PUNAのShimamura様より、バッグのお写真が送られてまいりました。以前ご紹介させていただきました、猫のバッグのラインをご覧になって、このようなキルトラインにしようとお考えくださったのだそうです。このように、モチーフが中心を外して入っているデザインの場合は、エコーキルトで仕上げると、モチーフのある部分だけが引っ張られて、バッグの形がゆがみやすくなるのですが、これならうまくゆく。素晴らしい。
ビーチサンダルを使った、オリジナルデザインのバッグでございましたし、このタイプのパターンはサイトには無いので、掲載させていただけるかどうかをお聞きして、お許しをいただいてのご紹介です。ご自分用のバッグとして制作され、生徒様に、キルトラインの説明用にもお使いになられるとのことでございます。おそらく、エコーで仕上げるという以外の手法もあるぞ、と説明されるのだと思いますが、確かにいつもと違う雰囲気に出来上がっています。グラニーバッグにしては持ち手が長くなっておりますが、ショルダーとしての使い勝手を、考慮されてのことなのだそうです。日本ハワイアンキルト製作所サイトのパターンから生まれた「見本」として使っていただけたらと思います。だって。
「見本?」えー見本なんですか~?そんなこと言わないでください。なぜなら、わたくしにとってはここにご紹介しておりますお写真はすべて「作品」だと思っておりますからです。
お送りいただく作品のお写真にはそれぞ れ独自性があり、制作された方の工夫や思いが詰まっていて、わたくしには見本には見えておりません。もとより、ハワイアンキルトは、ハワイでは絵画と同じ 芸術作品というとらえ方をされていることは、周知のこと。それぞれの方が作品制作にかかわり、完成されたものは、画廊に並ぶ絵画と同じはず。と思って拝見させていただいているのでございます。
作品、見本、商品…。ご自分の作品を、販売されておられる方も居られると思いますが、わたくしのところにお写真を届けてくださる際には、すべて作品として考え、ご紹介させていただいております。実際に作品制作を積極的に行わないわたくしは、本当の意味での作品制作の大変さなど、全く理解できない立場でございますか ら、紙だったパターンが、どんなに小さなものでも、作品に仕上がり、お写真という形で拝見させていただけることは至福の喜びであるからです。同時に、お送り くださる皆様も、「見本」だと思っておられないのではないでしょうか?
見本と呼べるもの は、唯一、わたくしが制作するものだけと思っておりましたので、なんだか申し訳ない。わたくしの作るものに関しては、100%パターンを売りたいと願って 作るので、見本ですし、失笑を誘うものだったりしても、全く問題はございません。コンセプトが皆様とは全く違うのでございます。なので、見本とおっしゃられても、やっぱりわたくしにとっては「作品」なんでございます。
コメント
ありがとうございます。
私は、販売をしているので名刺代わりで
あったりするので
自分の作品はインパクトのある物を
作るようにしていました。
今回は、思い切ってグラニーを変形させて
持ち歩いてみて
これで大丈夫と確信を持てました。
ショップを始めてほとんどゆとりがなく
過ぎていましたが
やっと、自分なりのスタンスがわかってきて
自分の大切な作品を自分の手元に残そう
そんな作品も作り始めています。
私の手元からお客様の元へお嫁に行った
かわいい作品たちのその後を
教えていただける機会がある私は
幸せだと思います。
もっと自信をもって
たくさん作りたいと思いました。
本当にそうですよね。直接効果測定が出来る環境というのは
うらやましく思います。
そうそう、写真が切れてないのも素晴らしいです。