いつもお世話になっております北村先生より、こんな写真が送られて参りました。「ん?いまどきビーチサンダルですか?」と写真を拝見させていただきながら、そういえば昨年2月にビーチサンダルのデザインを描いたことを思い出しました。描いたことは描いたのですが、作品となって見せていただくことは今まで無かったので、すっかり忘れておりました。
一時期、ハワイアンジュエリーなどで、いろいろなビーチサンダルすごく流行ったことを思い出しました。なのになぜビーチサンダルなのかなあと思っておりましたら、どうもキャシー中島氏が、再びバッグなどを作られておられるのだそうで、他の方の動向に疎いわたくしは、なるほど、そうだったのね。
たしか、フラミンゴが欲しいとオーダーをお受けしていくつかデザインを描いたことを思い出し、データをさがしましたら、ございました。
ベースのビーチサンダルの鼻緒部分を自由に変えて作品を作っていただけるようにシェル、ハイビスカス、ティアレ、モンステラ、パイナップルそしてフラミンゴのデザインを作ったのでした。北村先生はこの中から、ハイビスカスとティアレを選んで、ストライプの生地の上に載せて、小さなトートバッグをお作りになろうとされているのです。ははは。
最近、モチーフに柄の生地を使う作品を見かけますが、この作品は、ベースに動きのあるストライプ柄を使っておりますが、ビーチサンダル自体はソリッドの無地を使って、ハワイアンキルトらしく作ってくださっています。6種類あるパターンの中から、ハイビスカスとティアレをお選びになった理由は、見本で作るのなら、一番わかりやすいモチーフがいい!ということなのですが、わたくしもそれは納得です。黒に見えるサンダルは、濃い紫を使っています。色数が多いストライプに合わせるのに、紫は安定色としての役割を持っているので、ナイスなセレクトです。北村先生曰く「色について、さんざん言われて来ましたが、ようやくちゃんとした色で作ることができるようになりました~。」さすがです。
また、最初の写真を見ていただければわかるのですが、ちゃんとストライプが繋がるようにベースを切り出してくださっています。こういう細かな部分の配慮で、バッグの仕上がりは大きく違ってくるはず。サイズは幅28cm、高さ29cmで、マチ付きのワンマイルバッグになるようです。ベースはストライプの色に合わせて、3cm間隔でキルティングが入るって。うん。楽しみです。
ビーチサンダルの形って、結構それらしく描くのは難しい。子どもの草履のようになってしまったり、使う材料の色によってはまさにゾウリムシになってしまう。このビーチサンダルの形は、セレブに人気の「havaianas」を参考にさせていただきました。このビーチサンダルのパターンは、バッグのパターンとして近日発売いたします。楽しみにお待ちください。
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