オーキッド＋紀州細布

これはオーキッド。20×20cmのミニタペストリー用のパターン（型紙）です。ハワイでオーキッド（蘭）はフレッシュレイに使われたり、フラ（ダンス）ではポピュラーでよく見る花なのですが、ハワイアンキルトではなかなかセレクトされないとパターン（型紙）の売れ方を見ても感じます。
先日来、続けてご紹介しております「和歌山染工」様より、紀州細布の見本としていただきました4色の内、2色を使ったハイビスカスは、既にご紹介させていただきましたが、残る2色はどのようにしようか悩みました。と申しますのは、この写真の中「この色」と記載した2色だったのです。緑は葉にできる。でももう一色の濃い目のピンクはどうしよう　とこの数日考えた結果、いただいた材料の大きさや色から、「そうだ！オーキッドにしよう。」と決めて、わたくしの持っております端切れと合わせて、切ったものです。上に載せたピンクの生地がもう少し明るければもっとよかったのかもしれませんが、おおむねいい感じになったように思います。それよりなにより、なかなか評判のよくない「オーキッド」のパターンをご紹介できることのほうがわたくしにとっては意味があると思ったのです。なぜなら、このオーキッドのデザイン、自分では結構良いと思っていたので、様々な理由をつけてご紹介できることが嬉しいのでございます。

しつけをかけてみたところ。ピンキングはさみで切ったベースの生地は関係なく、上に載せたBella Solidはしつけをかけ始めた段階で、ほんのりほつれ始めています。一方、和歌山染工様からご提供いただきました紀州細布は、紙を切ったような美しい切り口で、カットのスキルに関係なく、きれいに切り取れる気持ちよさがございます。なので、キット製作される方にとっては、製品の完成度が高くなるのでは？と感じたのでございます。アイロンのかかりもよく、折り目もきっちり付けられるというのも素敵！仕事が楽しくなることを感じました。

小さいサイズのオーキッド。どうかよろしくお願いします。
一部使った材料をご提供くださった和歌山染工様、ありがとうございます。
和歌山染工の材料の詳細は以下からどうぞ。

http://www.wsk.co.jp/contents/other/shopindex.html

いろいろな買い方ができるようです。