アップリケ終わりました(from Yoshinaga)

わたくしが日本ハワイアンキルト製作所の活動を始めて、教室を持っておられるのに、カット講習をお受けになりたいと、お申し出くださったLino QuiltのYoshinaga様より、アップリケが終わりました!とお写真が送られて参りました。yosinaga_mokihana2パターンは「Mokihana」です。

「フープも新調し到着してるので、今夜にでも綿入れしてさっそくキルティングに入りたいと思います。」さらに「かなり縫い応えのある量でしたが、一度も挫折することなく、むしろ縫うことが楽しいデザインで楽しかったです♪」だなんて嬉しいお言葉までいただきました。先日、「丁寧に縫っています」というお話を聞かせていただいておりましたので、このお写真を心待ちにしておりました。
ご本人様の自信作と見えて、全体のお写真までお送りくださいました。yoshinaga_mokihana1

モキハナは、行ったり来たりが多く、実に穴が開いているので、きっとアップリケは大変だったと思います。また、やっぱりウォールハンギングは110×135cmと、大きさがあるので、技が無いと綺麗に仕上げることはできません。Yoshinaga様は、指導者として教室を主宰しておられるので、その辺は大丈夫。さすがです。

これはハワイの有名なキルト作家のパターンをサイズダウンしたデザインです。実は110×135cmのウォールハンギングは、基本的に中心部分が正方形で、上下(デザインによっては左右)に余白の部分に別の要素を入れる必要があるので、パターンデザインが一番難しいサイズです。このパターンを最初に描いた作家は、四角形に綺麗にパターンを入れたデザインがたくさんあります。わたくしは特に、中心部分が大好きで、フレームを形成しているモキハナの流れが、真ん中で少し絞ったラインを作っていることで、すんなりと四角形を感じられるデザインになっているからです。setsumei1

これは人間の目の癖で、パターンで描かれているようなラインにモキハナを配置することで、植物の自然さと同時に大きな幾何学的な形をさりげなく感じさせるようなデザインになって居るところに「うーん。すごい!」もしこれを知識として知らないでデザインを描いていたとしたら、またすごい!

それはアップリケされたものを見ても。ちゃんとわかります。綿を挟んで、キルティングが入ったら、立体感が出るので、さらに良くなること間違い無し。サイズダウンのオーダーを入れてくださったのもYoshinaga様だったので、このデザインの特徴を彼女がつかんでいたとしたら、それもすごい!以後の進捗にも期待です。

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