オーダーをお受けして、Ohai Ali’iのベッドカバーをデザインいたしました。実際に3点描いたのでございますが、ひとつはてへっと頭をかいてしまいたくなるような駄作でござます。うーん。観念的に描くパターンというのは、とんでもないものになってしまうものだと悲しくなります。
左のデザインは、花とつぼみのみをレイアウトしたものでございます。Ohai Ali’iの花は、長いおしべ&めしべが特徴なのですが、なんとかその要素の一部をパターンに入れられないものかと、それなりに苦心したデザインです。
右のデザインは、葉を入れ、植生になるべく迫ろうと考えたデザインです。左のデザインに比べて、余白を少なくし、華やかなOhai Ali’iのイメージを再現したいと考えて描いたものです。
最後にあまり公表はしたくないのですが、描いて苦笑してしまったのが、このパターンです。描いているときは、それなりに植物の姿に忠実だ!などと納得しながらまじめに制作したことは、したのですが、全体を展開して、セルフ却下とさせていただくことになりました。
このパターンのいけないところは、線(茎)の太さと密度と、余白の分量です。真ん中辺に太い線を多用しすぎて、せっかくの四角形全体がゆがんで見えるアンバランスさが許せません。その結果、何の植物を描いているのかがわかりにくくなってしまっています。採用したデザインと比較してみてください。
植物の持つ自然な曲線を無視してデザインするとこんな結果になってしまうのだと、反省いたしました。まじめにやっているのですがね。
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