ヘリコニアのバッグ

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ハンギングヘリコニアのマルシェバッグ

PunaのShimamura様から7月に届いた作品のお写真でございます。ハンギングヘリコニアの中型サイズのマルシェバッグです。このセクシーなお手々は、お嬢様に撮影を手伝っていただいたのかしら?と息子しかいないわたくしは、ちょっとばかりうらやましいような気持ちになりました。しかも、彼女の作品である「Manta」を背景にしておられるところに愛を感じます。
ヘリコニアは、とっても不思議な形をした植物で、花序が上から下に垂れているタイプのハンギングヘリコニアと、地面から空に向かって咲くヘリコニアとがあります。基本的には赤を主体として黄色や緑に変化するカラーの植物です。そんな花のイメージに左右されることなくシックな色合いで作られた素敵なマルシェバッグです。
昨日ご紹介させていただきましたA.O.様と同様このブログでも紹介させていただきました和歌山染工の紀州細布をお使いくださいました。このお写真をお送りいただいてからしばらく時間が経過してしまったので、その時にやりとりした記憶をたどって記載しますが、このバッグを制作される際に、生地に弾力があったので、水遠しすることを試していただきました。
わたくしが知っている手法では、制作前に生地を水通しすることは行いませんが、水通しした上で制作をする。というやり方もあることは認識しております。ですが、わたくしが和歌山染工様から見本をお送りいただいた際にも水通ししてみようかな?と思ったことは思ったので、Shimamura様にお願いしてチャレンジしていただきました。(と思います。)その際に、この生地は色落ちなどはほとんどせず、風合いに問題は全くなかったというコメントをいただいた(と思います。)

生地をゲットされた際にお送りいただいたお写真です。

これは、バッグを制作される前に購入された紀州細布のお写真です。この中の3色を使って今回のバッグを制作されたことがわかります。
ハワイアンキルトでは、モチーフの色通りに作品を制作しなければならないなどという決まりは全くありませんから、お写真を拝見した際に、わたくしは、お!新鮮じゃん。と思いましたし、バッグとしての実用性を考えた美しい組み合わせだなとも思いました。

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バッグの底まで、モチーフが配置されています。

こうしてアングルを変えたところから見ると、さらにバッグ全体の色のイメージがよく伝わって参ります。パープル系の色は、比較的日本人に愛される色なのと、ベースのアンバー系の色のセレクトは難しかったとは思いますが良い感じにまとまっていて大変好感が持てます。
彼女は教室を運営されておられるので、このバッグがほしいという生徒様もたくさん居られたのではないかな~。
つい最近も、デザインに関する相談をされた際に、実は、グレーと茶系の色あわせが一番難しい。ということを話しながら、このShimamura様のバッグのお写真のご紹介が遅れていることを思い出したのでございました。ご紹介が遅くなり申し訳ございませんでした。
以後もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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