Fishing Hook

PKQH024_500 PKQH025_500Fishing Hook=つり針のパターンをふたつ描いたことをすっかりと忘れておりました。HK様のオーダーで35×35cmのパターンです。これはアクセサリーとしてもよく使われるモチーフで、身につけていると幸せをつり上げられるという意味で、お守りのかわりになると言われています。調べてみると、いろいろなデザインがあり、動物の骨や、角、コアウッドなどの素材で表面に細かい彫刻がされていたりするものもあります。実際に使われていた釣り針は、シンプルなものが多いのですが、それをそのままモチーフにすると、ひらがなの「し」みたいに見えてしまうので、このパターンは細かいキルトラインを入れて、楽しく制作していただけるように考えました。
こういったモチーフのパターンオーダーをお受けする際には、ひとつだけでなくなるべく複数のバリエーションをお見せするようにします。最低でも2種。願わくば3種。このときは2種を見ていただき、お好きな1点をHK様はお選びくださいました。
どうしてこうするのかといえば、1つだけ見せられても人は納得しないもの。複数の中から選ぶことで、初めて人は満足感を得られる。それは、わたくし自身も同じです。何かを人に依頼して、ひとつしか出てこなければ、この人はわたしのために、多くの時間を使わず、やっつけ仕事で、もって来たのかな?と思ってしまいます。でも、いくつかの中から選ぶ機会を与えられたら、まず選ぶ楽しみがあり、相手が複数の案を提案してきた理由を聞けるという楽しみもあります。そして、最後に、ひとつを選んだときに、わたくし自身は、ほかに何かあるのではないか?という心配なしに、自分が選んだ結果に満足するだろうと思えるはずです。
パターンの値段はたいしたことはありませんが、キットとしてカットされたものが、どんなものなのかわからないまま買い取ることは、お金を出す側としては、時には納得できないこともあるかも知れません。そして、わたくしが本業としているデザインの仕事でも、やはりデザイン案というのは、複数用意するのが当たり前です。ましてハワイアンキルトのように、完成までに時間がかかるものは、色やデザインすべてが、気に入ったものでなければいけないと思うのです。なぜなら、嫌いなものを仕上げるのはとても大変ですから。ハワイアンキルトはいつでも、制作される方が主役でなければいけないとも思っています。

saikyou1昨日は、この本を読みました。オグ・マンディーノは、他の作品もいくつか読んだことがありますが、これは初めて読みました。ビジネスをする上での、自分の気持ちの持ちようや、行動などについての基本的なことが書かれている本で、これは、読みました。と言ってしまうより、困った時や悩んだときに、繰り返し読むタイプの本だと思います。やさしく、簡単な文章で、小学生くらいの方でも、読んで内容がわかるところが素敵です。要するに精神論なのですが、わたくしのようなどうしようも無いタイプにとっては、忘れかけていたことや、そうなんじゃないかな~と思うことを再確認する意味では、注意すべき点を箇条書きにして、まとめてくれているように思えて、近くに置いて、いろいろなことを再確認するために使うことにいたします。
この方の本、他にもありますが、どれも傑作。それを知らずに、電車の中で読んで大泣きしてしまったことがあるので、なるべくおうちで読むようにしたほうが、恥ずかしくないかもしれません。

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