風に吹かれてしまいました

7088を使った色のご提案その2です。前回も申し上げましたが、外国の生地(Kona CottonやFiesta Cotton)などをお使いの方には全く関係がありませんので、読んでも意味無しです。以前Kaiho先生がカットしてくださったもの、わたくしはまだ手がけておりませんでしたので、  それを少し違った色で、カットしてみようと思いました。これは「理想の色見本」を使って色合わせすることができます。7088をご活用なさっておられる方、是非ご利用ください。
kaiho_crown2_800kaiho_crown3_800kaiho_crown1_800これらは、比較的パターンに付けた色に副って切られていますが、もっと広い範囲で生地を使えるようにすれば、生徒様一人ひとりが違った色で作品を作る楽しみが増えるかもしれないということを考え、Crown11ちょっと難しいけれど、どなたがご覧になっても「綺麗だから作ってみたいわ~」と思っていただけるカラーだと思います。この間の記事にも垣間ましたけれど、7088の構成には、明るい茶色(要するに、アイボリーやらベージュ)のラインナップがたくさんあるのですが、これらの色をどれだけの方が使いこなせるのか疑問に思うほどの数があります。左の「Emma’s Crown」で使っている色を単体で見ると、もうほとんど茶色です。この色をきっちり色味があるように見せるには、ベースの色が重要です。わたくしのサイトに記載しております「カラーについてのヒント」ページの「アンバーゾーン」についての項目に詳しくご説明させていただいておりますが、トップの色に合うベースの「アンバーカラー」を選ぶことが上手にできれば、日本人が大好きな落ち着いた組み合わせの色が実現でき、自分が使える色の範囲がぐっと広がります。Kaiho先生がカットしてくださった鮮やかで元気いっぱいの色は、もちろんハワイアンキルトらしい作品を作ることができますが、彩度の高い色数には限りがあるので、ある程度の時期が過ぎれば、どこかでいつも同じ色を選んでしまう。というのが普通です。ハワイアンキルトを指導されるお立場の方はもちろん、個人で作品制作をされておられる方も、これを打破するために、7088で用意されている、多くの色をどんどん使っていくことが大切なのではないかと思っているのです。それでも、アンバーゾーンの色を見分けることは、とても難しいので、ここで、参考に番号を記載しています。この写真を撮っているときに、風が吹いて、少し持ち上がってしまっておりましたが、写真を見るまで気がつかなかったわたくしでございます。どうしようもありません。

crown12これは、Kaiho先生がカットしてくださったものと違って、紫の同系色で合わせたものです。クラウンのNo.756も単体で見ると決して使おうとは思わない色かもしれませんが、ベースを上手に選ぶと品良くまとまって見えます。地味目な紫も色のラインナップに用意されているのなら、一度くらいは使ってみてもいいではないの?って思います。それでも、全色を揃えて持っているという方はほとんど居られないので、色見本を活用していただきたいとやっぱり思うのです。発色のよい海外の材料は入手が簡単ではありませんし、お値段も違います。この7088なら、大きなユザワヤやオカダヤなどで、簡単に希望の色を購入することができます。なので、黒以外の全ての色を見ることができ、隣同士に持ってきて色合わせを検討できる「理想の色見本」をご入手ください。この色見本を使って、あれこれいろいろやってみていただければ、新しい色の組み合わせを発見できるかもしれません。

crown13最後は、青と白(これは完璧に白です)を反転させたものです。白ベースならどんなものでも綺麗に見えますし、ハワイアンキルトは基本白ベースで作品を制作するのが古来からのやり方なのは、皆様よくご存じのことと思います。これがそれを反転させただけのものですが、これだけで印象が変わり、ものによってはとても新鮮に見えるから不思議です。白より明るい色は無いので、はっきり見せたいときには最強の存在でもある白はみんな大好き。困ったときのカットの手法として身につけておくとまた、作品の巾が広がるのでは無いかな?とカットしたものを見せたら、これも「綺麗~新鮮~」っていってもらえました。ハワイアンキルトと色は、ずっとずっと追求し、悩まなければならない大変さがあります。

※記事の途中で公開しちゃったみたいで、尻切れトンボのままご覧になってくださった方。ごめんなさーい。

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