Webを管理させていただいております、お客様であるフラの先生から、そろそろ秋のイベント出演情報を更新したいので、ということで、ご連絡をいただきました。仕事の話はさておき、最近のいろいろなお話を伺っている内に、日付が変わってしまっておりました。
昨日最も話題になりましたのは、目黒雅叙園で、今開催されている「華道家 假屋崎省吾の世界」を見に行かれたということです。その先生の生徒様が、假屋崎省吾の元で華を学んでおられたことがきっかけで、行かれたのだそうです。
「お華、素晴らしかったですか?」とわたくし
「華よりあなた、雅叙園がすごく良かったわよー。あなたも行ってみなさいよ~。会場でカーリーに、あなた年いくつ?なんて失礼なことを聞かれたのよ。」とフラの先生。
「ご本人様が居られたのですね~。」とわたくし。
そうか~。今うやっているのか~。見に行ってみようかな~。その後何度お聞きしても假屋崎省吾の作品ではなく、雅叙園の施設の素晴らしさに感心されておられました。面白い方です。カーリーかわいそう。
10月に入ったらちゃんとブログを書こうと思っておりましたが、昨日サボったことの言い訳でございます。
書こうと思っておりましたのは、久しぶりにMurakami先生が作品を見せてくださいました。少し手を痛めておられて、作品制作から遠のいておられたので、このブログでも、しばらく作品をご紹介できずにいました。さらに、見せてくださったのはバッグ3点で、うち、2点がミニマルシェバッグでございました。そのほかにもマルシェバッグの作品が集まっておりますので、本日はこれらをご紹介させていただきます。
一つ目は、トーチジンジャーです。「持ち手、なんか変なクセついてない?」と言ってしまいましたら、「ここで折り曲げて置いてあったの!」とご説明くださいました。柔らかな色で、きれいにラインも入っていて、さわやかな色が美しい。バッグの中袋は、赤系のハワイアンファブリックが使われていて、とっても良い感じです。
二つ目は、Line Plumeriaです。ご提案させて頂いた色のイメージに忠実で、思った通り以上のかわいらしさです。エナメル素材の長めの持ち手が付けられていて、おしゃれな感じなのにかわいい。中袋は、モンステラのボーダー柄ハワイアンファブリックが使われているので、ハワイアンな感じを大切にして作品を制作されています。アップリケが少ないのですぐに完成させることができるパターンです。
三つ目は、Kaori姫の「ふうちゃん」(くうちゃんだったかな。)いつもお世話になっておりますKaori姫のオーダーで描いたパターンで、ミニチュアダックスフントをモチーフにしています。Kaori姫は、今はこのふうちゃん(くうちゃんだったかな。)ではなく「ひーちゃん」の飼い主になられたのですが、基本同じ犬種なので、このバッグは以後も活躍するようです。
四つ目は、PUNAのShimamura様の生徒様の作品で、「Cat」です。Shimamuta様からのコメントは、
「キルトラインもカラフルにそして、持ち手!!よーく見て頂くとわかりますがキルトラインと同じ色なんです!
お花のラインの邪魔にならないように一体感があって素敵です!私も考えつかなかった素敵なアイデアに天晴でした!」現在、この生徒様は別のパターンで、娘さんのために、二つ目を制作されておられるそうです。マルシェバッグのシリーズを描くきっかけになった、わたくしにとっても特別なパターンです。お写真のピントがほんのちょっと外れてしまっているのが残念でございます。黒を使った画期的な作品でございます。
五つ目は、わたくしが見本として制作いたしました「Lokelani 」です。マルシェバッグのパターンでは、ロケラニを2種用意したのですが、この次ご紹介させていただく「Heart Lokelani」のほうが好まれておりますようで、どなたにもお選び頂けておりません。描いた立場としては、このロケラニもイケる!と思っておりましたので、ちょっとがっかりいたしました。なので、自力で制作してみようと考えたのでございます。
このパターンは、ものすごくとがったところもございませんし、へこんだ縫い込み部分もないので、アップリケがとっても楽しいです。切りながら縫うタパカパスタイルも楽しいし、きれいに仕上がるので、おすすめです。
五つ目は、さきほど申し上げた「Heart Lokelani」です。ブラウン地に薄いパープルを使い、少し秋っぽい色で制作いたしました。これを制作いたしましたのは、制作過程を少しご説明させていただくためでございます。
カットした段階ではこういう雰囲気になります。(写真は拡大してご覧になってください。)後に線になる部分を写真のようにしつけします。こうすると、部品がバラバラにならないのでございます。
この状態から、パターンの布だけを切りながら縫って行くので、パターンの外側からアップリケをすすめて行く形になるのでございます。
この制作過程は、すぐ上のLokelaniも、先日ご紹介させていただきました「Manta」のパターンも、制作前の準備方法を同じにしておくと、安心して美しい作品を制作でできるはずだ。と一生懸命考えてデザインしたパターンでございます。縫い進めて行くと楽しいパターンですし、縫い上げないと良さが伝わりにくいデザインでもあると思います。
コメント