月別アーカイブ: 2014年7月

バッグもう一つ

DSC_11107月18日の記事でご紹介したShimamura様は、今週末ビックサイトでのイベントを控えておられます。PUNAというショップを主宰されており、お仕事のご依頼を受けて、出展されるそうです。きっと今頃準備をされており、大変な思いの真っ最中かな?と思っておりましたら、お忙しい中お写真をお送りくださいました。ピンクのパパイヤのかわいらしいバッグです。先ほどの記事に加えて、また、わたくし自身全く想像もつかなかったタイプの作品として出来上がってきました。彼女のホームページにも作品制作の進捗が掲載されていて、ご自分のページに載せるよりも早くこのお写真をお送りくださいました。

ハワイアンキルトは同じパターンを使用していても、手がける方の解釈や思いが込められると、新しい表情を見せてくれるものだと、本日2回目のびっくり!でした。

元気いっぱいのこの作品を拝見して、ハワイアンキルトのパターンが、作品制作の中で占める割合など微々たるものだと感じます。そしてShiamura様のように、自由にのびのびと作品制作してくださる方のために、パターンを販売しようと考えたことが、実際の作品が出来上がって来たことで、小さく実を結んだ気がいたします。次にゲッコーに取り組まれるそうで、これも写真を拝見するのが楽しみです。

パターンを持っている意味

kazuko_plumeriabag_500作品集の委託販売をお受けした甲府で教室を主宰されている村上先生から、バッグの写真が届きました。これはブラックバッグシリーズのひとつ“プルメリア”のデザインです。このバッグは、ショルダー用のデザインとして考え、村上先生は、パターン付きのキットで購入されました。わたくしは、当然ショルダータイプで仕上がると考えていたのですが、なんとバンブーの持ち手がついた手提げ型のバッグとして仕上がった参りました。パターンを見ていただいて、それがどんな完成品となって仕上がってくるかは、わたくしの想像を超えた解釈が加わり思わぬ形で目の前に現れてくるおもしろさは、キットを販売しているショップではなかなか味わうことの出来ないことだと思います。ピローやウォールなどのパターンは、バリエーションが利かないものがほとんどですが、小さなパターンやバッグ用のパターンは、キットになっていない自由さがあるのだと思います。パターンを持っていれば、それを見て何に展開しようか、どんな色にしようか、どこにどんな風にレイアウトしようかなど自分だけの自由が利くことを村上先生はよくわかってくださって、楽しんで作品制作してくださっているように見えます。布を買ってきて、色を考えたりカットしたりが面倒だから、パターンなんか必要無いという方もたくさん居られることと思います。でも、物作りが好き!というお考えをお持ちの方なら、パターンを持って、自由にオリジナル作品を作りたいと思うほうがより楽しみが増えるのではないでしょうか?

わたくしもこういった作品を拝見して“なるほどね、こういう作り方もあるのね。”と教えられるのです。これはパターンを入手できてこそその可能性が広がって行くのは間違いないと感じます。モチーフの推奨カラーの参考例は日本ハワイアンキルト製作所で、ご紹介させていただいております。参考になさってください。

多くの先生がパターンの所有の所在やオリジナリティを大切にしておられます。その考えはわたくしも同じですが、でも生徒様はどうでしょうか?生徒様一人一人にとっては、パターンについてよく理解できないあるいはどうでも良いことかもしれません。作品を作ってみようと思う基準は、ご自分が指導を直接受けておられる先生の人柄だったり、教室の雰囲気だったり。あくまでもパターンデザインは二次的な商材に過ぎないと考えています。ですから、日本ハワイアンキルト製作所のパターンを使って、教室運営されている先生たちからは、パターンが理由でやめていった方はどなたも居られないというお話をお聞かせいただいて、嬉しく思うのです。

ドラえもん

doraemon_800私用で昨日は六本木→銀座→新宿なんて巡ってきました。最初に行った六本木ヒルズは、テレビ朝日の横にあって、8/8に公開予定のドラえもん映画の宣伝をやっていたのか、原寸サイズのドラえもんがこの通りたっぷりと並んでいました。それぞれ表情が違っていて、かわいいと言うよりはちょっと怖い。さらにドラえもんって結構大きい。この写真は斜から撮ったものですが、気持ちとしては正面からのショットを掲載したかったです。それがかなわなかったのは、あまりに多くの親子連れが写真を撮っていたからで、大人一人のわたくしが、かれらを押しのけて写真を撮るのもねーと、遠慮させていただいた訳です。同じ場所には、どこでもドアもございまして、写真を撮ることができるので、そこにもたくさんの方が並んでおられました。元気いっぱいの小さなおこさんをお連れの方々を時間つぶしに1時間ほど見て過ごしました。
ぼんやりと時間を過ごすことがなかなかできないわたくしですが、六本木→銀座→新宿を回ってみると2020年の東京オリンピックに向けてすでに東京が動き始めているのを感じます。その頃まで、今のように地道な活動を続けることができていたら、どんな自分になっているのかすこしにやにやしながら想像しているわたくしは、きっと変なおばさんに見えたかもしれません。

教科書と送料

7月31日をもって、送料無料が終了します。8月以降は小さなパターンをご購入いただいても送料をいただく形になってしまいますので、どうかご了承ください。個人事業でいろいろと展開しておりますと、宅急便のビジネス契約や、クレジットカード決済など、“審査”に関わる項目が登場してくるので、びくびくしながら一歩一歩進んで来ている状態でございます。特に、カードでのご購入を希望される方が多いのですが、Websiteが出来上がっていないと、審査をしてもらえなかったりします。お店があることが大前提なので、お時間がかかってしまうのです。クレジットカード使えるようになりました。といろいろなショップに記載されている理由が、今回わたくしも初めて理解できました。お客様にはご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。もう少しお待ちください。

txt_img1ハワイアンキルトの教科書ですが、好評をいただき、在庫が少なくなっております。買おうかどうかお悩みいただいている皆様、この次いつ発行できるかまだ決まっておりませんので、この機会にどうぞ。教室内で複数冊ご購入いただくケースもございまして、思ったより早く数が無くなってしまいました。また、ご購入いただいた皆様からは、

こんな本今まで見たことない。とか、
なるほどと思うことが、とってもわかりやすく解説されていて、ありがたかった。
後ろに10パターン付録でついているから購入した。

などのお声をいただいております。送料無料の期間も残りわずかです。後でクレームにならないように、今こうしてお知らせさせていただきます。

いくつかのご報告

お客様からいくつか嬉しいご報告をいただき、わたくし自身もうれしくなるようなお話を聞かせていただきました。日本ハワイアンキルト製作所のパターンをご利用いただいているショップ様が、大きなイベントへの出店依頼が届いたとのこと。8/2~3日にビックサイトで行われるイベントだそうで、デザインは当サイトのものをご活用いただけるというお話でございます。たくさん商品を揃えて、会場で楽しい時間を過ごされること、心から応援させていただきます。

パターンを使って商品を作って売っていいなんて信じられないことかもしれません。ですが、わたくしどものパターンを使っていただいても、自分以外の方が作品をお作りになったり、キットをお作りになるのを拝見させていただくと、同じデザインのものでも、全く違ったイメージのものになるのが、本当に面白くて楽しいです。描いたものを受け取られた方がどのように解釈されるかによって、新しい命を吹き込まれるようで、それは最初にわたくしが想定した以上の世界を繰り広げてくれます。作品として仕上げる方のエネルギーの前には、パターンデザインなど、それほど大きな意味は無いのではないか?と常々思っていることが当たっているように思えるのです。使っていただいてこそ、パターンの存在の意味があると、わたくしは思うのです。是非がんばってください。

debbies_mokihana_dep500もうひとつは、月一会合にゲストをお迎えできたことです。彼女は町田・相模原を中心として教室を展開されておられる先生で、わたくしがお誘いしましたら、快く出席を快諾いただきました。ここのところ、まったりとマンネリ化しつつある会合に新しい空気を運んでくださり、一同久々にいろいろな意味で楽しい時間を過ごしました。彼女はこのブログの読者で、トレースしたハワイの有名作家のパターン(モキハナ)をアレンジしたものが制作したいとお考えくださり、画像のようなデザインをリサイズして描きました。275×275cmのパターンを110×135cmサイズに、イメージを残したまま、描き変えてほしいとの要望でございました。来てくださったことが嬉しかったので、オーダーをお受けして、すぐに作業にかかり、今さっきご提案差し上げたところでございます。

この先生が新しいメンバーとして、とんでもない私たちの会合のメンバーになっていただけるかどうかは、わたくしどもの姿勢にかかっていると襟を正すのでございます。ハワイアンキルトについて知りたい、学びたいという方の輪が拡がってゆけばいいなあと空を見上げるわたくしでございます。

過去のデザイントレースしたことありますか?

mokihana_depときどきわたくしは、昔のデザインパターンを描き起こしてみたりします。これはMokihanaのデザインで、275×275cmのサイズで昔制作されたパターンです。これは、以前KG様という方が実際のサイズで仕上げたものを拝見させていただいたことがあります。このパターンをデザインしたハワイの有名作家は、モキハナというモチーフを好んでいたようで、このデザイン以外にもモキハナの素晴らしいデザインを残しています。

このデザインはわたくしがハワイアンキルトのおもしろさを教わった作品のひとつで、たかがハワイアンキルトと決して言えなくなったデザインでした。8分の1に折り曲げた布をカットして広げる。それは子どものときに、折り紙を折って模様を描き、はさみで切って広げて、偶然出来た模様を眺めて面白い、つまらないと遊びに近い手法がハワイアンキルトだと思っていたわたくしに、衝撃を与えたデザインでございます。

2006年に実際に作品を作りあげたKG様によって、リアルに目の前にこの作品が現れたことにひどく感動し、制作者に深い尊敬と感謝の念を抱いたことは今も忘れません。今でも、その作品のできあがり写真は、ちょくちょく見つめる日々でございます。作品の写真を掲載すると、その方にも失礼なので、元のデザインをトレースしたものを画像としてご紹介します。縫う前のパターンなので、モキハナのモチーフに施された穴や、アップリケをすることで、一回り小さく細く作品が仕上がることになるのですが、それを想像するまでも無く、このデザインはすごい!8分の1だけ描いて、それを広げた結果がこの説得力か。あなどれなし、ハワイアンキルト。と数日間その余韻にひたったことを思い出します。

パターンをトレースしたことってありますか?ひとつひとつトレースすると、デザインの意図や隠されたメッセージなどに気づくことがよくあります。また、伝統の手法がいったい何だったのかということも、パターンをトレースしてみると、すごくよくわかることがあります。それに気づいてほかの作品の写真を見ると、霧が晴れたようにいろいろなことに気づき、すっかりハワイアンキルトにはまってしまったわたくしが今も居るのです。トレースしたパターンは、日本ハワイアンキルト製作所のサイトでもご紹介しております。過去の作品をご自分の勉強のために作りたいと希望される方は、お気軽にお問合せください。

パターンデザインのヒント

designtip_illust3新しいページを追加しました。「パターンデザインのヒント」です。日本ハワイアンキルト製作所のページには販売対象となっているパターン500個以上が公開されているのでございますが、わたくしがどんな精神状態でパターンを描いているのか、きっかけとなっている要素を列挙したページです。生徒様を個人的にには持たない状態での運営ですので、わたくしのところへ、ときどき教室を主宰されている先生方より、ご相談を賜ることがございます。どの先生も最初はどなたかのパターンを使っての教室運営をお考えになっておられ、それぞれがそれそれの状況を経て、結局オリジナルデザインを描かざるを得ないお立場におられる方ばかりとメールに記載されています。その方たちは、ご自分オリジナルのパターンがなければ、生徒が減ってしまうとお考えなのか、とにかくパターン制作についてのご相談をいただきます。

そんなお立場の方が、わたくしごときに何をお話くださるかと言うと、デザインの数を増やす大変さについてで、それならいっそパターンはこうやって描いていますよー。という内容をページに掲載してしまえ。と考えて追加したのがこのページです。あくまでもこれはわたくしのやり方で、これを実践なさるかどうかは全くの自由です。でもねえ、わたくしもデザインを売っているので、気持ちとしては買っていただけると嬉しいというのが本音でございます。作品制作+パターンデザイン+教室運営これを全部お一人でなさるのは、そりゃ大変だと思うので、パターンだけでもお手伝いできたらとWebsiteを作った訳です。

もうひとつ、日本のインターネットで、キーワードを入れても上位に上がるのは商業サイトばかりで、アメリカやカナダの検索エンジンの反応に比べて、文化の色彩が圧倒的に低くなることは恥ずべきこと。わたくし自身はパターンを販売するという目的以外にも、意味のあるWebsiteになるようハワイに行くこともせずにここにずっと居ていろいろ考えているのでございます。

ハロウィン

samplers_dep岡山の女の子が無事に保護されて本当によかった。インターネットの上ではいろいろ言われているようですが、子を持つ親としては、胸をなで下ろす出来事でした。特に、迎えに来てと言われながら、行けなかったお母様の気持ちを考えるともう胸がいっぱいになります。わたくしの子どもたちは二人とも成人しておりますが、今の時代を考えると、まだまだ年端の行かない子どもであることに違いはございません。

そんな子どもたちの秋の行事tして最近メジャーになりつつあるハロウィンの2014年デザインを描きました。ここのところ、100×100cmのデザインを描いて来たのですが、今年は、80×80cmのサンプラーズとして描きました。全部を作りあげてもよし、20×20cmのものをいくつか作るのでもよし、気軽に作っていただけるようなものにしてみました。構成するモチーフ1枚でもご購入できるようにしました。

小さなパターンは、描くことが簡単なように見えてそうでもないようで、ショップでも、小物のパターンの人気が高いようです。まあ、わたくしのショップのパターンをトライアルで買ってみようというお試し期間なのかもしれません。まだまだ早いと思われるかもしれませんが、20×20cmくらいの大きさなら、暑い夏でも作り易いサイズかな?と思います。いくつかつくって、気づいたらサンプラーズが出来上がってました。という状況を想定したデザインでございます。どうぞご覧になってみてください。

クレマチスって書いたら…

kaiho_crematis_500数日前に「クレマチス」について記述をしましたら、柏&志木の教室を主宰する海保先生が、制作中の作品のお写真を送ってくださいました。前にも書いたのですが、クレマチスは蔓植物の女王と言われているのですが、基本のピローのデザインでは、なかなかその植生を表現できずにいます。花びらの切れて制作されている部分は、選んだモチーフでは色がっ変わっている部分です。詳しくはパターン説明ページに掲載している写真をご参照ください。

海保先生の作品はグリーンの濃淡で制作されていましたので、これまた新鮮な感じがいたしました。なぜなら、わたくしが想定した色は、下の写真のような色だったからでございます。
そして、この写真を拝見して、強く、反省いたしました。クレマチスならこの色!と思い込んでいた自分が居たからです。これは昨日ご紹介させていただいた、Akaoka様の作品で、気づいていたはずだったのに、このようなモチーフだとさらにはっきりと気づかされるのです。

kaiho_crematis_500_2作品に使う色やモチーフは、好きなモチーフ好きな色というのが理想です。ご自分の好きな色を持ったモチーフを選んで作品制作できるように、ハワイアンキルトでは多くのパターンを用意しています。でも、こうして海保先生のようにそれがわかっていながら、あえて別の色の組み合わせで作品を作って見るというチャレンジも必要なことだと教えられました。

夜の海辺で見るココナッツの木はシルエットで見える。昼間のココナッツは、緑に見える。こんな単純な色の組み合わせで作品制作するハワイアンキルトですが、色やモチーフの中に、制作者のエピソードがいっぱい詰まっているのかもしれません。なるべくたくさんのお話を聞かせていただきながら、作品を拝見したいと、ずっと思っていたことも、忘れないようにしないといけません。海保先生、作品写真をお送りくださりありがとうございました。

Honu & Hibiscus

akaoka_hibihonu_5005月に埼玉の教室で出来上がった作品と同じデザインのものが、今度は山梨の村上先生の教室でもできあがったと写真を送っていただきました。同じデザインでも、色や仕上げが違うとまた新しい雰囲気に見えます。パターンを自由にとりまわして作品を制作できることの良さを皆が満喫してくださっていることを感じます。

このHonu & Hibisucusは、最初、全くのオーダーでデザインしたものだったのですが、そんなにたくさんの方に作っていただけないかもしれないと思っておりました。ところが多くの方が気に入ってくださり、わたくしのところに届いた写真もこれで3枚めです。100×100cmというそれなりの大きさの作品が、こんなにたくさん出来上がってくるのは本当に素晴らしいことです。

この作品の制作者であるAkaoka様の作品が、最初に色指定したものに一番近い雰囲気で仕上がって参りましたので、さらに今回は嬉しいです。全く同じデザインをベースにしても、制作者の心がこもると、全く違う作品に見えるハワイアンキルトって本当に不思議で楽しい。全部同じデザインで100枚くらいを同時に見たらまたまた新しい発見ができるかもしれないなどど思ってしまいました。村上先生&Akaoka様、どうもありがとうございました。また、写真をお送りください。