ようやく春らしくなり、名古屋に居たときに、同じような天気だったらもう少し物が売れたのかもしれないな。と思ったりするのですが、これからの連休から、お盆までの期間、多くのハワイアンイベントが開催されるから、まあいいかと思うことは思うのです。
さて、ご紹介が遅れております、ハワイアンキルトの作品をご紹介させていただきます。今年のイースターは、4月5日に終わってしまっているのですが、北村先生はその頃にはこの作品を仕上げてくださっておりました。それなのに、ご紹介もせず、更新を怠り続けたわたくしのミスで、ご紹介が遅くなってしまって申し訳ありません。彼女は、6種あるイースターのパターンから、一番ハワイアンキルトらしいデザインだな、と感じてこのパターンをお選びくださったのです。lこれはKona Cottonを使ってあって、オレンジとブルーが大変鮮やかで美しく、この補色の存在があることで、うるさいようで安定感のある作品に仕上がっていて素敵です。補色とは、反対色と呼ばれることもあるのですが、互いに補い合うと「黒」になる色の組み合わせで、オレンジと青の他に、赤と緑、黄色と紫の組み合わせがあります。補色を使うのは勇気が要るかもしれませんが、多色使いの作品に、何か足りないなと思ったときに、正反対の色を一カ所追加することで、全体が安定することが良くあるので、バッグやポーチなど多くの色を扱う場合の解決法として、覚えておかれると、素敵な作品を仕上げることができると思っております。
続きましてはAsano様のポーチです。左のピローのパターンを見て、ひらめいたそうです。この作品を拝見させていただいたときに、わたくしはまた、超びっくりし、皆さんがどんな風にパターンが見えているのか?という自問自答にひとつの答えを見せてくださったように感じました。だってわたくし自身、このようにパターンをトリミングすることなど、思いつくはずもございませんから。
このパターンは、結婚されるお二人のためにペアデザインした、ブルーバードとピジョンですので、鳩をトリミングしてハートを付けてくださったのは、コンセプトからもそう離れて居ないし、面白い!そして、パターンからこんな作品を作ろう!と思ってくださったAsano様の柔軟なセンス。こんなチャレンジをしてみたい!という方結構たくさん居られるのではないでしょうか?そして、それは、パターンを自由にアレンジできる、日本ハワイアンキルト製作所でなければ出来ないことではないのかな?なんて思いました。
それはこのLino QuiltのYoshinaga様のカットされたキットでも、アレンジされていることを拝見すれば、パターンを元に楽しく作品制作されているんのだと言うことが伝わって参ります。これは生徒様のオーダーで、余白を多くとりたいとのことで、タロ芋の実を無くされて、カットされています。このパターンは以前もアレンジされたことがあるので、デザインとしては不完全で、問題があるのか?それとも、いじりたくなる自由さがあるのか?むむむ!と考え込むのでごさいます。タロは、葉と芋を要素として盛り込んでおけば、植物を表現することができると、描いています。でも、作品制作の際に、葉だけで構成したほうが好き!で、きっとこのデザインになったのかもしれません。芋部分を切り落としただけで、ずいぶんイメージが違うな~と、またお写真を拝見して思うのでございます。こちらの進捗も楽しみです。
続きましては、甲府の村上先生の作品です。バナナのポーチ。バナナは、自分がパターンを描くようになったかなり初期のころにデザインしたもので、以前お手伝いさせていただいておりました先生の教室には無かったモチーフです。ですが、絶対に作ったら楽しい!と、愛を込めて描いたパターンです。そのバナナのデザインを、北村先生がアレンジしてポーチのキットに組んでくださったものを、村上先生が制作されたものです。このポーチのキットはどこの教室でもキットが売れたようで、そんなお話を伺うと、やっぱバナナよね!とわたくしも嬉しく思います。こちらのキットは近日サイトでごく少数販売いたします。
続きは明日。
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