甥御さんへのプレゼント

hayashi_honushell_500埼玉のお教室の生徒様Hayashi様の作品が3点出来上がりましたと、写真が届きました。甥御さんへのプレゼントが2点。それとLily Of The Valley(スズラン)の合計3点です。アップリケ&キルティングの部分を仕上げてしまって、一気にピローに縫いあげたものを、プレゼントする前に見せてくださったそうです。

最初の作品はHonu&Shell 1のデザインです。男の子へのプレゼントとして、モチーフと色を選ばれたそうですが、この作品を贈られる方がうらやましいような美しくてかわいらしい作品に仕上がっています。元気いっぱいな色は、Hayashi様そのもので、オリジナルモチーフの色をわざと別の組み合わせで制作された成功例とも言える作品だと思います。わたくしもこの作品を拝見させていただいたとき、ああ、新鮮な色だなー、自分なら絶対に考えない組み合わせだなーと感心いたしました。ホヌはキルトラインを入れると完成度が高く仕上がります。わたくしもラインもデザインの一要素として大切にしてます。

hayashi_dolphin_500次はドルフィン2です。真ん中の位置あわせ用の八星を入れて居ないのは、ドルフィンをより強く感じていただけるような配慮でしょうか?幾何学的な形状は、有機的な曲線より強く目に入って来てしまい、さらにセンターに入っていることで、ドルフィンの形より先に目に入ってしまいます。プレゼントを受け取った甥御さんに「あ。イルカだ!」とすぐにわかっていただくために邪魔な要素だったのかもしれません。
色も青+黄の幼児色の組み合わせであえて制作されているので、Hayashi様の甥御さんへの思いが強く伝わります。この2点の作品は、色が与えるイメージの例として大変参考になる作品だと思います。また、制作点数の多いHayashi様は、ここ最近独自の作風を確立されていることを感じます。これほどのスキルに成長なさったのなら、彼女の作るベッドカバーをそろそろ見てみたいなとも思います。暑い季節が過ぎたら、いかがでしょうかHayashi様。

hayashi_lilyofthevalley_5003番目はLily Of The Valleyのピロー作品で、これはご自分でお使いになるものです。パイピングにドットのテープを使っておられて、キュートに仕上げてくださいました。元のデザインは、生地をお預かりして色の変化に合わて描いたものです。この色を見た時に「スズラン」かなと直感的に思ったのです。
それをHayashi様に感じていただけたようで、涼しげな作品として出来上がりました。100×100cm位の作品を複数抱えて制作を続けておられるHayshi様ですが、こうして基本のピローも平行して制作されている姿勢にもいつも頭が下がります。たくさんの作品を作る方は、作らない人ではなかなか気づけない細かなノウハウを自然と身につけて行かれることを感じます。ハワイアンキルトらしく作品が仕上がるようになるまでは、そう簡単ではないことをHayshi様を拝見していて思うのです。いつも本当にありがとうございます。これからもどうそよろしくお願いいたします。

コメント

error: 右クリックはできません。申し訳ありません。
タイトルとURLをコピーしました