンクのプルメリアが一輪入っています。パイナップルなら、どなたでもモチーフのことを知っておられるはずなので、このポーチほしい!という方、大勢おられると思います。ハワイアンキルトに最初に触れるとき、パイナップルや海の生物で作品を制作すれば、何も知らない方も親しみを感じるのではないでしょうか?asano_anthrium_pouch

このアンスリウムのポーチもAsano様の作品ですが、パイナップルのポーチと同じ親しみを持てる作品です。彼女は、いろいろな形のポーチを、自由にパターンをアレンジして制作されています。
冒頭で、バッグついて持論を展開いたしておりますが、こうして作品をひとつひとつ拝見させていただくと、やはりどれも素晴らしいと思います。
このブログに掲載させていただく作品のほとんどは、作品だけをごらんいただくために、写真を加工させていただいております。なので、わたくしは、すべてのお写真をじっくり隅から隅までしっかり拝見させていただいております。大きくして見るとまた、細かな工夫が目に入って参りますので、改めてなるほどね~と気づかせていただく部分もたくさんあるのです。

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