クリスマスやハロウィンなど、季節のイベントを今年は楽しむことができるのでしょうか?先日ご紹介した「オゴオノロアハワイ」と同様にお知り合いのフラ(ダンス)の先生からも7月以降の出演予定イベント告知をWebsiteに載せてほしいとか、縫製をお願いしている方からも舞台衣装の新たなオーダーが入ったとか、経済的活動が再開しそうな、いいえ、確実にする。という情報がたくさんもたらされて来ております。東京に隠れて実はこの神奈川県は、ずっとずっとコロナ感染者の数が減らないまま推移している場所であることを、多くの人はもう見ないようにしていると感じます。
感染とは無縁のハワイアンキルト制作に目を転じてみますと、そろそろハロウィンやクリスマス用の作品を準備する時期になってきたのだと気付かせてくれるお写真が送られて参りました。
ラナイ・ブルーを運営されておられるHosoda様からのお写真です。完成作品として扱われるのか、キットとして販売されるのかは不明ですが、全部で4点お送りいただきましたお写真の内、3点が季節のデザインのものでしたので、ああ、そういう季節になったのね、と改めて気付かせてくださったのでございました。
このHalloween 2012は、日本ハワイアンキルト製作所で扱う季節もののデザインでは圧倒的な支持を頂いておりますパターンで、デザインした際には「こんな季節もののパターンで100×100cmのものなんか作る人いるんでしょうか?」と個人的には大きな不安を抱きつつ、まいいか。作りたい方には作っていただけるはずだからとご提案したものです。キルト制作をする方にとっては、このハロウィンのような作品は箸休め的なジャンルなので、何ヶ月も前から準備するということはあまりないと思っていたのでございます。今やハロウィンの経済効果はバレンタインを凌ぐと言われるような普遍的なイベントにと成長するとはこの頃は全く思ってはおりませんでした。
その点、クリスマスについては昔からハワイアンキルトのジャンルにはきちんと存在していて、いろいろな作品が制作されてきたのをわたくしも拝見して参りました。ハワイは米国の50番目の州でもあるので、サンクスギビングデーの休日を過ぎると町はクリスマス一色になるのだということをわたくし自身も驚いたことがあります。クリスマスに関してはきちんとカウントダウンされ、みんなが楽しみに当日を迎えるということが続けられてきたのだろうと思います。このSanta & Christmasに関しては楽しくキャラクターを制作しながらクリスマスを迎えることを想定してデザインしました。
このChristmas Wreathを70×70cmで描いたのは、もう間に合わないという場合のパターンとして描き、もし時間が十分にあるのなら、自分の好きなモチーフをリースにアレンジして、オリジナルの作品をつくるベースとしても使っていただけるかもしれないと考えたデザインです。比較的シンプルな構成にしてありますので、このパターンも多くの方に制作していただけていると思います。
また、鐘の色や素材を簡単に変更しやすいように独立したモチーフとしてカットしていただけるようにもしてあります。Hosoda様も、ベースの白を大きめに切ってくださっているので、キットで入手された方は、リアルなクリスマスリースと同じように、ソックスや星、ギフトボックスやトナカイなどを追加してご自分だけのクリスマスリース作品を制作することができそうだなとお写真を拝見して思いました。
最後の1点は70×70cmのHibiscus Loveです。このパターンは個人的に割と気に入っているデザインで、いつもどう表現するかすごく悩むハイビスカスを、わかりやすくかわいらしく表現できたひとつの結果だと思っております。こうして赤+白でかっとされたものを拝見すると、なるほど~クリスマスにも使えそうなパターンだなとここで初めて気付かされました。
このパターンを構成するモチーフは、バッグやサイズ違いのウォールなどにも展開していて、これを選んでくださったこと、カットしてくださったことが嬉しくて、お写真を拝見してニコニコしてしまいました。また、以上4点とも、わたくしがデザインをした際にイメージした色どおりに合わせてくださったこともにもニコニコいたしました。
色見本も、キルトラインもあくまでも「参考」です。作り方に決まりはないので、みなさんがお好きな色で組み合わせて、自由にキルトラインを入れていただき、オリジナリティ溢れる作品がたくさん制作されることを常に願っております。
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