新年度がスタート!というのとは全く無関係なわたくしの日々ですが、3月は新商品のためのデザインを。月が変わったら、今度は関わった製品を販売する。という風に立場が変わります。要するに貧乏暇なしです。これは先月ご紹介させていただいた、ファブリックのひとつが製品になりました~というご報告をさせていただくことに致しました。
3月制作したパターンのひとつ、タイガースのイベント用のファブリックが実際に製品になり、イベントで使われたとクライアント様からお写真が送られて参りました。イベントの詳細は不明ですが、六甲おろしというから、兵庫県で行われた催しのようで、先方社長様より「六甲おろし!!えちゃくちゃ盛り上がりました!」とメールをいただいたのです。ご紹介させていただいた時には「Tigers」のロゴは入れておりませんでしたが、最終的には「どかーんとどこかにタイガース入れてください!」というオーダーにお答えして、こんな感じになりました。
いかがでしょうか?すごいけれど、面白い。イベント用のデザインですが、踊ってくださった方々や、クライアントの社長様も、喜んでくださったようで、ほっといたしました。こうして考えてみますと、デザインが関わる部分は、イベントの華やかさとは全く関係のない超地味な部分で、これがわたくしの手を離れてしまえば、製品としてひとり歩きを始めるものだということを改めて感じるのでございます。こういった仕事を始めて30年以上、わたくしは、どなたかの名誉のために働き続けてきたのだなあ。
デザインをお金に換えて生きてきたわたくしにとってはデザインやパターンを売るということは当たり前のこと。著作に対してきちんと代価が払われれば、著作権の一部は相殺されて、買っていただいた方には所有権が発生します。お金を払って買ったパターンやキットで作った作品をハワイアンキルトだけは見せてはいけないとか、もう訳がわかりません。もし、わたくしがそんなこと言ったら、一切仕事をいただくことは、出来なくなってしまいます。もし、真似しちゃいけないと思うのなら、見せなければいい。でも、デザインは見せてなんぼの世界だから、わたくしがやっている仕事と何が違うのだろうか?なんて。埼玉でぶつぶつおしゃべりしていたのは、ほんと。
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