お嫁さんへのプレゼント

心の広い方です。Yokoyama様は。彼女は埼玉で教室を運営されている北村先生の生徒様です。２枚のピローを制作されて、「もう、お嫁さんにプレゼントしてしまうから、その前に持ってきました。」とおっしゃってくださったそうです。パターンは「Hibiscus Love Left」と少しアレンジされた「Spider Lily 」です。

Hibiscus Love Leftは、左右非対称に描いたウォールのパターンも左側半分と右側半分をそれぞれ左右対称になるように切り取って再構成したパターンです。偶然花びらの下側に、ハートが出てくるパターンとなりました。このハートのおかげで、右半分より好まれるデザインになっているかもしれません。このハートは「家族」という意味もあるので、親族にプレゼントするにはぴったりのデザインです。きれいに制作されているので、出来上がった四角形も、すっきりして見えます。個人的には、このハイビスカスのデザインは、日本ハワイアンキルト製作所ならではのパターンだと思っておりますので、それをセレクトしてくださったことも、嬉しく思います。
もう１点のスパイダーリリーは、以前デザインしてボツにしたパターンを使われたとのことなので、わざわざお写真をお送りくださらなくても良かったと思うのですが、おそらく、上のハイビスカスとセットでプレゼントされるということで、お送りくださったのだと思います。
別名エマリリーと言われるこのモチーフをお選びになったのは、Yokoyama様から見て、お嫁さんはお姫様なのかもしれないと、同じように息子を持つ立場としては、なんとなく理解できます。息子だけですと、なかなかピンクの要素が生活の中にないので、この色で作りたいというのも同じようになんとなく理解できます。こんなに思いのこもった作品を譲り受けるお嫁さんは、きっとそんなYokoyama様のお気持ちに気づいて、大切にしてくださるはすだ！と思うのでございます。
ギフトとして使われるアイテムで、ピローをセレクトするというのは、とってもハワイ的です。わたくしの好きなハワイの某有名作家も、自分の誕生日を祝ってプレゼントをもらった人たちへのお返しとして全員にピローを贈っていたと言われています。でも、これってすごいことだと思うのでございます。だから、Yokoyama様もすごい。うらやましい。