埼玉の北村先生の生徒様。ここで数多く作品をご紹介させていただいております、Hayashi様の新作、「Goodluck」110×135cmです。全てのモチーフを細めに、また、縫って行くと全てがばらばらになる、昔あったデザインのような雰囲気でデザインしたパターンです。これは、ウォールのカットを練習するという意味も含めて描きました。細かめに入れたキルトラインも忠実に仕上げてくださいました。
Hayashi様は、多数の作品を手がけられておられるので、作品の表現方法についてよーく理解されておられるので、ハワイアンキルトらしい作品を作り上げられる貴重な方です。美しく仕上げられることはもちろん、植物をキルトラインで描ききる力のある方だなと常に思うのです。デザインを描くときに、参考キルトラインはとっても大切だと思っています。というのは、何をどのように描いているのか?ということを、パターンをデザインした側から、きちんとご説明させていただくことが、楽しく縫っていただく上でとても重要なことだと考えているからです。モチーフに使う対象は、みなさんがよく知っているものばかりとは限りませんので、ラインを入れないデザインを渡されても、制作される方は、「これって何ですか?」ってなってしまいますし、「自由にラインを入れて仕上げてください」って言われても、そう簡単にラインを描くことはできません。というのが多くの方の状況なのではでいでしょうか?また、Hayashi様のようなベテランになると、ラインを気に入って作ってくださることもあるようです。デザインを描いて、「さーて、どんなラインにしようかな?」ということは、すくなくともわたくしにはございません。
ですが、キルトラインはあくまでも参考です。モチーフを全く無視したラインを入れて作品を仕上げるという手法は、過去の作品にも数多く見られます。調べてチャレンジされてみるのも楽しいかもしれません。
Hayashi様の大好きなピンクのグッドラック、仕上げてくださって本当にありがとうございました。この作品に描かれている多くの「実のなる=実になる=幸せになる」植物たちと、Hayashi様の健康と幸せを心より願っております。
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