Manta完成!

一昨日届いたお写真です。2021年5月8日の段階でアップリケ終了のお知らせを頂いてからあっという間にできあがりました。という驚きのご連絡でございます。制作者はプナのShimamura様で、ここのところ彼女のことばかり書いておりますが、ずっと何かとお写真をお送り続けてくださったのはもうShimamura様以外はおられません。

Shimamura manta完成

このMantaはとってもシンプルなパターン(図柄)ですので、表情のある材料をお使いになる方が多いかもしれないと思う中、きっちりソリッド材料をお使いになり、90×90cmのサイズのものを110×110cmで仕上げられました。余白がいっぱいあるので、マンタの浮遊感が出ていて素晴らしいと思いましたが、これは最初からShimamura様自身が狙って制作されたものなので、思った通り、いや思った以上にふわふわマンタが海の中を泳いでる感が伝わって参ります。
また、最近ここまで徹底的にエコーキルトを入れた作品を拝見しておりませんでしたので、完成までの速度、仕上がり、イメージ、完成度などあらゆる部分で素晴らしいと感動いたしました。きちんとカットされきちんとしつけがなされたと想像できるのは、これほどエコーキルトを入れてもフラット感が維持されているところからも素晴らしいと感じました。

個人的にはこの「徹底的にエコーを入れる」という仕上げが好みですので、そういった意味でも好きな作品です。制作していてどこかが浮いてると気になって仕方がありません。もういいだろと後で切り落としてしまう端のほうまでエコーを入れたいというたちですので、このお写真を拝見して楽しい気持ちになりました。綿なんかに負けないぞ!という気合いを込めて縫っておりますので、似ている(なんて失礼ですが)感じがする~と勝手に思ってしまったのでもございます。

日本ハワイアンキルト製作所サイトの7年間でいろんなことがございました。わたくし自身は一度でもご購入くださったことのあるお客様のことはきちんと記憶することができております中、最大のリピーター様であるShimamura様が今も継続してこうしてお写真をお送りくださったり、いろいろな情報をお知らせくださることに常に感謝しております。
彼女はご自身の作品を製品として販売されたり、教室を運営されたりしておられます。ハワイアンキルトを愛し変わる事なくひとつのことを継続できる素晴らしい作家で、素晴らしい先生であるとも思っております。

ところで、Shimamura様は和歌山染工の紀州細布を入手後水通しされたそうです。

始めのうちは色落ちがしてたのですが
何度か水を変えてるうちに
色落ちが止まり
陰干ししたら
なんと!!元の張りのある生地のままで
驚きました!!

そのままメッセージを掲載しました。是非参考になさってください。わたくしも大変参考になりました。ありがとうございます。

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