Halloweenのパターンがカットされました

7/29に発生したゆっくり台風は、帰省される方にとっては大変な障害になるのかもしれません。ふるさとの無いわたくしは、盆や正月に関係なく仕事をし、新幹線や飛行機で帰る場所のある方々を内心うらやましい気持ちでずっと拝見させていただいておりました。ですが、今年に限っては、ふるさとが無くて良かったと思っております。そして皆様が無事に、行くべき、帰るべき場所に到着されることを祈っております。

2014halloween_5002014 Halloween Samplersのパターンがカットされたものが写真で送られてきました。そろそろ生徒様よりオーダーが入り始める時期と見越して、埼玉の北村先生がカットされたものです。確かに8月に入って、ハロウィンのパターンが少しづつ動きだしました。
彼女は真ん中にオバケちゃんと髑髏を入れたものと両方用意されたそうです。これはがいこつ(Skull)のほうだそうです。ベースの生地はミシンで接ぎ合わせ、素材は全てBalla Solidを使っておられます。参考色見本は用意していますが、北村先生からは、具体的なカラーナンバーを指定してほしいと、ご依頼を受けて、セレクトしたものです。このキット素敵だからわたくしが売りたいくらいでございます。

色無地の生地は圧倒的に海外製のものほうが色数が多く、日本製にはない色がたくさん用意されています。色見本を見ると創作意欲が沸いてきそうだけれど、その中から理想の色を素敵な組み合わせで選ぶのはどうも難しいようです。というのは、色見本というものは、人を受け身にさせてしまうからです。色順にきれいに並べられていて、開いた瞬間に目に入ってくる多くの色に惑わされてしまうからです。そして、もしかしたら見本を見る前までは、しっかり自分が持っていたイメージがどこかへ飛んでいってしまうのです。
おそらくわたくしの色見本の使い方はまったく逆で、自分がイメージした色を色見本の中から探し出すという使い方をします。場合によっては200色以上ある見本の中でも、思ったとおりの色が見つけられないことがあるので、色無地生地を作っているメーカーはしょっちゅう探しています。色見本の魔力にひっかからないように注意しないと、とんでもない失敗をしてしまうことがあります。ハワイアンキルトは、制作に時間がかかるので、失敗したな~と思うと完成までに思わぬ時間がかかってしまうことがあり、うまくいったな~という色ですとびっくりするほど早く仕上がってしまうこともあるので、色に対する感覚を鍛えておくことは不可欠だといつも思っています。ファブリックのデザインでも語ってしまいましたけれど。

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