なんか変なバランス。昨日これを作成し終えて、一人大笑いしました。持ち手と本体の大きさのバランスが絶対におかしい。見た目上のバッグの幅は19cm、高さは12cm。最後にミシンで仕上げるのも大変で、これより小さなものを仕立てるのはわたくしのスキルではもう無理。
スマホを入れて、財布(長財布は入りません)、ハンカチ、ティッシュ、マスクなどを入れたらもういっぱいです。こんなもん誰が使うの?と出来上がって持ってみて、まじですか?これ。
これはわたくしの母親からのオーダーで制作したものです。母は、小さなバッグを必死に探したそうなのですが、このサイズのバッグは見つけられなかったというのです。ちまたでこれを入手することを諦めた母は、とにかく小さなバッグが欲しい。というので、わたくしが制作したものです。
おそらくわたくしが持って歩けば、ものすごく小さなバッグであろうと思いますが、母が持てばきっとかわいいだろうとは思います。
昨年とある出来事で、ハワイアンキルトで作ったポーチを母に提供する機会があり、その時はなんてことのない受け渡しで終わりました。自分も母にポーチを渡したことなどすっかり忘れておりました。ところがつい最近になってじっくりポーチを見て驚いたのだそうです。ハワイアンキルトってすごいのね~。これってすべて手縫いなの?丁寧に作られているし、なんとなくもらってしまったけど改めて見てもう一度ちゃんとお礼をしなきゃって思ったのよ。
と。
嬉しいじゃありませんか、ハワイアンキルトの素敵さに気づいてくれるなんて。と話しているうちに、ポーチじゃバッグにならないし、このポーチを持って歩いてたら、ボケたやばいおばあちゃんに見られちゃうから、小さなバッグを作ってよという流れになったのでございます。
母は倉敷の布屋さんの通信販売のカタログを見て、そこの大小あるバッグのうち「小」を買おうと思ったらしいのですが、それでもおっきいのだと言います。それほどたくさんバッグにいれるものがない自分にとって、本当に小さいバッグが欲しいと思ってもこの世にはないのだと思ったのだとも。母は同時に、ハワイアンキルトのバッグは、軽く形も崩れにくく何よりも丁寧に作られているから、そのカタログに出ているバッグのどれよりも価値が高い。小さなバッグを作ればきっと売れるわよ。なんてたって日本には多くのおばあちゃんがいるんだからね~。
なるほどね。馬鹿みたいに小さいバッグっていいかもと改めて思ったのでございます。
コメント