Kukui & Kukui Leiiのオーダーされたそのままの色でカットされた写真がKaiho先生より送られて来ました。残念なのは、写真が切れてしまっているところです。携帯で撮ったから、ごめんなさーいなんて送られて来たのですがいかがでしょうか?先日北村先生がカットされたものとまた雰囲気が全然違って、本当に面白ーいと思いました。単色でカットすると、ククイって言う感じより、模様のように見えて、全く違う性格の作品に仕上がりそうで、急に楽しみになって参りました。さらに嬉しいことに、なかなか写真をお送りくださらないKaiho先生からの貴重なお写真なので、生徒様のためにも、何を置いても一番に掲載しなきゃって思ったのです。
これは志木教室のTakano様がお作りになられるそうです。以前他の先生が担当されていた教室ですが、Kaiho先生に代わってからは、なかなか作品の写真が送られてこないので、志木教室の皆様もご心配になっておられることと思っております。
クイーンエマをイメージする色で、モチーフはククイというオーダーについてわたくし自身いろいろ考えたということは、さんざん書いて来ております。これから先も永遠に続くであろうわたくし自身想像もできないさまざまなオーダーにお答えして行く際に、色?モチーフ?どっちが優先なの?という問題に必ずぶち当たるのです。これに対して必ずパターンで返すという結論を出さなければいけないわたくしは、色とモチーフが頭の中をくるくる行ったり来たりするのです。
また、悲しいことに、今までの仕事で、なぜその色を使うのか?ということに対して、自身が必ず理由付けをすることが義務づけられていたので、このモチーフだからこの色。という多くの方がわかりやすいものがベストなんだとわたくし自身思い込んでしまっていたのだと反省するのです。作品をお作りになる方が、好きなモチーフと好きな色で作りたいと思うことを許せない自分がいたのだと気づかせてくれたデザインです。これがTakano様の手で縫い上がった時に是非拝見させていただきたいと心から願うのでございます。
そんな色について考えておりましたら、カットの講習をお受けになったPannoki様よりアンスリウムのカットされた写真が送られてまいりました。7088シリーズのベースが726(パステルイエロー)パターンが708(くすんだピンク)の組み合わせです。この写真はベースがグリーンに近い色に写っておりますが、じつは黄色なのです。ご本人からは
「カット前の状態とモチーフを広げた状態ではイメージが違って見えました。思っていたより、ぼんやりした感じです。ですが、色合わせは楽しかったので、めげずにまた挑戦したいと思います。」
というコメントが寄せられており、ご自分で色合わせできる楽しみを味わっておられるようで、わやくしとしても大変嬉しく思いました。彼女は配色に関する本などを活用し、色について学びながらカットされるということをされているようで、それも偉い!と思っております。これアンスリウムの穴に、鮮やかな黄色を入れたら、バランスがとれてもっと良くなるかもしれません。このパターンのようにね。
日本ハワイアンキルト製作所のサイトに記載しているパターンは、全て色を付けてあります。これも何度も書いていますが、色に悩んだときに、この色で作ってみてくださいね。という意味での色なので、是非参考になさってください。また、教室を開いて指導者になろうとお考えの方は、余計参考にして欲しいと思います。なぜなら、モチーフの色に比較的忠実な色なので、生徒さんにご説明されるときにも使いやすいものになるからです。ですので、残念ながら、指導者の方は自分のお好きな色で作品を作ることがなかなかできない日々が続いてしまうのです。
伝統的なハワイアンキルトは1色+白というのがスタンダードです。また、キットを販売する際にも、白+1から2色というのが一番好みに関係が無いので、普遍的なキットとなるのです。色味のある2色を使う場合の色合わせの方法は、あまりにたくさんありすぎて、わたくしも最後は、経験によるものがほとんどなので、たくさん切って、たくさん試してみるしかないと思うのでございます。がんばってPannoki様!
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