赤からスタートしてオレンジ→黄色→緑→青→紫。色味のある色は基本的に三原色の間を埋めて、6色あります。「なんだか吉田さんにも見て頂きたくって、おもわずメールで写真をお送りてみました」とお写真をお送りくださいましたのは、Lino QuiltのYoshinaga様です。この作品には、列挙させていただきました全ての色相の色が入っているので、バランス的には完璧なラインナップになっていて、とっても素敵です。
えっ?6色以外の3色についての説明はないの?そうですよね。水色とピンクは、パステルカラーで、水色は、青+白、ピンクは、赤+白で、明るい色味のグループに属します。最も波長が長いのが、緑と赤の補色部分。波長が長い緑は多くの色があるので、自ずと2色登場させると、この作品のようにバランスがとれて、より多くの色があるように感じられるからとても楽しい雰囲気になるので、とても参考になる組み合わせだと思います。
Yoshinaga様のコメントは
「生徒のみなさんが手掛けたカラフルなピローを一枚のサンプラーキルト風に繋げてみました。
一部私のパターンも含まれていますが、ベースとバインディングだけを統一してモチーフのカラーだけ遊んでみました(*^_^*)」
サイズは、50×50cmのピロー9枚なので、おのずと150×150cmになる訳でございますが、ピローをつなぐとこんな充実感のある雰囲気になるんですね~。Yoshinaga様の教室の生徒様たちも、この姿をご覧になって、大変満足されておれらたそうです。さすがにひとつの教室で制作された作品群なので、完成作品に統一感があって、教室の雰囲気もよく伝わって参ります。みんな仲良しなのね~。
コメントの中にもございました通り、「一部私のパターンも…」とおっしゃっておられるのは、水色の作品のパターンが「ピカケレイとマイレ」、オレンジ色の作品のパターンが「トーチジンジャー」この2点がYoshinaga様のオリジナルパターンです。(掲載の許可をいただきました。)
他のパターンは左上から「Monstera」「Crown Flower」「Hibiscus 9」「Plumeria 6」「Ukulele & Monstera」「Honu 1」「Pineapple7」です。
ところで、Yoshinaga様が、このサンプラーズを制作されることになったのは、作品展を開催されるからで、この素敵な作品は、当日展示されるのだそうです。詳細は以下にお知らせさせていただきます。1日だけの貴重な展示なので、みんなで見に行きましょう!
lino Quilt 作品展 日時:2016年8月6日(土) 11:00~16:00 場所:はまぎんホール(横浜銀行本店ビル1F)エントランスフロア 入場無料
作品は70㎝~180㎝のウォールのみの24点を展示されます。パターンの8割は、日本ハワイアンキルト製作所のものをお使いくださっておりますので、わたくしからも、どうぞよろしくお願い申し上げますって言いたい気持ちでございます。
コメント
作品展の告知♪ありがとうございます
今回の作品展ではトラディショナルな2色のコナコットンを使ったウォールを中心に展示させていただきます。
今回沢山のピローを目の当たりにし、このような形の作品にできたことが嬉しくもあり、楽しくもありました。
そして、改めて思ったことは、ピローをカットして縫うこと=基本に戻る、、ということ。
大きなものをカットすることに躊躇される方でも、このサイズなら無理なく切れると思うし、また繋げれば吉田さんが仰るようにベッドカバー以上のサイズにも成りえますものね~
このサンプラーキルトは見ていてとても楽しい一枚になりました!
何よりも達成感いっぱいで、作品に取り組んでおられる空気が
わたくしにも伝わってまいります。
ピローなら、気軽にカットして、布と親しむ機会を
いっぱい持つことができるかもしれないと思います。
製作される方にとってもそうかもしれませんが、
パターンを描く側にとってもピローは最初に考える基本のアイテムなので、
一番悩むパターンです。
作品展の成功、心よりお祈り申し上げます。