おお。いいじゃん！

ミニマルシェバッグ用のパターンは、2022年最も多くの方にご利用いただけたジャンルで、このCatのパターンもその仲間。しかも最初にデザインしたパターンです。ちょっとしたきっかけがあって、その後この型のデザイン展開をするきっかけになったデザインです。
このお写真は最近、作品をご紹介させていただくことができました「またまたすごいタペストリー」のオーナーM.O.様の生徒様の手によるものです。この生徒様はお家にネコさんがいて、カラーはキジトラ色に違いない。と勝手に想像させていただいたり、こんな感じの毛並みなのかな？とキルトラインを凝視したり楽しい時間を過ごしました。材料の選び方が指導されておられるM.O.様の作風を受け継がれていて、シンプルですが、立体感と空間を感じます。その材料をうまく生かすために、極力キルトラインを減らし、ネコさんの触感を感じられる素敵な作品だと思いました。
常にお送りいただきましたお写真が、１枚でも複数枚でも、わたくしはさ～っと一通り拝見させていただき、拝見させていただけている作品の全体感やイメージをつかむのですが、このネコさんを拝見させていただいた時に思わず叫んだ言葉は、「おお　いいじゃん！」でございました。

底部もばっちり同じ素材とカラーで制作されています。この底に、少しふざけたネコさんをわざわざ配置することがこのバッグのデザインの大きな狙いだったのですが、そこが見事に実現されており、すごーく嬉しく思いました。底部のパターンからはポーチなどをお作りいただいたこともあります。

中袋はこんな感じ。これがまた見事に素敵な材料とカラーで、もう完璧に素敵なバッグになっています。趣味いい～。このデザインは、理由があって、以前わたくし自身も制作しました。（catで検索シテいただくと写真が見られるはずです）ですが、今回、掲載をお許しいただきましたこの作品のほうが、大人っぽく品良く出来上がっていうように感じて、同じパターン（図案・型紙）からつくられたはずなのにな～。やはりパターンは材料の一部に過ぎないのかな～。だってどう見てもこのバッグは、わたくしのデザインというよりM.O.様の生徒様の手によるパーソナリティー要素の放つ力のほうがずっと強いよね～。最近くどくど書いたわたくしの考え、特に作品の販売についてや、パターンについて感じていることは正しかったんだな～と再確認しました。