Kaiho先生から志木教室の生徒様の作品写真をいただきました。パターン的には「グレープ」として販売させていただいておりますデザインなのですが、Takano様がお作りになったこの作品はどう見ても「マスカット」でございます。
これは、単色むら染めの生地を使って制作されておりますが、この作品にこの材料はベストマッチだなあ。カットされた時の状態で、わたくしはこの仕上がりを全く想像できませんでした。ムラ染めの生地が、葡萄の実の陰影を上手に感じさせてくれて、いつも以上に立体感があって、これぞハワイアンキルト!という作品です。これはきっとTakano様が素晴らしいのでしょう。Takano様もわたくしも、葡萄を良く知っています。知っているから、制作中に葡萄を感じ、葡萄をこんなにも自然にフレッシュに表現できたのだと思うのです。この作品を拝見して、わたくしは口のなかにマスカットの味が広がるのを感じてしまいました。こういう作品を見ると、モチーフを知っていることの重要性が、よくわかります。そしてハワイアンキルトの手法ってこんなにも素晴らしい表現ができるのだなあと、改めて感じ、面白いな~と思うのです。カットされたものと比較して見てください。ハワイアンキルトって素晴らしい!
同じく志木教室のKamiyo様は、ハワイアンガーデンのアップリケが終わられたそうです。このパターンは、カットされた状態のものを拝見するのがすごく楽しみなパターンです。これをカットされたKaiho先生は、色見本に忠実にカットしてくださったと話されておられます。このパターンは、本来なら色番号を入れた指定をしたほうが楽なのかもしれませんが、あえてそれはしませんでした。というのは、こういうデザインなら、いろいろ自由な色の組み合わせで、皆さんが制作されたほうが、出来上がってくる作品に違いが出て面白いと思ったのです。 以下に今までこのブログでご紹介させていただいたハワイアンガーデン写真をご紹介いたします。ご自分の好みに合ったカラーを使ってどれもとても綺麗に作られています。どの系統が好きか、比較しながらご覧になってみてください。Kamiyo様の作品も、キルトが入るとぐぐぐっと良くなりそうで、楽しみです。
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