バナナとモキハナ

木曜日から、自己啓発セミナーに社命で出かけていた長男が、たった4日で、別人のようになって帰って参りました。何かに影響を受けて、すぐに自分を変えられるそんな柔軟性に若さを感じるわたくしでございます。んで、何を決意したの?と聞きましたら、「会社を辞めること」だって。
いいんですかね~。会社のお金でセミナー行ったんじゃなかったかしら。

それはさておき、いつも素敵な作品のお写真をお送りくださるKawasaki様から、アップリケ終了!と2点のピローのお写真が送られて参りました。まず最初は、Bananaです。kawasaki_banana_800

モチーフをイメージしたコメントを一緒にお送りくださいました。
「、私の持っているバナナのイメージをそのままに、
元気な配色にしております。見ているとエネルギーを感じます。
すでに、美味しそう~なんて眺めております。」
確かにそう思います。大きめに仕上げるために少しサイズに変更を加えられていて、エコーを楽しみたいとのこと。なるほど~だから余白が多いのですね~。でも楽しみです。熟れたバナナと、黄緑色のゆったりとした葉のイメージそのままのこのお写真を拝見させていただいて、わたくしもバナナの味を口の中で思い起こしました。いつもきれいに作品を完成させるKawasaki様ですから、キルトラインで描写されたバナナが、さらに魅力的になることと期待してしまいます。
kawasaki_mokihana_800もう1点は、ハワイアンキルトの教科書の巻末に収録した「Mokihana」をお使いくださっての作品です。ベースにモチーフの色、トップは白という反転スタイルの色を選ばれました。フレーム部分のモキハナは、1列8個32。従って穴は、64個あります。それを縫うのに苦労されたとのことですが、びっくりするほどきれいにアップリケが終わっていておもわず「すごーい。きれー。」ご本人様も、達成感いっぱいとのことで、楽しんで縫っておられる様子が伝わって参りました。バナナもモキハナも、いつかウォールハンギングサイズを制作されたいとおっしゃっておられます。わたくしもその日が来ることを、心からお待ち申し上げております。

Kawasaki様は、いつも作品を制作される際に、モチーフに対するたくさんのイメージをもって向かわれておられることを、いただくメールから伝わって参ります。それはパターンを描く際にも同じで、こういう植物のこういう情景を自然のなかから切り取る。そのときの色は、こんな色。味はこんな。誰とそのモチーフを共有するか。そのときにどんな会話がされるのか?その後どうなったのか?などなど、線で描いただけのものですが、様々な要素をイメージ(妄想に近いときもあります)を想定して描いております。それは、制作される方と同じである必要はないので、いろいろコメントをお送りくださるKawasaki様のメールは読んでいてとても楽しいです。作品を制作される前に、いろいろお調べになっておられるのかな?とも思うところも見習わなければいけないなあと改めて自身を振り返るときもあるのでございます。

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