Hala=タコノキ

takeda_books武田和男氏の新しい植物の本を苦労して入手いたしました。魅惑の花園・ハワイの花300種ガイドという本は、ずっとわたくしのバイブルでしたが、それに加えて、“ハワイ魅惑の花図鑑・熱帯・亜熱帯の花1000種”が新たに蔵書に加わったことになります。

早速この本を開くと、最初に掲載されている植物が、シマタコノキ(ハラ)でした。ハワイの自生種として最初に紹介されていて、自身もよく知っている植物でしたので、本を購入できた記念としてデザインしてみました。

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もちろん最初にピローのパターンを作成し、これを元にウォールやベッドのへパターンに活用します。葉は、ラウハラと呼ばれ、敷物や箱などの日用品に加工されたり、スカートにしたり、屋根材などに使われています。パイナップルのような実をつけ、熟すとばらばらになることで、鳥が種子をいろいろな地域に運び、ハワイにも自生する植物となりました。

植物を見てどう捕らえるかは各自の自由ですがこの植物を見た時に、放射状に伸びた葉の真ん中にパイナップルよりすこしごつくて堅そうな実がちょこんと真ん中についている感じ。というのがイメージでした。さて、これをいかにしてハワイアンキルトのパターンに描いてゆくかと考える訳です。基本的には8分の1で描きたい。ハラの葉は成長すると途中で折れ曲がってしまうものもあります。これも視覚的には植物を表現する上で大切な個性的な要素になり得ます。ですがピローのサイズではそう細かいことはできません。などなどを考えながら、試行錯誤してピローのデザインをひとつ作りました。

これをベッドのサイズにしようと決めたのは、おおらかな植物らしさを描くなら、ベッドがいい!と考えたからです。このベッドもひとつの答えにしかすぎませんが、これから先に個人的にデザインを考え、完成させたいモチーフでございます。放射状に伸びた…。という要素を、もう少し追求したいと考えているのでございます。

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