ドレスになったテキスタイル

以前はテキスタイルのデータだけを描いておりましたが、昨年来、こちらが納品したデータに対して支払いが滞ることが頻発し、いくつかのクライアントとの契約やらお仕事やらをお断りすることにして、以降は、オーダーがあった場合に、テキスタイルを描き、着分の布を作成し、ご希望の着数をそろえることにしました。3月10日にここにも書いたテキスタイルは、無事ドレスに出来上がりました。

ドレス3

生地はこのようにできあがり、途中で1着分(教室を主宰する代表者の先生)だけ色を変更し、ドレス2タイプ合計21着を製造しました。

ドレス2

これが代表者の方用の色で、ピンク色に見えますが、ラベンダー?ヘリオトロープ?薄い紫色です。オリジナルドレス用の材料ですので、ベースにハーラウ(教室)のロゴを透かし模様のように入れました。この材料をもとに、先方様から預けられたご希望のドレススタイルに合わせて縫製用の型紙を作成。縫製は専門の方にお願いして、ドレスが仕上がりました。ご紹介するのはひとつだけ。もうひとつのほうは、納品までに時間がなくて残念ながら写真を撮り忘れました。

ドレス1

上半身をシャーリングで仕上げ、スカート部分にだけ柄が入るように作成してほしいとの要望に合わせて、布のプリントの段階から無駄のないようにデータを作成。様々な縫製上の問題を縫って下さる方と何度も話し合いながら完成のこぎつけました。
これはコロナの中、勇気をもってオーダーしてくださったフラ(ダンス)の先生からのものでございましたが、ドレスを多く活用するフラ(ダンス)業界において、価格的には全く競争力のない製品です。フラのドレスは、ハワイアンファブリックを使い造花の花飾りとレイがついて1万円前後で入手できるものが多い中、こんなオーダーをしてくださった先生には心から感謝させていただきます。ちなみにこのドレス1着作成するには79,000円からという形になってしまいますが、ドレスの生地、デザイン、柄、色など一から作成し、この世に二つとないドレスを入手できるのであれば、それほど非現実的な価格ではないとわたくし自身は思ったのでございます。

さらに製品を作るということをコロナになる前には考えたことはありませんでしたが、売るものを作ることの楽しさを痛感できたことにも感謝したいと思うのでございました。

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