楽しきキルトウォッチング

わたくしはお客様が作品を展示されるとお聞きすれば必拝見させていただきに参ります。なるべく近い場所で展示されると楽なのですが、今回展示されることをお知らせくださったTakenaka様は、わたくしの住んでいる神奈川県からはかなり遠かったのですが、国内ならいいか！とお手伝いさせていただいたその時から、必ず見に行きますとお約束させていただいておりましたら、なんと新宿であると大変ラッキーだったので昨日8月7日に伺わせていただきました。

ベッドカバーパターンで協力させていただきましたTakenaka様からは、8/1～8/8まで京王プラザホテル新宿にてご自分の作品を展示されるとご案内をいただきました。ハワイアンキルトサロンManaの作品展です。東京は感染者が多いので見に行ってくださいとは言いにくいけれど、もし行くのであれば写真を見たいとのことでございました。

ロビー全体に繰り広げられているハワイアンキルトの大量の作品達にひさびさに心が躍るのでございました。わたくしが協力させていただいたのは、Hula Implimentsです。日本ハワイアンキルト製作所サイトでは200×200cmのサイズのものを250×250cmに変更し、制作者であるTakenaka様のご指示で、LehuaとUliuliの形状を変更して欲しいとのご希望に応えさせていただきました。ですが、彼女が指導を受けておられるのはハワイアンキルトサロンManaの島田桃子先生ということはお聞きしておりましたので、そういう事は島田先生にご相談されるのかいいのでは？と不思議に思いましたが、先生は大丈夫と言っておられるとのことで、このときは、大丈夫かな？と心配したのですが、昨日会場にて島田桃子先生と直接お目にかかり、いろいろお話させていただいて、その心配は無駄なものであったと思いました。島田先生ご自身が会場をご案内くださり、丁寧に作品についてご説明くださったり、ご自身の考えについてお話してくださったりとってもとっても楽しい時間を過ごすことができました。

作品の制作をされたのはTakenaka様、パターンアレンジを指示されたのもTakenaka様、制作に関する指導をされているのは島田先生、元のデザインは日本ハワイアンキルト製作所のものですがよーく考えるとわたくしは何の関係もない部外者でございますので、展示される場合に、サイトのことやわたくしのことなど何も記載する必要はないと申し上げておりました。ですのに、キャプションにはこのように記載してくださっておりました。先生や教室の方々にお目にかかる前にこれを見てしまったので、その場で急に皆さんに声をかけやすくなったので、「あのー。竹中さんのベッドカバーですこしだけ協力させていただいたよしだともうしまーす。」と会場におられた関係者の方々に声をかけましたら、みなさんとっても親切で、他にも展示されていたTakenaka様の作品の場所を教えてくださったり、他にもいろいろお話してくださったりして、ひとりで見に行ったわたくしごときに親切にしてくださいました。先生をご紹介くださったのもこのやさしい皆様で、先生や生徒さんを拝見してハワイアンキルトサロンManaの空気感を感じられたので、わたくしの不安は吹き飛びました。

京王プラザホテル新宿の人が行き交うロビー全体に展開されているハワイアンキルト作品の数々は大小含めて大変な数があり、ひさびさにこってりたっぷりハワイアンキルトの作品を長い時間をかけて見る事ができてとっても嬉しかったです。新型コロナウィルスの感染拡大のせいで、すっかり忘れていた作品を見る喜びを満喫できました。いいよね～ハワイアンキルトって。

展示されている作品を拝見して思いましたのは、フレンドシップ系キルトの数が多く、様々なイメージの作品を複数の人が関わって仕上げていることを感じられたことです。このティアレの作品も16名の方の手によるもので、左端の下から2番目はTakenaka様のものです。複数の方が関わったフレンドシップサンプラーキルトは１人１人の縫い方の違いが見られてとっても面白い。それでもこの作品は教室の持つ独自の手法を生徒さん達がしっかりと理解されていることを感じました。

この２点の写真は、わたくしとは全く関係がございませんが、ホテルのロビーにディスプレイされていたものです。これらもハワイアンキルトサロンManaの手によるもので、いくつかの作品は販売対象になっていました。他にもいろいろ書きたいことはございますが、少しパワーをなくしつつあるハワイアンキルトの持つ魅力や素晴らしさを感じられました。この機会を与えてくれたTakenaka様と教室の皆様、島田桃子先生に感謝させていただきます。
次回は12月に横浜みなとみらいで作品展を開催される予定だそうです。
※写真は許可を頂いて撮らせてもらいましたが、写真撮影オッケーだそうです。