ユザワヤで、簡単に手に入る「エイティスケア(7088)」は、3色以上で使うと、突然「えっ?色がないじゃん。」という状況に陥る瞬間がございます。一昨日も、悩みに悩んだ北村先生から、そのプロセスが伝わって参りますお写真が送られて参りました。
ベースに使っている2色は、すぐに納得がいったのだそうですが、上に載せる1色がなかなか決まらない=色がない。最初は一番上の写真のように、合わないとわかっていても、この紫にしようと、考えたのだそうです。このお写真を拝見して、「うん。確かに合わない」というのは、この紫って、紫のくせに「赤」の要素を感じられない色だと思うのです。きっと、染料の関係で、このような色になっているのだとは思うのですが、ワインに合わない紫というのも珍しい。不思議です。
なので、この色はやめて、合うとわかっているあまりきれいでない色にしてみたのが、2枚目と3枚目のお写真です。「うーん。確かに合うけど、汚い色に見えてしまうから、ちょっと残念だなあ。」
そうなんです。同系色で世界を作りたくとも、そこまで色がそろっていないのが、エイティスケア(7088)なのだと思うのです。そうかと思うと、グリーンに関しては、どうしてこの色相だけ、こんなに色があるの?というほどの色数なので、ここまで来てわたくしは、もしかしてパッチワーク用にラインナップされた材料なんだな、なんて思ってしまったことがございました。
いろいろ生地を合わせて見せてくださるのですが、結果、この北村先生のアンスリウムは、補色(反対色)である緑を1色使い、バランスを取って制作する。ということで、解決いたしました。緑のアンスリウムもあるし、不自然ではないよねとかなんとかいいながら、ひとつの結論を見つけたのでございました。
でも、ひとつヒントがございます。色番号は、ランダムに振られているようですが、3桁の上2桁が同じものは、比較的合わせやすいということに、気づいたのでございます。777は778とは合うけれど、762には合わない。いろいろ色合わせをしてみていて、これって、そういう系列で染めてるのかしら?と、ふと思った瞬間が以前ございました。色番号の組み合わせより、覚えやすいのでどこかで記憶しておくと、便利かもしれません。
コメント
本当に多色使いは難しいです(>_<)
何となく色合わせすると、どうもしっくりこない!という事があります。
一応自分でも考えてみて、それでも納得出来ない時はデザインのお仕事されてる吉田さんに聞く!それが一番です。
せっかく制作するのに妥協はしたくない。
他の皆様方は悩まないのでしょうか?
私だけかも??
わたくしも、最初に色を付けるときに、超悩みます。
制作される場合は、材料の持つ特徴も考慮しなければいけないという
厳しい条件も加味されるので、もっと大変。
なので、わたくしも、生地の色見本は、常に使います。
だから、材料の持つくせに、気づくときもあります。
でも、困ったときは、お気軽にお問い合わせください。