パターンのアレンジ=あなたのオリジナル

名古屋のWashio先生から、お写真が届きました。彼女はミシンの指導も教室でされておられるとのことなので、仕立てを拝見させていただいて、いつも感心させていただいております。幸せなことに、わたくしの元にお送りいただくバッグのお写真はすべてかなりのクオリティのものばかり。なのですが、ハワイアンキルトは、素材がしっかりとしいるので、表裏両方仕上げて、縫い合わせて持ち手を付け、「バッグです」という傾向になる場合も多い。それって袋に持ち手付けただけじゃないの?と今まで思うことが多かったのも事実です。なので、こうしてきれいに出来上がったバッグを見ると、すがすがしい気持ちになります。
washio_mon_bag

OBMC003_2Washio様の教室でも、バッグブームが起きておられるそうで、
「ショルダーバッグ。紺色にグリーン。少し和調。モチーフはマルシェバックとプルメリアのポーチをミックスしました。そして土台グレーにライトグレーのモンステラとバランスをとるためにプルメリア。」
このバッグは、マルシェバッグのパターンからモンステラをトリミングされ、プルメリアのパターンとを組み合わせてデザインされたものなのだそうです。パターンが、それぞれの皆さまの中で、どんな風に見られ、どんな作品にしようかとお考えになったのかは、こうして作品という形になって初めて、なるほどね~とわたくし自身も思うのでございます。ちなみにこういった作品を拝見させていただくと、わたくしのデザインではなく、すでにWashio様のデザインと言えるのではないのでしょうか?わたくしの想定内では、描いたパターンがそのまま作品になるであろうということしかないので、こういった作品を拝見させていただくと、なんだか申し訳ない気持ちになるのでございます。
同時に、「日本人の性格か、土台のトーンが暗いと皆さまエコラインが細かくなりがちなので、」という貴重な情報も寄せてくださり、改めてそうなんだ~。と思うのでございました。washio_guava1_800

これは、竿を通して、すでに飾られている様子のお写真でしたが、あえて横位置でご紹介させていただきます。これはグアバ。パターンは、ずいぶん昔に描いたものですが、50×75cmという作りやすいサイズのためか、赤のパターンなのに、お選び頂くことが多いデザインです。
「レタスグリーンと柿色のグアバ。これは先生ライン簡単にして~と泣きが入り残念ながら間引きました。」というコメントがWashio様から寄せられています。そうおっしゃっておられるようですが、バランスよく、きれいに出来上がっていると思いました。なんとなく実と皮の色のを選んで制作されているので、グアバっぽくておいしそう。今からでも遅くないので、実の中心にキルトラインを入れてみてもいいかも。なんて思います。washio_guava2set

このパターンは皆さまに好まれている様子で、あと2点制作前のお写真が送られてきました。
「土台が白茶にコーヒーブラウンです。寝室用に落ち着いたものをということでカットしました。次がレモンイエローに茶色。こちらはリビングに黄色のものをと言うことで風水かな??」というコメントが寄せられています。グアバ3点。色が違うと、雰囲気も違います。もし同じ方が制作されるのなら、セットでお使いになるのかもしれないな~と思って拝見させていただきました。もし違ったのなら、他の方が制作されているのと同じパターンで他の方も制作される。これって、教室の皆さんが仲良しな証拠でもあるのかなあとも思うのです。

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