掲載のお許しを得たので

goto_torchginger_800Keiko Gotoさんは、わたくしの古い知り合いで、最近、月一の会合の新しいメンバーになりました。この活動を始めた頃からKaori姫を通して、一緒にやってゆきたい旨を打診しておりましたが、なかなかうまくゆかずに時間が過ぎてしまいましたが、昨年のキルトショーの会場に来てくださったことで、いろいろお話して、銀座に来てくださるようになりました。
現在は教室をお休みされておられますが、今までは、ご自分のオリジナルパターンで教室を運営されておられたとのことで、その間の作品を拝見させていただきたいとお願いしたところ、ここでご紹介させていただく作品を、お持ちくださいました。わたくしのブログへの掲載許可もいただき、このブログ始まって依頼はじめて、日本ハワイアンキルト製作所のパターンではない作品を掲載させていただくこととなりました。
このパターンは、トーチジンジャーです。幾何学模様のキルトが全体に施されている仕上げになっています。落としキルトは施さず、モチーフの形に添ったラインではなく、均一に幾何学模様を入れて完成させています。このオールオーバーキルトでの仕上げは、アンティークの作品には、多く見られます。1820年にアメリカの宣教師によってハワイに伝えられたころは、パッチワーク的要素を作品で試してみる。というようなこことが、あったのかもしれません。モチーフのキルトラインを無視して、幾何学模様を前面に入れるのも、同じぐらい緻密な仕事かもしれません。
この作品は、かなり縦長のウォールハンギングですが、飾る壁面が少ない、日本の住宅事情を考えたサイズなのかもhしれません。わたくし個人としては、全く想像できないタイプのデザインなので、とても新鮮でございました。goto_nightblooming_800

81b98d36もう一点見せてくださったデザインは、月下美人。ホノルルクイーンとも言われる白い大きな花を咲かせる植物です。ホノルルのプナホウ小学校の垣根に植えられた月下美人が一気に花開くところ、わたくしも是非見てみたいと思います。
この作品は、そんな夜に咲く花のイメージを描いた作品なのでしょうか?ベースに使っておられるブルーの生地がは深みのある夜をイメージさせてくれます。モチーフを小さめに入れておられるこの作品は、最近のトレンドなのでしょうか?わたくしのサイトのピローのパターンを、45cmに収まるようにしてくれないか?というお問い合わせに対しては、わたくしどもの手法では、もともと55cmの中にデザインをめいっぱい描くというものでしたが、日本の生地幅が狭いという理由から、50cmのに収まるようにと小さくして描きました。50cmなら、少しベースを大きくしても生地をはぐことなく、制作できるはずだ!という考えでそろえています。
このゴージャスな花は、わたくしが好きなハワイのキルト作家も、この花が好きで、多くのパターンを残しています。好きなモチーフがある。ということって素晴らしい。ご自分の好きなモチーフを持てば、制作意欲もがるかもしれないと思うのです。

コメント

  1. Keiko Goto より:

    まさか本当にアップしてくださるとは…
    ありがとうございます。
    ハワイアンキルトを愛して20年になります。
    月下美人(Honolulu Queen, Puna hou)は現地の友人にキレイだよと
    連れて行って頂き、その感動をデザインしました。
    これからもよろしくお願い致します。

    • anoono より:

      ほかの方のデザインを初めて掲載させていただいたのが
      Goto様の作品でわたくし自身も大満足でございます。
      以後もまた、どうそよろしくお願い申し上げます。

error: 右クリックはできません。申し訳ありません。
タイトルとURLをコピーしました