昨日のわたくしの実験に対して長男から、自分は真ん中の列の下から2番目がいい!と言われました。なかなか宣伝効果を考えてくれた意見であると内心ほくそえみながら、アップの写真を掲載しようと思ったのでございます。
柄の生地でありながら、まったくもって「Aloha」な感じやハワイアンな雰囲気のない生地でございますが、「Aloha」と切り抜くと、そう見えてくるから不思議です と書いたのはこのことでございました。ですがセレクトのポイントは、色相がはっきりしている。柄が小さいモノである。ということでございましたので、家族ではございますがこれがいいと言われたことは、こちらの目論見通りに行ったのかな?とほくそえんだのでございました。このパターンは、「バッグの素」ハワイアンキルトバッグ用厳選パターン30種・第1集に収録されております。6月30日まで、割引価格にて販売致しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
本日ご紹介させていただきますサンプラーズは、昨年の9月、わたくしをなぐさめてくださるためにお写真をお送りくださいましたH.S様の作品でございます。お写真を拝見させていただいた瞬間はとってもおいしそうな(あくまでもわたくしの印象ですが)雰囲気を持つ作品だと思ったことでございました。
お使いくださったのは、20×20cm新ミニタペストリー用パターン1 で、お好きな9パターンをサンプラーズとして仕上げられています。
アップリケの段階で9枚のモチーフをつなぎ、つないだもの全体にキルティングを施すという作り方をされておられます。なので、同じ材料のベースを使いながらも単調にならずに良い感じ。色も大変美しく、優しい雰囲気の作品に仕上がっているな~とうっとり拝見させていただきました。H.S様は教室を主宰されておられるのですが、この作品をご覧になった生徒様8名が、作りたい!とおっしゃったそうでございますが、これなら納得です。だって可愛くて素敵だもの。
体験用や、簡単なものを制作することを考えて描いたパターンですが、こういう組み合わせと使い方をしていただくと、20×20cmの小さなパターンでも立派な作品にクオリティアップできるのだなあと改めて教えていただけたように思います。上手な材料のセレクトで、甘く優しい香りが漂ってきそうな作品だと思います。
さらにすごいのは、周囲のパイピングがバイアスで取られているところでございます。おそらくパッチワークの技術をお持ちなのでしょう。四角いものは伸びないと考えるハワイアンキルトでは、ここまで親切に作品を仕上げなくても良いとされておりますが、それが嫌だとお考えになる方も多数いらっしゃることを改めて感じたのでございます。そうですよね~。本当はそうあるべきなのかもしれませんよね~と少し反省したのでございました。多くの知識と技術が集められて、いつかもっとしっかりとした、日本独自で発達するハワイアンキルトのノウハウが確立される日が来れば良いなとも思うのでございます。
生徒様の作品も是非拝見させていただければとも思います。お写真心待ちに致しております。
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