無地のソリッド「紀州細布」のほかに、GradationPanel、カットクロス(50×50cm)の見本も一緒に送っていただきました。カラーバリエーションはわたくしがお送りいただきました色見本から推察すると42種類あるようです。お送りくださったのは、001、029、039だと思います。こういった材料の使い方がよくわかっていないわたくしでございますが、ピローを3種選んでカットしてみました。
001にはPikakeを、029にはMacadamia Nutsを、039にはHonuを切って載せてみたのですが、うーむこれは難しい。全部白で載せてみたほうが良かったのかな?とも反省しましたが、アップリケしてキルティングすれば立体感が出て、素敵な仕上がりになるのかもしれません。ですが、上手な使い方を教えていただきたいとも改めて思うのでございました。
これは和歌山染工のY様から頂いたお写真で、わたくしとは違った使い方の例です。ベースの色とは違う色相のモチーフを載せると、素材を生かすことができるということを教えてくださっています。
グラデーションパレットNo.001はこんな感じです。ピカケをカットして載せました。マルチカラーなので、白にするかこの色にするか悩みましたが、このイエローにしました。あれれ。失敗したかな?せっかくベースに色がついているのに、こんなべったりとしたモチーフを選んだら見えなくなってしまうんだ。いけないいけない。反対に、ピカケのようなシンプルなモチーフのほうがいいのかな?ううむ。悩む。
そこで、シースルー的なパターンを載せてみようと、Honuをセレクトしました。あれれ、うまくいくと思ったのに、濃い色の分部が同化して見えてしまうぞ。同系色で濃い目の色を選んだはずなのに、うまくいかない。やっぱりソリッドの生地で色合わせすることに慣れているため、上手に使いこなせていないのでしょうか?まあ、海の中を泳ぐHonuが絵画的に見えるといえば見えなくもありません。なるほど。こういった表情のある素材は、平面的なハワイアンキルトのパターンに、空間や立体感や世界観を与える表現ができるのだなと、そんなに悪くないかもしれないとも思うのでございました。
これは和歌山染工様のサイトにも「Hot!」と印がついていた美しい色で、サンプルの画像より全体的にピンク感が強い雰囲気です。これにはMacadamia Nutsを載せてみました。花と、動物と最後は実を結ぶものと3種類のパターンを選んでカットしようと考えたのと、このパターンが華やかでわたくし自身も好みのデザインであるというのが選んだ理由です。これは少し弱い感じがしますが、温かく和らかな仕上がりが期待できそうな感じがしました。
紀州細布より弾力性があり、目が詰まっている感じの素材で、バイアス方向の伸びる力が通常の生地より強いように感じます。染めではなくプリントで仕上がっているので、全く同じグラデーションを再現しているのと、後染めではないので、縫いやすそうで素晴らしい!
一緒にY様がお送りくださったこのポーチのベースに使われているドットの生地は新商品だそうで、「大人の可愛い水玉」と題し、ハワイアンキルトとのコラボ用なのだそうです。この商品は6月中旬から発売される予定ですので、また、和歌山染工のサイトをご確認ください。絶対に記載してほしいメッセージは
「染色工場が生地販売やってます」です。材料をお探しの方どうぞご利用ください。
↓オンラインショップページURL
http://www.wsk.co.jp/contents/other/shopindex.html
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