月別アーカイブ: 2017年2月

「モアナと伝説の海」とMissing Polynesia

この前の記事に、反応して、挙手してくださった皆様。ありがとうございます。わたくしごときのお願いにお応えくださる方が居られたこと、とっても嬉しく思っております。以後も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

3月10日に日本でも公開されるディズニー映画「モアナと伝説の海」。これってみんな見るわよね~。とわたくしのお客様であるハワイアンショップのオーナー様が言っておられたのは、昨年の11月のことでございました。彼女がなんでそんなことをおっしゃるのか不思議に思っておりましたら、
「今度お店で代理店契約をしたMissing Polynesiaのメイリーンが、この映画のデザイナーとして抜擢されたのよ~。すごいと思わない~?」
ああ。なるほどね~。すごいじゃないですか~。と申し上げましたが、そのころ日本で「モアナと伝説の海」がいつ公開されるのかは、はっきりしておりませんでしたし、ミッシングポリネシア?って何という感じでしたので、そう伝えられてもよくわからないわたくしでございました。自分、いつもそうなんです。何もわかっていなくて。
と申し上げますのは、わたくしが関わったのは、このMissing Polynesiaの日本向けのカタログをデザインするという仕事をしただけなので、商品の情報以外、今も何もわかって居ないのでございます。よくお聞きすると、主人公モアナの声優を務めるアウリィ・カルバーリョは、ディズニー映画に抜擢される前はMissing Polynesiaのイメージモデルも務めていたのだそうで、そのお話を聞いたときは、カタログにも、そのアウリィ・カルバーリョの写真が使えるのかと、色めき立ったのですが、ディズニーが関わることになったから、さすがにもうダメ!ということでございました。残念。アウリィ・カルバーリョってとっても良い感じだったので。

このMissing Polynesiaがある現地のお店は、なかなか行きにくい場所にあるのだそうで、これが簡単に日本で買えるようになるということは、とても大きなことなのだそうです。なので、日本の代理店となるわたくしのお客様はこの映画の公開で、このブランドを今年から取り扱えることは大きなチャンスだとおっしゃっておられました。
日本のフラ&ハワイアンショップの女性社長は、どなたもみんなお元気でやる気にあふれています。ご自分の扱う商品に深い自信と愛情を注ぎ込む姿は、いつも見習わなければと思うのでございます。
己が関わるものに惚れ込まないと、人の心は動かせない。
なので、わたくしも、そんな彼女たちの成功をいつも心から願っています。これはハワイアンキルトに関わる方たちに対しても同じです。デザインは、他の人の名誉を作る仕事だと思っておりますので。

震災から6年経って…

東日本大震災が起きた頃、わたくしは、茅ヶ崎で教室を運営されておられる先生のところで、ハワイアンキルトに関するいろいろなことをお手伝いさせていただいておりました。その年の5月には、横浜でキルトの展覧会を開催しようとしていて、いろいろと準備している時期でもありました。多くの人が、その頃大変だった東北や福島の人たちのために何かできないか?と、優しい気持ちがいっぱいだったのに、ハワイアンキルトに関わる自分たちは、何の役にも立たず、せいぜいイベントを自粛しようかと思う程度のことしかできなくて(その教室の先生は予定通り展覧会は開催されましたが。)個人的には、自身のやっていることの役に立たなさや、社会性のなさを悔しく思ったのでございました。
自身の友人や親戚なども震災が襲った地域には一人も居らず、今も相変わらずなにも役に立たないまま、もうすぐ6年の月日が流れようとしております。あんなに大きな災害だったのに、生まれたときから首都圏で生きてきたわたくし自身は、あまりに人とのつきあいの範囲も狭く、無力であることを感じるしかなかったことも、最近忘れかけておりました。ハワイアンキルトに関しては、震災以後には、それなりに何度かの裏切りを経験し、でも、自身のやっていることはそれほど変わりなく、役に立たない仕事をし、人生にとってどうでも良いことに、多くの時間を使って生きてきております。お医者さんだったらとか、自衛隊員だったらとか、役所や消防署の職員だったらもうすこしましな時間を過ごせていたかもしれないなとは思うのですが、全部どれも、私自身は全く関係なく少額のお金を寄付することぐらいしかできなくて、自分が被災したら、とんでもないしっぺ返しを食らうんじゃないかしらとも思っておりました。
ところが、昨年の年末に、福島の復興支援をしているNPOの代表の方から、日本ハワイアンキルト製作所のサイトを通じてついに声がかかったのでございます。ひとつは、わたくしの個人的な仕事に関するものだったので、このブログとは無関係なものですが、もうひとつが、ハワイアンキルトに関するお問合せだったので心が華やぎました。これで、ハワイアンキルトで少しは役に立てる!なんてね。同時に代表者の方と会ってお話しているうちに、わたくしが日本ハワイアンキルト製作所のサイトを立ち上げた原点について、今一度、しっかりと再確認する機会も与えられたということでもありました。
ハワイアンキルトは、パターンの取り扱いに関する間違った情報が普通の常識として語られる傾向にあることから生まれる不具合を正す活動を目的としていることや、わたくし自身は、教室を運営するよりこれに関わる方々の自立を目指してきたこと。自身が、デザインをしたいがためにキットを売りたいとは全く思っていないことなどが、ご連絡いただいたNPOの方のニーズに合っているのではないか?と思えたことなどでございます。
お問合せの内容は、詳細がはっきりしてからお話することにはなりますが、教室や生徒を持たないわたくし自身は、これから先に、協力者が必要になることは確かでございます。現状、挙手してくださっておられる先生も複数居られます。ハワイアンキルトで、社会性のある活動をしたいと、どこかで願っておられる指導者の方や、作家の皆さまが居られましたらご一報頂けると嬉しいです。
この一件で、心が華やいだわたくしは、早速準備を始めたのでございますが、本日公開した20×20cmのミニタペストリー用のパターンがその一環でございます。いままであった、ミニタペストリーや体験用キット製作向けのパターンを一新し、全く新しいデザインにしよう!と考えて揃えたラインナップは、この活動を頭に入れて描いたものです。パターンの構成としては、初心者の方向けのもので、今までサイトで売れたパターンの傾向に沿ってラインナップを揃えました。なので、活動に関係なく、新たに教室をオープンされる指導者の方や、体験を予定されておられる方やイベント主催者の方にもお使いいただけます。
中に、欅や、ヒバリ、桜やサケなどが入っているのは、お話を頂いた南相馬市にちなんだものなので、不思議に思わないで頂きたいのでございます。セットの中には、新たに季節もののデザインを買い足していただく必要のないようにクリスマスやハロウィンなどデザインも織り交ぜましたので、ご覧頂ければと思います。個別でご購入頂く際には1点200円で、全40パターンの内、20パターンをひとまとめにしたゼット販売でご購入頂くと1点150円という超お買い得価格でご提供させていただくことにしましたので、こちらもご覧になってください。 カットしやすく、ハワイアンキルトを知らない方のイメージを外さないようにも配慮したつもりでございます。

去年のヒット商品!ですって!

愛知県で、教室を展開されておられるWashio様より、久しぶりにお写真が送られて参りました。ひさびさっていうのは何でも嬉しいものでございます。ああ、覚えていてくださったんだなあ、と思えるからです。本日お送りくださったのは、Honu & Plumeriaのペットボトルケースで、これ、昨年のヒット商品だったのだそうです。

お使いになっておられるのは、バニティ用のパターン「Honu & Plumeria」だと思われます。Washio様からは、
「ホヌは大ヒットでしたよ。みなさん小銭入れとペットボトルケースは喜んで作ってました。何10個とキットをセットした記憶があります。」
っておっしゃっておられます。そして、何十個と製作されたキットづくりのご様子までお写真でお送りくださいました。お送りくださったお写真を拝見させていただくと、生徒様それぞれがお好きな色、細かい部分は、お好きな仕様で作品を制作されたのかな?と思えます。ホヌは根強い人気のあるモチーフではありますが、バニティのパターンをアレンジされたWashio様のアイデアが、ヒットにつながったことは間違いなさそうです。ボトルの口部分にハワイアンファブリックを使っておられるところも、みなさんのハートを捕らえたのかもしれません。

同時期に製作された小銭入れは、こんな感じなのだそうです。小銭入れのお写真は1点だけお送りくださいましたが、これも、いろいろな色がたくさん並んでいたのだとしたら、とっても楽しかったに違いありません。その様子も、拝見したかったなと思います。

バニティだけでなく、Honuは、本当に選ばれる機会の多いモチーフで、このピロー用のパターンも多くの方にお作り頂いているデザインです。こちらもWashio様がお送りくださいました。今回は珍しく赤系+ピンクの作品でしたので、個人的にはとっても新鮮な感じがいたしました。圧倒的にブルー系で制作されることの多いホヌですが、初めてと言えるかもしれない色、とっても素敵だなと思います。四隅をカーブにしてパイピングで仕立てられているので、おしゃれな仕上がりをイメージされたのかな?と勝手に推察してしまいました。
最後に同じくWashio様がお送りくださったハイビスカスの大きなバッグのお写真です。お身体と比較して大きさを想像してみてください。何にお使いになるのかな?と思いましたら、キャンバスを入れてお使いになるのだそうです。そうか~。なるほどね~。わたくし自身も大学に入る前や、浪人時代に、大きな袋を持って歩いていたことを思い出しました。自分は、このような素敵なバッグではなく、IZUMIYA(現在のToo)LEMON画翠の袋をそのまま持って歩いておりましたのですが。それにしても、すごいバッグです。もちろんバッグのデザインは、Washio様によるものでございます。
今回は、多くのお写真をお送りくださり、ありがとうございました。以後もどんどんお写真をお送りくださいますようお願い申し上げます。