どういうわけか何の攻撃か不明ですが、最近「マルウェア」によるブログ乗っ取りが続いています。今回は4日ほどでしたが、ショップサイトを更新してから気をつけているのですが、恐ろしいことです。毎日ちゃんと記事を書きなさいということなのでしょうか。前回はお客様から、今回は息子が気付き、すぐに修正したのですが、原因および理由は不明で、サイトやブログを独自に維持するのは大変です。同時になんとなく写真が間延びするのが気になっていたのですが、それも修正してもらいました。
さて、乗っ取られている間わたくしはピカケのアップリケをしておりました。その目的は、例のグラデーションパレット(by 和歌山染工)を試してみることでございます。
ベースに使っているのがグラデーションパレットで、モチーフはBella Solidです。先日来ご紹介しておりました紀州細布より柔らかく、良い感じですが、この生地はプリントなので裏は白です。ですが、全く同じグラデーションがほしい場合には良いのかもしれません。
材料のお話はさておき、アップリケをしながらハワイアンキルトパターン(図柄)の著作権について久しぶりに考えました。これもわたくしが描いたパターン(図柄)ではありますがカットした時に考えたことと、縫いながら考えたことに大きな違いがあることに気付いたのでございました。
このピカケのパターンは布を無駄にしないようにだいたいの形で切り取るという思想で描いておりますので、アップリケの仕方によって(=作り手によって)イメージが違って出来上がるということでございました。具体的には写真の中に記載した部分や、アップリケの折り込み幅、穴の仕上げ方などによって、元のパターン(図柄)の持つ意味などほぼ無いと思い、反対に縫い手の考えによって全く新しいデザインにもなり得るということでございました。
ここのところあまり書いてはおりませんでしたがやっぱりハワイアンキルトは作品を完成させる人が主役になるべきだと思いますし、制作過程においてはパターン(図柄)の占める割合はそれほど大きくはないのではないか。また、こういった結果になるものに著作権どうこうというのはもう言えないのではないかということでございました。
少なくともこのピカケは、確実にわたくしの制作物として著作権を問えるものであるとここまで来てようやく主張できると思ったのでした。
つい最近、ベッドカバーのパターンについてのご相談を承った際に、ご相談くださった方と真ん中の八つ星についてを始めいろいろと楽しくお話させていただき、250cmのパターン制作を行いました。キルト展覧会用の作品だということで、来年展示するのだそうでございました。この方にも、展示の際にわたくしとの関わりについて記載していただく必要はない旨をお伝えしましたのは上記考えによるものでございます。
アップリケ感はすごくよく理解し堪能しましたので、以降はキルト感を確認してみようと思いました。そこでふと気付いたのですが、こういうのを縫う際にマルチカラーやグラデ-ションの糸が必要になるということに初めて気がつきました。でも、わたくしは持っておりませんので今回はこの色の糸を使うことに決めました。さてどのようになるのでしょうか?
コメント
その節はお世話になりました。
著作権について、吉田さんのお考えを伺ってとても共感しました。
6/8から、キルティングに入りました!
ゴールを楽しみにがんばります^_^
こちらこそお世話になりました。
アップリケ終わったのですね~。
作品の完成、楽しみです。」