昨日ご紹介させていただきましたWhaleのバッグを制作されたNohira様は、並行してウォールハンギングも作っておられます。彼女の御親戚がフラを学んでおられることはお聞きしておりましたが、結構大変なこのパターンをご自分でカットされ、現状、アップリケが終了されたとのことで、お写真をお送りくださいました。パターンは「Hula Impliments」です。最初ガラケーで撮ったという小さいサイズのお写真がわたくしの元に届いておりましたが、もっとおっきいの、送ってくださーいとお願いしましたら、このお写真が届きました。ロイヤルカラーを少し外し、それでもちゃんとロイヤルカラーを感じさせる色で制作されているこの作品、いい感じに仕上がりそうで、今から楽しみです。このパターンに描かれているのは、すべて、フラに使う楽器で、ウクレレ(四隅に入っています)イリイリ(ウクレレの下にある楕円のもの)これは石の楽器で、ハワイで自分のイリイリを拾うという人もいます。片手に二つ持って、カスタネットのように手の中で石をぶつけて音を出します。プイリ(イリイリの下にあります。)これも打楽器で、竹に細かい切れ目が入っていて、両手に1本づつ持って、ぶつけて音を出します。イプ(中心部分のストレート方向に入っています。)ウリそのもので、中を抜いたもの。手で持って胴の部分を叩いて音を出します。大きなものはイプヘケといわれ、古典フラのチャントのリズムを刻む際に床にぶつけたり胴を叩いたりして使います。イプは、ダンサーが使いますが、イプヘケは、ハワイのクムフラ(先生)や、教室を代表する先生が使います。中心部分のバイアス方向に入っているのが、ウリウリ。上に鳥の羽根(だいたい赤と黄)の大きな飾りがついていて、本体は小さめのウリでできています。ダンサーが振って使い、マラカスのような音がします。フレームの上下に入っているのがパフドラムです。これもクムや先生が、古典フラのリズムを刻むのに使います。なんてパターンのことをくどくど書いても意味がないかもしれませんが、わたくし個人としては、パターンに興味を持っていただきたいと心から思っているのです。音の出ない世界のハワイアンキルトですが、モチーフの出す音を感じながら制作すれば、素敵な作品が出来上がると信じているのです。パターンに意味があるから、ハワイアンキルトは楽しいと思っております。
制作されておられるNohira様は、きっとフラが身近にあるのだろうと思うのです、だってこのパターン、知っていなければ選ばないデザインだと思うからです。
コメント
昨年末は もう暫くキルトは休もう等と 吉田さんに電話しましたよね~今裏に綿と裏布を入れ 少しホッとしています 一つの作品 出来上がるまでに沢山の思い出 沢山の楽しみがありますね キルティング終わりましたら又送らせて頂きます いつも 本当に有難うございます
そうそう、そうでしたね~。
ハワイアンキルトをやめてしまうそうだったので
とってもとっても心配いたしました。
なのに、こんなに大きな作品や、バッグなども新たに制作されておられること
とっても安心いたしました。
以後の進捗も、楽しみにいたしております。