好きなハワイアンキルトのデザインというものは、みなさんあるのでしょうか?わたくしには、とてもとても好きなデザインの作品があるのです。パターンに対するいろいろな考え方はあるのかもしれませんが、ハワイアンキルト好きの人ならみんな、作家やデザインに関係無く、参考にしたいと思う作品があったら、それを作品のして見てみたいと思うのは当然のこと、と言いたいのですが、そういう人は圧倒的に少数派であることを、少し寂しく思っているのでございます。過去の素敵な作品を、実際に見て、知っておくことは、以後の制作活動に大きな影響を及ぼすに違いない。事実、いくつかの衝撃的な作品との出会いが、今も、作品を作らない、わたくし自身の興味と探究心を維持させ続けてくれているのです。
なので、ベッドカバーパターンのページに、無償提供させていただいているいくつかのデザインは、過去の作品で、人のデザインです。なので、研究用に制作したいと望む方に、無償提供させていただいております。ご覧になって、制作したいと希望される方、がもっともっとたくさん現れてくださることを期待しておりますが、今現在2名だけという結果になっております。こ掲載しておりますパターンの中のいくつかは、正統な継承者の方が、どこかに居られるかもしれませんが、そういう方からのご連絡は今のところ無いのが残念です。
初めてお問合せくださったのはLino QuiltのYoshinaga様でございました。ですが、Iolani Palace Coronation Standを110cmにサイズダウンして欲しいとのお申し出で、わたくしは最初とてもがっかりしました。ですが、彼女の教室の生徒様たちは、100cm以上の作品をどんどん制作されて居られることを知っておりましたわたくしは、先生ならば、ベッドカバーにチャレンジされたらいかがでしょうか?210が無理ならば、180cmにサイズダウンするという手がございます。などと図々しくご提案させていただいたのでございます。ダメかと思っておりましたら、Yoshinaga様はこのわたくしのご提案を聞き入れてくださり180cmにサイズダウンしたIolani Palace Coronation Standを、現在制作されておられることと思います。
そして、もうひとかたは、Hibiscusにチャレンジしてくださるとのことで、年末年始に、カットして広げるお手伝いを、北村先生と一緒に、これも無償でさせていただきました。このチャレンジャーは、Mikana Hawaii StyleのNagao様で、わたくしが作って欲しいと、お願いしたこともあって、この作業はとっても楽しい時間でございました。
このパターンは220×275cmのサイズがあり、カットして広げるだけで、多くの経験ができたことは、わたくしも、Nagao様も、北村先生も同じだと思います。ご覧のとおりのデザインなのでございますから…。このパターンが、ずっと昔にデザインされたこと、それを、キットに仕上げた人が居たこと、それを縫って作品に仕上げた人が居たことなど、ここまでの作業で、それをトレースすることができたということは、Nagao様に感謝させていただきたい気分でございました。
そんな作業の途中で、この大きさのパターンの場合は、中心から置いて行くより、フレームで決めてから、中を置いたほうがいいのではないの?と、もう一枚過去のデザインをベースに、フレームを追加したパターンを用意し、Nagao様のハイビスカスを仕上げたあと、一気にカットしてフレームから置くという実験を行いました。ハイビスカスと同様、中心から放射線上に広がるデザインとしてセレクトしたのは、ブルージェイド。220×220cmのパターンです。
これも過去にあったデザインを元に、要所要所に変更を加え、あえてフレームを付けました。これはカットしてここまで仕上げるのに3時間半ほど。(北村先生が切るから早いということも考慮に入れて。)大きなパターンは外から置くほうが、作業が早く済むし、伸びてまいがちなバイアス方向の問題も解決できるかも?と実感したのでございます。
この作業はあくまでも、考察と実験です。わたくしはキットを売りたいとは思っておりませんので、これはわたくしのビジネスには、一切関わりありません。何か変わるとすれば、あといくつかパターンを、同じようにカットしてみて、教科書の内容を、変える必要があるかもということだけです。カットしたこの2枚。1枚はNagao様が制作され、1枚は北村先生が持って行かれました。
コメント
あけましておめでとうございます
大きなサイズを見るとムズムズします。
ここのところ、ネットSHOPの商品を作らなきゃ
という事がメインで大きなサイズを作っていません
なので、尚更作りたい!!と思います。
まずは、ピローのカットワークを受けてから
順を追って学んで
bedサイズに辿り着いて行きたいと思います。
生徒さんに伝えて行くのですからちゃんと
学ばないと。
こんなに大きなサイズをカットされていく
皆さんすごいですね!!
頑張ろう!!力になります。
キルト教室に通っている頃
古典柄という言葉を先生から何度も伺い
とても気になって古典柄を縫ってみたいと
ずっと、思っているのですが…
どの様な物が古典柄なのでしょうか?
少し古典柄の物を縫って私のコレクションに
したいと思うのです。
アドバイスいただけたら嬉しいです。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
古典柄については、習っておられた先生が何を指しておられたのかはわからないけれど、
習っていたときに、その先生に見せていただくよう頼めば良かったのに~。
あけましておめでとうございます。
ご無沙汰しております。
所用で忙しく、年末にやっとPCを開く時間ができました。
そして「みんなのキルト展」が開催されていたと知り、悔し涙を呑んでおります。うう、無念…。
次回こそは!必ず見に行きます!
いまはキルト製作を封印している私…。
ベッドカバーはやはり憧れ。
中でも死ぬまでに絶対チャレンジしたいベッドカバーNo,1は「ブルージェイド」!
一度、某キルト展で目の当たりにした時の感激は、今もこの胸に焼き付いております。
いつか、いつか私はこれを作るんだ!という思いが心の奥底から吹き上がってきたもんです。
今回のブログを見て、またキルトへの情熱が再燃し、胸を焦がしております。
HPにある復刻版も作ってみたいよぅ~~。
ああ、人生があと30年あれば…。
ハワイアンキルトを作っている皆様、どうか今年?の「みんなのキルト展」に、壮大なベッドカバーを、沢山、出展してください。心待ちにしております!
Sari様
コメントありがとうございます。
あけましておめでとうございます。
今年は是非、お目にかかりたいと思います。
ちょっとはやる気になっていただけたみたいで嬉しいです。
良いデザインは良い。良いデザインは見たい。そして作ってみたい。
まだ、変わらずこんなことをやっております私ですが、
これからも胸を焦がす何かをご提案できたらと思います。
今年は、キルトショーに、必ず来てね?