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デザインパターンはご購入いただければ後は自由です

当サイトのハワイアンキルトパターンはすべてY.Yoshidaが描いたものです。ハワイの有名作家が描いたパターンではありません。全てのハワイアンキルト作家の方のために、描いたオリジナルパターンです。
もちろんパターンをご購入いただいても、自分がデザインしたということを言わないで頂ければ、これを基本にキットを作って人に売ったり、教室を主宰して頂いても結構です。キットの大量生産をしたり、イベントなどで販売してもどんなことでも自由にやって頂いて結構です。また、できあがった作品の著作権についてうるさく言ったり、写真にコピーライトを表示してくださいというようなことは申し上げるつもりはありません。なぜなら、パターンはハワイアンキルト作品においてはプロセスの一部で、作品を仕上げていただくエネルギーを考えると、制作者が、主役になることは当然だと常々思っています。ただ、このサイトで販売しているパターンを無断でコピーするのだけはやめてください。ご購入頂さえすれば、後は自由です。

このサイトを作った理由は、もっと日本中の方がハワイアンキルトを気軽にチャレンジしていただきたいとの願いがあるからです。みんなが自分のデザインを人に真似されることに敏感になりすぎていることが足かせになって、ハワイアンキルトはパッチワークに比べて、始めてみようと思う人の数はとても少ないの理由は、パターン供給の不自由さにあると思っています。Y.Yoshidaは、ハワイアンキルトのパターンをデザインする他に、多くのデザインを主な仕事にしているプロのデザイナーです。中でも日本のハワイアン業界の仕事を年間多数手がけています。フラダンスの興業や、コンペティション、ハワイアンショップや、フラハーラウと、ハワイアンキルト。これらのWebsiteや広告宣伝などのグラフィックデザインを10年以上手がけています。

そんな私がハワイアンキルトで出会ったのは2003年、日本の某ハワイアンキルト教室の主宰者を通してでした。その頃、ハワイの有名作家の孫娘とパターン使用契約を結んでいた主宰者はとっても大変そうでした。というのは、モチーフを使ってデザインレイアウトを独自に描いても、すべて、ハワイのパターン所有者がデザインしたことになってしまう。さらに、キットを買って作品を作り上げても、コピーライト表示をしないと、人に見せてはいけない。キットを買って生徒さんが作品を仕上げて展覧会を開催しても、出展する作品を事前にチェックされるなど多くの制約があって、苦労して作りあげた自分の作品がまるで人のもののように思えました。数年契約を結んでいた主宰者は、その後契約期間を終え、オリジナルデザインで教室を運営する結果になってしまいましたが、とにかく気の毒に思えるほど大変な日々だったことを覚えています。

2003年末頃から2011年9月まで、某ハワイアンキルト教室運営のお手伝いをして来た私は、とにかく多くのハワイアンキルト作品に触れ、たくさん勉強をしました。そしていつか自分でパターンをデザインできたら楽しいだろうなと思い続けてきました。ですが、このハワイアンキルト教室のお手伝いをしている間は、主宰者の先生がデザインするパターンだけを教室で使うという決まりだったので、私の出る幕は当然ありませんでした。2011年の10月から、その教室のお手伝いを終えてから今までたくさんのデザインパターンを描き始め今も、日々描き続けています。相変わらず写真にコピーライトが書かれている状態が日本のハワイアンキルト教室のホームページやブログで見られるなか、どこの教室にも通わないで、独自でハワイアンキルトの制作を続けておられる方や、デザインパターンを探して苦しんでおられる指導者の方向けに、パターンの販売をしようとずっと準備してきました。

ハワイアンキルトは、ハワイで生まれハワイの芸術として日本で大きく発展した今や日本の文化のひとつとしてとらえてもいいのでは?と思っています。キャシー中島氏のおかげで、新しい手法も加わり、誰もが気軽に作品制作に参加できるものとして、多くの方々に知られるようになりました。ですが相変わらずパターン使用の制約は厳しく、これが原因となって始めにくいという方もまだまだたくさんおられることは確かです。もともと商業デザインを主な仕事としてきた自分は、常に新しいデザインをクライアントから要求され、それを一度使ったら終わり。という感覚の中で生きてきたので、真似されたり、盗まれたりすることにあまり憤りを感じないで過ごしてきました。逆にそれほど自分が提案したものを気に入っていただけたことに喜びを感じてしまうほうです。真似した、盗んだと相手を追求する時間があるのなら、新しいデザインを描いたほうがよっぽど生産的ですよね。なんて。もちろん基本のパターンは用意していますが、新しいデザインを描くときにどんどん基本のパターンを増やしています。ハイビスカスやモンステラ、タロなど人気のパターンは、様々なパターンを用意しています。みなさんの趣味に合ったデザインをご購入いただき、楽しく自由に作品を作りあげていただければと思います。

個人的には、ハワイの有名作家Aunty Deborah Kakaliaの個人的な研究家としてここまでやって来ました。お好きな作家の作品をじっくり見て、研究することは、上手に縫える以上の勉強になることは間違い無いと個人的には思います。そして、作品制作のテーマとなるモチーフや材料など、人それぞれ違うかもしれませんが、お使いになられている材料にあった、デザインで最後まで作品を作りあげてください。そのお手伝いの一部を当サイトがさせていただきます。できあがった作品の写真を私どものところまでお送りください。皆さんのすばらしい作品をWebsiteでご紹介させていただきます。

ハワイアンキルトの教科書は、私たちのやってきたハワイアンキルトの作り方をわかりやすくまとめたもので、これが正解というものではありません。ですが、生地の取り方や、パターンの広げ方など基本中の基本の手法のひとつをまとめたもので、本屋さんにあるきれいな写真と型紙がついている本ではありません。ですが、個人的に作品制作されている方や、いまいち手法に自信が持てないという方向けや、他の手法を探しているという方の一部の手引き書としてご活用いただければ幸いとまとめたものです。
しっかり勉強して将来教室を主宰したいという方のために、カリキュラム例やキットの価格の設定法や、規約例なども収めました。
同時に基本のパターン15種も中に含まれておりますので、作り方を見ながら、基本的なクッションカバーを制作することも可能です。この教科書は、教室の初心者の方に、テキストとしてご利用いただくことなどもお勧めします。

デザイン展開のコンセプトは、Aunty Debbie Kakaliaとほとんど同じで、ピロー(クッションカバー50×50cm)のパターンを基本として考えています。ここで使用しているモチーフの形は、ウォールハンギングやベッドカバーなどの大きな作品となっても、同じものを使用しています。デザインによってそれぞれモチーフの配置や大きさなどは違いがありますが、その形は同じものを使用するという考え方です。このやり方をすれば、パターンデザインを限り無く作り出して行くことができるので、唯一無二のあなただけの作品を手にすることが永遠に出来るのです。とかく簡単で意味の無いように思われるピローのデザインが一番重要で、全てのデザインの基本になると大切にしています。そしてこのパターンを日々増やして行くことも続けています。みなさんがよくご存じのハイビスカス、プルメリア、モンステラ、ウル、ホヌなどのパターン以外にも、ハワイアンキルトのパターンがたくさんあること、皆さんに知って頂きたいと日々精進しています。

このほかに、ハワイアンキルトのパターンを、自分で描くのは難しいけれど、こんなテーマとモチーフでデザインだけをして欲しい。というご要望にもお応えしています。結婚式のプレゼント用にクッションをデザインして欲しい。就職祝いに何かを贈りたい。フラ教室のホイケ(発表会)で、ステージに掲げる大きなタペストリーをデザインして欲しい。など、あなたのオリジナルデザインを描きます。もちろん作品制作も承っております。

Y.Yoshidaのプロフィールは以下です。
昭和35年2月1日生まれ。出身地は東京都目黒区。今では見る影もないけれど、東京・四ッ谷の雙葉学園に幼稚園から高等学校まで、辛い思いをしながら14年間通ったお嬢様。中学2年のときに父親に“デザイナーになりたい!”とわがままを言い、14歳のときから今の仕事をしたいと願い、紆余曲折を経て、現在も14歳のときに思った仕事を続けて来られた幸せな人生だと思っています。
高校卒業後、2年浪人して、多摩美術大学・立体デザイン専攻・プロダクトデザイン専修に入学。工業デザインを学び、卒業後、24歳のときに株式会社平野デザイン設計に入社。この会社には、大学2年のときから出入りをして、バブルの時代もあってらくらく就職した。(と言っておきます。)平野デザイン設計では、プラスチック製品(味噌の容器・プリンの入れ物・イカの塩からの容器など)のデザイン・設計、文字のデザイン、パッケージソフトのSE(システムエンジニアリング)、ブラザー工業のCI、キングジムのファイル、介護用品の設計など、おじさんがやりそうな仕事を6年間続けました。
長男の出産を機に会社を辞め、フリーランスとして仕事を始め、現在までの24年間休むことなくプロのデザイナーとして仕事してきています。
フリーランスの間に、フラのコンサートやコンペを提供する有限会社ヤスダインターナショナル様、フラ用品やドレスを提供するココエミリー様、Maka Maka様、ハレクーアイレア様などハワイ業界の仕事をお手伝いしてきましたが、その期間も個人的にハワイアンキルトを研究し、パターンを描き続けて来ております。
ハワイアンキルトに関しては、岡田千恵子氏主宰のハワイアンキルターズクラブ・カオヒナニを2003年12月より8年弱手伝い、今は分かれて個人の活動として日本ハワイアンキルト製作所を作りました。故アンティ・デボラ・カカリア氏のデザインと手法に驚き、現在に至るまでQuilt Watcherとして、氏の手法を研究&分析をし、彼女が伝えたかったハワイアンキルトが多くの人に継承されて行くことを、心から願っています。

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