Hula Impliments

aizawa_hulaimpliment

この作品は2019年7月30日にA.A.様がお送りくださったお写真です。この頃は、全くブログを更新していなくて、それでもお写真は大切に保存させていただいておりました。このパターンをこうしてタペストリーとして、デコレーションされておられる様子をお知らせくださいました。ハワイアンキルトを制作しながらフラ(ダンス)を学んでおられる方は大勢いらっしゃるかもしれませんが、ここに描いたのは、ウクレレ、パフドラム、ウリウリ、イプ、イリイリとマイレの葉です。濃いめの赤と白で制作されたこのHula Impliments色も仕上がりもとても素敵で、早くご紹介できなくて本当に申し訳ございませんでした。A.A.様がこのように作品を扱っておられる点もとても素敵だなと思いずっと大切にしてきました。一緒にデザインしたもうひとつの「Hula impliments」と一対にしてフラの発表会のステージを飾って頂くことなどを想定してデザインしたことも思い出しました。
幸せなことに、ごく最近、別の方が制作された同じデザインをベースにしたHula Implimentsが完成しましたとお知らせいただきましたので、2点を一緒にご紹介させていただこうと思います。

わたくしのブログにコメントをくださる方は大変少なく、最後にコメントくださったのがこの作品を制作されたY.T.様でした。本年6月頃に開催予定の所属する教室主催の展覧会に出す作品のパターンについてのご相談でございました。所属する教室があるなら、先生にパターンの相談をされれば良いのにと思っておりましたが、かなり自由な教室なのか、パターンも材料も全てご自分で調達されることが許されている?(のかどうか詳細はわかりませんが。)かどうかは不明ですが、昨年4月に Y.T. 様の制作される作品のデザインについてご相談を受け、一部アレンジをさせていただいたベースが「HUla Impliments」のオリジナルデザインの作品が完成されたとのことで、お写真をお送りいただきました。
元になっているHula Implimentsは、220×220cmの大型サイズのデザインですが、これはベッドカバーとしての目的ではなく、このサイズのタペストリーとして使っていただくことを想定してデザインしました。なのでベッドにはかけて使わないほうがいいと思っています。これをベッドカバーにしたら、眠っている間に楽器が騒ぎ出してうるさくて寝てられなくなってしまいます。
元のデザインを250×250cmのサイズに変更し、ご自身で追加されたいモチーフとしてレフアをプラスして中心部分のウリウリの形を変更しました。

素晴らしい!大迫力です。セレクトされた色もとても良い感じですし、白の面積が多めな古風な仕上がりが久しぶりに見たハワイアンキルトらしい作品。

キルトラインは全て白で入れられていて、その針目も超美しい仕上がりです。エコーキルトの間隔は2cmなのだそうですが、これは Y.T. 様 が学ばれている教室の手法なのだそうです。あまりの素晴らしさにお写真を拝見してしばらくうっとりいたしました。
ベッドサイズの作品を仕上げられる方は特別。といつも思っておりますが、ハワイでは誰もが当たり前に制作できるものとして多くの作品が残っています。モチーフのひとつひとつが大きいので、小物を縫うよりアップリケはしやすい。日本人は器用な人が多いので何でも作れてしまうけれど、現地はそうでもなかったのかな?と思うこともよくあります。 Y.T. 様 は約7ヶ月ほどで完成に至られたとのことで、それも凄い。この作品が展覧会で展示されるのであれば、わたくしは是非実物を拝見させていただきに参ります。お写真をお送りくださりありがとうございました。

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