影響を受け合う場

yokoyama_lokelani_bag_8002月にご紹介させていただきましたAsano様(オレンジペコ様)のロケラニのバッグをご覧になった、埼玉のYokoyama様。同じイメージでバッグを作りたいと、北村先生にオーダーされ、このたびお写真のバッグが完成されたとのこと。中袋もAsano様と同じ、ドット柄のものをお使いになりました。サイドにパイピングコードを挟み、持ち手は細めの合皮のひもをお使いになりました。
このパターンはタブーのブラックバッグのパターンとしていくつかデザインしたもののひとつで、それを、最初にAsano様が見事なブラウン系の色で制作されました。その記事をご覧になったYokoyama様は、Asano様の作品写真に影響を受け、このバッグをお作りになるきっかけとなりました。わたくし自身も、最初にオレンジペコ様の作品を拝見させていただいて時「なるほど~、そうなるのね~。」と感心させていただきました。
Yokoyama様のバッグも、柔らかな色で、少し細かめに入れられたエコーキルトとモチーフにはキルトラインを入れないで仕上げるという対比を楽しんで制作された品の良いバッグです。こうして作品をご紹介させていただくことで、互いに互いの制作した作品を素晴らしい!と感じ、それが制作意欲に変わるなんて、ここは、影響を受け合う場なのかもしれないと、Asano様にもYokoyama様にも、感謝させていただきたい気持ちです。きっとこのバッグのお写真をご覧になったAsano様も、きっと喜ばれることと信じております。
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asano_mat_ura_800そのAsano様も、最近作品のお写真をお送りくださいました。ご家族様向けのインテリアアイテム、コースターと、ランチョンマットです。ポーチのパターンの配置を変更され、新たなアイテムへパターンをご活用くださいました。コースターのパイピングとランチョンマットのプルメリアの色とを合わせてトータルなイメージで構成されています。(これは偶然なのだそうです。)イルカの目の部分に手持ちのビーズをお使いになっておられます。裏にはキャシー中島さんのプリントファブリックを使い、両面マットとして使えるように考えられたのだそうです。夏っぽいデザインなので、これからお使いになられることを想像して、嬉しくなりました。
なんでもないアイテムでも、こうして制作者の多くの工夫や愛が込められたものを、ご家庭内でお使いになろうとされる豊かな暮らしは、キャンプ生活のようなわたくしにとっては、大変うらやましく感じるのでございます。
再びYokoyama様のピローをご紹介させていただきます。Spiral Gingerです。yokoyama_spiralginger_800

昨年いくつかデザインしたジンジャーの中のひとつで、この作品は綿サテンを使って仕上げられました。綿サテンって、光沢があって高級感が出るので、大好き!という方多いのではないでしょうか?キラキラしたものや、光沢のあるものみんな好きですものね。この作品は比較的地味なパターンを、この材料で丁寧に仕上げてくださいました。艶のある材料なので、きっちり入れられたキルトラインがとてもよく映えていて、本物の植物のように見えます。さすがに長いこと制作活動を続けておられるので、作品の完成度が高い。うーん。素晴らしい~。細めのパイピングで巻いた仕上げも現代的でかっこいいです。中綿を入れてお使いになる気満々。この作品も、ご覧になったどなたかに影響を与えることになるのかもしれないと、わくわくします。

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