8月のファブリックデザイン

ハワイアンキルトを少し離れてしばらくファブリックデザインに時間を使っておりました。全部で10種14パターンを描きました。上左から、オーガスタ、バードオブパラダイス、ココナッツリーフ、ハラ、トーチジンジャー、ハンギングヘリコニア、タパ・モンステラ、色違いのトーチジンジャーです。これらのファブリックを使ったドレスやパウスカートを入手したい!と思われた方はCoco Emily様にご注文をお願いいたします。

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これらは、ほとんどフラのステージ衣装やパウのために描いているものがほとんどで、ハワイアンキルトの裏布として使うものより大柄で派手なものが多いです。艶のある生地にプリントされたものがドレスに仕立てられ、ステージでフラダンサーのパフォーマンスに彩りを添える役割を果たします。曲のイメージに合わせてドレスの柄や色は選ばれるので、ハワイアンキルトのパターンと同じかそれ以上に種類が必要になりますし、柄自体をオーダーされることもあります。

要するにわたくしは、常に“絵”を描いている生活で、毎日植物について調べたり、花や葉、実を見つめ、パターンに意味を見いだし、ひとつひとつにコンセプトをつけてデザインを仕上げています。元になる絵は全て手描き、表現方法によっていろいろな筆記用具や筆、クレヨンなどを使い、データ化したものに色を構成してゆきます。植物を描くのは楽しく、色を考えるのも楽しい。植物を調べるのも楽しい。何もないところからどんなものでも目に見えるものに表現することは、無限の可能性を探し続けているようで、面白くてしようがありません。ファブリックもハワイアンキルトのパターンも、スタートは観察からであることに違いはありません。ファブリックデザインを描くことは、ハワイアンキルトパターンのキルトラインを考える上で、とっても参考になります。この機会を与えてくださっているクライアント様にも感謝しています。

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